お客さんのためにビジネスをする
あなたは、誰のためにビジネスをしていますか?稼げない人は、自分のためにビジネスをしている人が多いです。もちろん、お金を儲けるのがビジネスですが、お客さんのことを考えなければ、成り立ちません。
お金を儲けたいからというだけでビジネスをしていてもうまくいかないのです。また、自分が好かれたいとか、否定されたくない、と思っていても稼げるようにはなりません。
あなたがコーチとして、稼ぎ続けたいなら、お客さんのためにビジネスをしましょう。
お客さんの必要なことを考える
お金を儲けたいだけでビジネスを考えようとすると、どうしたら買ってもらえるか、どうしたら売れるか、という次元で考えるようになります。
それで集客スキルがあればいいとか、ライティングスキルがあれば、と、自分視点でしか見れなくなっていくのです。
しかし、スキルを使っても、ツールを使っても、お客さんに必要とされない限り、売れることはありません。必要じゃない商品は、ゴミと一緒だからです。
お客さんためにビジネスをする、というのは、お客さんが必要なものや、解決したい悩み、叶えたい希望などを、提供する、ということです。
価値を提供する、という考え方がありますが、価値というのは、お客さんが欲しいものです。自分が価値というものを持っていて、それを売り込むのではありません。
稼げない人は、この点を勘違いして、自分の視点で「良い商品」を作ろうとします。それで、いろんな資格とか、スキルなどを身につけて、「良い商品」を作るのですが、売れないのです。
ビジネスを成功させるには、「良い商品」ではなく、売れる商品を作る必要があります。売れる商品があれば、それは、お客さんにとって良い商品だと思ってもらえます。
売れない商品を作って、それを売ろうとするので、余計な労力が必要になってしまうのです。
では、どうしたら売れる商品が作れるか、というと、お客さんが何を欲しているのかを、考えることから始まります。それがビジネスのスタートです。
情報発信も、お客さんが必要としていることを、発信していくのです。
例えば、健康コーチなら、お客さんになる人は、健康がすぐれない人とか、もっとエネルギッシュに生きたい人などがいます。
そうしたら、それらが解決したり、問題に気づけるようなことを発信していきます。そうすると、その情報を必要としている人は、読んでよかったとか、面白い、と思うのです。
そして、あなたは、必要なことを提供してくれる人になることができます。情報に価値が生まれるのです。
小手先のテクニックを組み合わせたら、アクセスが増えて、売れる、という表面的なことではありません。本質的には、書き方とか、テクニックとかは優先順位が低いのです。
そもそも必要とされる情報でなければ、価値0のゴミになってしまうからです。ゴミをいくら装飾しても意味がないですね。
文体とか、誤字脱字とか、論理とかも、多少おかしくても問題ありません。なぜなら、お客さんは、間違い探しに来ているのではなく、必要な情報を探しているからです。
つまり、内容に価値があれば、勝手にお客さんの方で情報を拾ってくれるようになります。
価格を下げて売らない
稼げない人はよく、値段を下げることで売ろうとしてしまいます。売れないと、価格を下げて、すごく安くしてしまうのです。
これはお客さんのためになっているわけではありません。
商品が売れない、ということは、お客さんにとって必要がないのです。だから、本来売るためには、お客さんが欲しいものを提供する、という発想が必要です。
しかし、それをせずに、安くすることで売ろうとするなら、商品はよくなりません。要らないものは、安くても要らないことが多いので、やはり値段を下げても売れません。
安くするのには、後で文句を言われないため、という心理も働いています。
例えば、100万円以上の商品を売るとすると、それは売る方にも覚悟が必要になります。100万円以上の価値を提供しなければならないからです。
安い値段にすれば、もしうまくいかなかったとしても、お客さんも、まあいいかと思うことが多いでしょう。売る側のリスクが低くなります。
結局、大して役に立つか、自信がないので、安く売ってしまっているのです。
私は100万円以上でコーチングをしますが、クライアントになってもらったら、最低価格以上稼がせるという覚悟を持っています。
その上で、仕組みも完成させて、ビジネスやコーチングのスキルも教えるので、継続して稼げるようになってもらうのです。ビジネス以外のコーチングもするので、値段の何倍もの価値をお渡ししています。
もちろん、私の力だけで稼がせるわけではないので、クライアントの力も必要です。そのため、私は人を選んで契約しています。
本気でない人を変えるのは無理だし、変える理由もないので、私のクライアントにはなれません。
価格を安くして、買ってもらおうとするのではなく、価格以上にクライアントの役に立つように考えてみましょう。そうしたら、あなたも、お客さんも、豊かになることができます。
ビジネスに本気で取り組む
私は、豊かさを伝えられるコーチをどんどん増やしていきたいと思っています。コーチング業界を改革するとか、全然考えていないですが、結果的に良くなるでしょう。
コーチングは、とても良いものだと思うので、継続して活躍できるプロコーチを育成していきたいと思っています。
今のコーチング業界は、スクールとか、資格が優先になっていて、稼げないコーチを量産しています。コーチは稼げない、という感じにすでになってしまっています。
すごい宣伝文句で売っているスクールとかもあるのですが、結局、学んでも生活できないレベルなら、何を学んでいるのか、と思われてしまいます。
プログラマーは需要があるので、スクールに行ったら、就職して稼げる人が多いです。人手不足なので、フリーでも、平均以上に給料がもらえます。
会社がクライアントを集めてくれて、これができたら売れる、というスキルもはっきりしています。
コーチは、それとは違って、自分でクライアントを集めてくる必要があります。売れるスキルとか、資格があるわけでもありません。
だから、しっかり、ビジネスをやる必要があるのです。そのため、私は、ビジネスもコーチングも、どちらも同時に教えています。
稼げるコーチが増えれば、コーチング自体が価値あるものだと、認識されるようになるでしょう。
その時には、お客さんは、稼げるコーチのところに集約されていきます。ちんたらやっていても、お客さんが待っていてくれるわけではありません。
ビジネスに本気で取り組まないと、現状は変わらないのです。
あなたも、本気で稼ぐ覚悟を決めてくださいね。
稼ぐためには、自分のことだけではなく、お客さんのことを考えましょう。お客さんが必要としているものを渡せれば、お金は入ってきます。
そうやって、クライアントも、コーチも豊かになれるコーチングを目指してください。