ゴールに向かって無意識を焚き付ける「プライミング」についてお話します。
脳内には、ドーパミンという快楽物質があります。ドーパミンは人のモチベーションに深く関わっている物質です。たとえば、食事を食べたり、運動をするなどで脳内でドーパミンが出ます。
ドーパミンが出ると、人は快楽を感じます。たくさんドーパミンを出すとその分気持ちよくなるんですが、ドーパミンの気持ちよさに依存症になってしまう人もいます。たとえば、ニコチンを摂取すると脳はドーパミンを大量に放出するので、タバコがやめられなくなる人もいます。
また面白いことに、お腹がすいたときに、おいしい食べ物のことを考えただけでもドーパミンが出ます。でも快楽物質が出たところでお腹が満たされるわけでもありませんから、快楽物質が先に出ると、脳内では「ご飯を食べたい!」という強いモチベーションが生まれるのです。
この、先にドーパミンが出る脳の仕組みを、「プライミング」と呼びます。プライミングが働くのは食事だけに限りません。たとえば、恋人のことを考えると会いたくなっていても立ってもいられなくなる、というのもプライミングの働きです。
プライミングを利用して、ゴールに対して強いモチベーションを生み出すことも可能です。無意識に対して、「ゴールを達成すると快楽が得られますよ」ということを覚えさせます。そうすると、無意識がゴールを達成したくなって、努力しなくても自然とゴール達成へのエネルギーを生み出してくれるのです。
それでは実際にプライミングを行ってみましょう☆
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・あなたのゴールを紙に書いてください
・ゴール達成のメリットを5つ書いてください
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ゴールを達成したときのメリットを、書き出してみましょう。ゴールを達成したらどんないいことがあるのか、自由に想像してみてください。この方法を使ってゴールと快楽を結びつけられればプライミングは成功です!
★★注意点が2つあります。★★
まずメリットは、自分が「いいな~」と快楽を感じるものにしてくださいね。たとえば、「お金持ちになる」というゴールに対して、「株をたくさん買える」というメリットを書いたとしても、じゃあ本当に株をたくさん買って「いいな~」と思うのか?と考える必要があります。
確かに株を買えるのはメリットかもしれませんが、それに対してドーパミンが出てプライミングが働かなければなんの意味もありません。
もう一つは、「ゴールを達成したら、自分へのご褒美をあげる」というメリットにしないようにすることです。もちろん、それでもある程度効果はあると思いますが、ゴールを達成しなくても自分にご褒美をあげることはできますよね。
それは自分でもわかっているわけで、わざわざゴールを目指す強い動機づけにはなりません。たとえば、「ゴールを達成したら、ハーゲンダッツを食べられる」という「アメ」を用意したところで、ふらっとコンビニで買えてしまいますからね笑。メリットはあくまでも、「ゴールを達成したらどうなるか?」である必要があるんです。
ゴールを達成したらどんな素晴らしい世界が待っているのか、存分に思い浮かべてみてくださいね♪その快楽が強烈であればあるほど、あなたのゴール達成は近づきますよ。
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