私たちはいつもフレームでものごとを捉えています。フレームというのは、「認識の枠組み」のことです。
たとえば、ある人が求人広告を見たときに、
サラリーマンフレームなら「今の職場よりも良い条件かな?」と考え、
経営者フレームなら「この広告、いいキャッチコピーだな」
と考えるように、フレームによって捉え方が違ってきます。
私たちは、それぞれフレームを持っていて、フレームはなかなか壊れません。そのため、
・いつも同じような思考パターン
・同じような失敗をする
に陥りやすいのです。
よく、「ダメな男ばかり寄ってくる」という女性がいますが、その原因は彼女のフレームにあります。彼女のフレームが変わらない限り同じような男を好きになるし、同じような男が声をかけてくるのです。
私はいつも、「現状の外側にゴール設定しよう」と言っていますが、これは言い換えると「フレームを変えよう」というのと同じです。
人間は自分のフレームにはないことを考えたり、認識したりすることができません。サラリーマンは経営者のことがわからないし、経営者はサラリーマンのことがわからないのです。また、男は女のことがわからないし、女は男のことがわからないといったことも起きます。
現状の外側に行くとは、違うフレームに移行することです。フレームが変われば、今までと全く違った見方ができるようになり、成功する方法が見えるようになります。
フレームを変えるには、イメージの力が必要になります。わたしたちのイメージは、フレームの内側にとどまりがちです。放っておくと、同じことばかり考え、今と大して変わらない未来を想像してしまいます。
そこで、イメージをいったん解放してみましょう。
あなたが欲しい理想の未来をイメージするのです。
「何でも願いが叶うなら何をするか」「100億円あったら何に使うか」など、自由にイメージして見ましょう。
まずは理想のイメージを作ることが大切です。成功しない人は、すぐに解決策を考えたり、具体的な方法を考えたりしてしまいます。そうすると、今の自分の頭で考えられるような既存のフレームの中にとどまることになります。
その結果成果が出ないまま同じようなことを3年も5年もやっていたりするのです。心当たりがあるとしたら、方法を考えることをやめてフレームを変えなければいけません。
なので解決策や具体策を考えるのではなく、まずは理想の未来を作ってくださいね。
成功するための方法は、今見えていないものです。そのため、どんなものかは現状の自分には想像もつきません。成功しない人は、現状の自分のフレームで考えますが、本当の解決策はあなたのフレームを無視してやってきます。
つまり方法は指定することができず、フレームを壊す形で降ってくるのです。もちろん良いものもあれば嫌なものもあるでしょう。
しかしその時に、既存のフレームからジャッジするのではなく、新しいフレームと方法を受け入れることも大切です。
なので既存のフレームから考えずに、理想の未来のイメージを作ってくださいね。そして良いことも嫌なことも全て必要なことだと理解して心を開いておきましょう。
この記事へのコメントはありません。