嫌なことを断ってやらずに済む方法をお教えします。
嫌なことはやらなくていい。それはわかっているけど、人に気を使って断れない、立場が上の人から言われたらしょうがない・・・・・・特にサラリーマンの方ならそう思ってしまうかもしれません。こうした嫌なことを断ってしまえれば、すっきりしますよね。
嫌なことを断れない理由は、ずばり「上の論理を持っていないから」です。
上の論理を持ち出すことによって、気分がかなり楽になるはずです。
具体的なケースで考えてみましょう。サラリーマンで同僚、上司、あるいは友人の目が気になりその人たちに合わせるのをやめるにはどうしたらいいでしょうか?
合わせるとは、会社で定時に帰ろうとしたときに「何で、定時に帰るんだ」「帰るのが早すぎる」「暇だな」と嫌味を言われ、定時に帰りにくくなり残業してしまう。自分に関係ない仕事を嫌と言えずに引き受けてしまう。友人に、飲み会に誘われて断れない。このようなことを言います。空気を読むとも言えますね。
相手に合わせる、空気を読むことは必要なことでしょうか?本当は嫌なことはやめ、自分の好きなように行動したいですよね。これらの解決策は、抽象度の高い視点を持ち、上の論理、つまり抽象度の高い論理を使うことです。
例えば、同僚に関係ない仕事を頼まれた場合。
「そういった契約はしてないからできない」
「会社の規定上出来ない」
と上の論理で断ることが出来ます。
会社で働いている以上は、会社の規定、雇用契約が上の理論です。同僚に仕事を頼まれても、自分の職務と関係ない事なら断れます。
定時に帰ろうとした時に上司が、「早く帰るなんて間違っている」と文句を言われた場合はどうでしょうか。「いったい何が間違いなんですか? 普通定時に帰るものですよ。常に残業している状態は労働基準法で認めてないですし、残業は例外と定められています。」と上の論理である労働基準法を出せばいいのです。
上の論理を持っていないと、相手に嫌われたくないという感情だけで、「空気を読む」「断れない」状況になります。
上の論理をだして相手に嫌われたり不利益が生じた場合の解決策はどうしたらいいでしょうか。会社なら日本の国内法を守って運営しなければなりません。相手の主張が、国内法に違反しているときに「それはだめですよ」と主張するのは正当なことです。それで嫌われてしまうというのは、嫌う方が間違いです。
もし不利益が生じた場合は一つ上の論理を使ってください。
個人的な感情で、職務上の不利益を上司が与えるならば、
・総務に訴える
・社長に直談判する
・労働基準監督所に報告する
このように、上の論理を使っていくと解決します。
サラリーマンは1個上の上司を超えて、「総務や社長に直接発言するのはだめだ」と言う変な思い込みがありますが、自分の気持ち次第でどうにでもなります。ルール違反したほうが悪いのだから、恐れる必要はありません。
仕事だけではなく、普段の生活でも同じことです。常に相手よりも上の視点に立って、上の論理を使っていくことで、嫌なことに煩わされるのも少なくなっていくでしょう。
抽象度の高い視点を持ち上の論理をぱっと出せるようにしておいてください。自分の仕事やプライベートで使える上の論理をいくつか準備しておくといいでしょう。単純に上の論理を知らない場合もありますが、知らない場合は勉強して知識を得てより高り論理を獲得していくといいと思います。
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