ゴールを達成するには、自分にはそれだけの能力があるという自己評価(エフィカシー)が大切です。自己評価が低いとゴールを諦めたり、やる気がなくなって行動が鈍くなったりします。自己評価を高めることで、やる気が出てゴールに対して前向きに進んでいくことができるようになるのです。
ではどうしたら自己評価を高められるのでしょうか?高めた方がいいのはわかるけど、具体的な方法がわからない方も多いでしょう。いろいろな要因がありますが今日はそのうちの一つをご紹介します。
脳科学でやる気を高めるポイント
それは体調です。体調によって気分が左右されて自己評価が変わります。
例えば風邪やインフルエンザになった時は、動けなくなったり気分が憂鬱になります。何もしたくないという感じになったりします。そうした状態ではゴール達成能力の自己評価も低下しやすいのです。
あるいは睡眠不足であったり、疲れがたまっていたりする状態が慢性的になると、いつも気分がすぐれなくなり自己評価も落ちやすくなります。
もちろん、状態が悪くてもゴールに向かっていくことはできますが、状態を良くすればもっとそれを加速することができます。体調を管理することはゴール達成においてとても重要なことなのです。
やる気と自己評価は風邪の予防から
体調の中でも特に風邪は誰でもなる危険があり、ありふれています。風邪の予防をすることは体調を維持する上で重要なことです。風邪をひきやすい人ならなおさらのことです。
高熱を出すような風邪やインフルエンザのようなたちの悪い風邪を引けば、もちろん心身ともに相当に辛くなります。ただこうした風邪だけではなく、ちょっと調子が悪くなったり、頭や喉が痛くなったりという程度の風邪もあるのです。
風邪だと気づかないこともあるでしょうが、こうした体調の悪化も心の状態に影響を与えています。今日は調子が悪い、やる気が出ないなと思ったら実は風邪の症状だったという可能性もあるのです。
体調を良くする具体的な方法
タイトルにある「鼻をほじるな」というのは、風邪の原因となるウィルスや細菌は手につきやすいので、鼻をほじったりするとウィルスや細菌に感染する危険が高まるからです。
鼻をほじるだけではなく、顔を触る癖があるだけでもリスクが上がります。ウィルスは目や喉、鼻などの粘膜から侵入するからです。こうした風邪になる要因を避けることで、風邪をひきにくくなり体調が安定しやすくなります。
いくつか効果の高い、手軽にできる風邪の対策をご紹介します。
体調の変化に敏感になる
風邪はいきなりなるわけではなくて、「無理が重なった」「出張が多かった」「寝不足だった」などの風邪をひきやすい状態やパターンがあります。また、ひき始めも「喉に違和感がある」「鼻水が出る」といった兆候があります。
人によって様々ですが、こうした風邪をひきやすいパターンやひき始めの兆候に早い段階で気づくことができれば、休養したり、外出を控えるなどの対策をすることができます。
それによって、風邪をひくリスクを下げることができたり、ひいても悪化させないようにできます。体調悪化した時はその時の状態や、そこに至るまでの行動などを分析しておいて、次回は早めに気づけるようにしておきましょう。
洗剤で手をよく洗う
手を洗剤で洗うことで、風邪の原因となるウィルスや細菌を取り去ることができます。手はいろいろな場所を触るのでウィルスや細菌がくっつきやすいです。風邪の予防に最も効果があるのが手洗いです。ただし手荒れをしないように気をつけましょう。
うがいをする
風邪の予防には、喉にウイルスや細菌がつかないようにすることが効果的です。水でうがいすることによってそれらを洗い流すことができます。うがい薬よりもただの水のほうが予防効果が高いことがわかっています。
満員電車などの人が密集した状態を避ける
人がたくさんいるとそれだけ感染するリスクが高まります。なるべく人が密集する場所を避けることが大切です。
毎日30秒水シャワーを浴びる。
冷たいシャワーを30日間浴びることで病欠が29%も少なくなったという実験があります。クールチャレンジという方法です。寒い時期は結構きついものがありますが、慣れるとくせになります。
もちろんこのほかにも、野菜をたくさん食べたり、睡眠をきちんと取る、運動をするといった基本的なことがあり、これらをおろそかにはできません。自分の体の状態に気づいて、改善していけると良いですね。
風邪だけでなく体調を良くしたり、落ちるのを防いだりすることで、自己評価を良い方に持っていくことができます。体調だけで自己評価が決定されるわけではないですが、重要な要素の一つなので気をつけることでゴール達成を近づけることができます。
エフィカシーや自己評価というと、どうやって上げるのかわかりにくいですが、誰でも実践できる地味な方法で上げることができるのです。
まとめ
ゴールを達成する能力の自己評価を高めるための重要な方法の一つは、体調を良くすることです。体調によって自己評価は左右されます。体調が悪くなると気分も下がりやすくなり、自己評価にも影響があるのです。
体調の中でも誰でもかかりやすい風邪の対策をすることが重要です。感染を防いだり、悪化する前に気づいたりすることで安定した体調を作ることができます。
自分自身をモニタリングして風邪の兆候を素早くつかんで休養したり、手洗いうがい、人が密集するところを避ける、クールチャレンジなどの対策法があります。もちろん、食事、睡眠、休養などに気をつけることは言うまでもありません。
普段から気をつけることで、自己評価を良い状態に保っておくことができるようになります。