今回は、
スキルは高いのに稼げてない人へ、
と言うお話をします。
コーチの方で、
コーチングスキルを頑張って
勉強している人がよくいます。
〇〇認定資格を取ったり、
〇〇上級トレーナーを取ったりと、
真面目に勉強しているタイプの人です。
そう言う人は、
スキルを学んで高めていくと、
その延長線上の未来で稼げるようになる、
とイメージしています。
だから様々なスキルを学ぶわけです。
私も一時期
そんなふうに思ったことがあります。
スキルを上げれば、
自分も成功できるし、
いろんなスキルがあった方が
多くのお客様に対応できる。
そして、
多くのスキルがあった方が、
お客様を成功させられる、
と考えていたわけです。
なので、スキルを高めることが
合理的だと考えていました。
しかし実際には、
スキルを学んだからといって
お客様が成功するわけでも、
自分が成功するわけでもありません。
なぜなら、成功する要因は
そこにはないからです。
むしろスキルを学ぶことで、
実は自信がなくなります。
それは、スキルはいくらでもあるし、
上には上がいるからです。
そのため、
「まだ足りない」
と思うようになります。
まだ足りない、と言うことは、
「自分には能力がない」
と考えるということです。
なので、スキルを学んでも
セッションに自信がなかったりします。
その不安をカバーするために、
いろんなセミナーや、本を読んだり、
スキル講座に行ったりするわけです。
そんなことをしていても、
完璧な人間はいないので、
いつまでも欠点は見つかります。
なので、そのように、
知識やスキルでカバーしようとすることを
やめなければいけないのです。
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スキルでは稼げないビジネス上の理由
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また、ビジネス面でみても、
スキルを学んだからといって
稼げるわけではありません。
多くのコーチが、スキルを高めると、
自分の商品価値が高まる、
と考えているでしょう。
だから、スキルへ投資することが
合理的だと思うわけです。
ところが、スキルを学んでも
商品価値は高まりません。
なぜでしょうか?
商品価値が高まる、
と思っているのはコーチ自身だからです。
価値はどのように決まるかというと、
お客様が決めます。
お客様が、
「商品にいくら払えるか」
によって最終的には価値が決まるわけです。
なので、お客様がどう思うかが大切です。
ぶっちゃけスキルは下手くそでも、
初心者でも、お客様が欲しいと思えば
高額でも売れます。
私も実際に、スキルもないし、
セッションの仕方もわからないのに、
50万円くらいの商品を売っていました。
一方で、なんとか上級資格とか、
なんとか協会資格を持っている人たちが
5千円1万円の商品で
苦労していますよね。
この時、真面目な人は、
「ずるい」
「ぼったくり」
と思うでしょう。
なぜなら、労働者思考だからです。
労働者は、価値ではなくて、
労働時間で考えます。
その時給が、
2000円か3000円くらいです。
なので50万円の商品を売るのは
めちゃくちゃ大変なこと、
と考えるでしょう。
もしくは、
とんでもないスキルがある人じゃないと
売ってはいけない、と思うわけです。
これがお客様視点の欠如です。
ビジネスは、
お客様が価値があると思えば、
お金をいただけます。
なので、お客様が欲しいと思うものを
提供できればいいのです。
その値段がいくらであっても、
本当に欲しいものなら
お客様がいくらでも出します。
そのため、稼げるようになるには、
お客様が本当に欲しいものを売って、
なるべくたくさんの利益を
いただくことが大切です。
なので、
スキルがあるとかないとかは
関係ありません。
大事なのは、
お客様が欲しいものを
渡せるかどうかだからです。
稼げないコーチは、
それができないので、
その穴をスキルで埋めようとします。
しかし、
埋める穴を間違っているから
売れないのです。
本当はお客様のニーズと言う穴が
ポッカリと空いていることに
気づかなければいけません。
ニーズが読めないから、
いろんなことが必要だと
勘違いするわけです。
ニーズがわかれば、
稼ぐのは簡単だとわかります。
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お金を受け取れないのにスキルを学んでも無駄
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そうはいっても、
罪悪感がある人が多いでしょう。
この罪悪感があるために、
お金を受け取れないコーチが
ほとんどです。
スキルを学ぶのも、
罪悪感があるからです。
反対にいうと、
「スキルもないのにお金は受け取れない」
と思っているのです。
このことを労働者は、
「当然でしょ」
と考えます。
そのため、
お金を受け取るにはスキルが必要、
と考えるわけです。
このように、
学ぶことで罪悪感を埋めようとします。
この思考では、
いつまでも学びはやめられません。
なぜなら、
お金を受け取ることに罪悪感が
あるままだからです。
いくら学んでも、
お金を受け取ってはいけない、
と思っている人はお金を受け取れません。
お金を受け取るのは悪いことだからです。
誰でも、悪いことをしてまで
稼ぎたくありません。
なので、
資格をいくつも持っているようなコーチが、
1万円のセッションをするのです。
そんな人は、
1万円をもらうのも悪いと思うでしょう。
なぜなら、
稼げない労働者のコーチ仲間ばかりなので
1万円でも高いと思うからです。
それが稼げない根本原因です。
コーチングで
1万円の商品を売っても稼げません。
なぜなら、
薄利多売ができないからです。
セッション単価が1万円なら、
月30万円稼ぐのに、
月に30人集客しなければ
いけませんよね。
そんなたくさんの集客をし続けるのは
無理があるわけです。
なんとかできたとしても、
とても忙しくなり、
収入も大したことはありません。
なので、
お金を受け取れない思考を
直さない限り
成功はできないのです。
お金を受け取るには、
お金を受け取っていいと
許可を出すだけです。
まだまだです、とか、
もっとスキルがないと受け取れません、
と思っているうちは成功できません。
周りの労働者の相場を見て
罪悪感を感じていては稼げないのです。
それでは、
いつまでもスキルアップの学びや、
セッション練習会でスキルを
上げようとするでしょう。
しかし本当のスキルは
そんなところでは身につきません。
稼げるスキルはお金を受け取らないと
得られないからです。
スキルを学ぶのは、
単にお金を受け取れない
言い訳でしかありません。
だから、コンフォートゾーンを
守っているだけなのです。
そうではなく、
高額のお金をいただいて、
本気でセッションをすることです。
それしか自分が成功する方法も、
お客様が成功する方法もありません。
自分もお客様も信じて
覚悟を決めてセッションをしましょう。
お金を受け取れないコーチは
成功できません。
成功できないコーチの
セッションを受けても
誰も成功しません。
それはスキルの問題ではないのです。
なので、
稼ぐと決めて
先にお金を受けとることです。
このことの理解して
あなたも稼げるようになってくださいね。