豊かさとは何か?
あなたは、豊かさって何だと思いますか?
お金がたくさんある
資産がある
高級車に乗っている
社会的地位が高い
こうしたことも豊かさの一つと言えます。ただ、豊かさは、本質的には何でしょうか。豊かさとは、無駄や余分のことです。
サンセットビーチの豊かさ
私は3年前、スペインのイビザ島という地中海の島に行きました。イビザは、砂漠です。砂漠と言っても、岩や山の砂漠で、低い木が生えていました。
時々赤土のオリーブ畑があったり、白くて四角い家々があります。その中の舗装された道路を黒のフォルクスワーゲンの小型車に乗って、ビーチに行きました。
岩山に囲まれた、100mくらいの狭いヌーディストビーチです。
私と一緒にイビザに行ったのは、私の一つ上のお金持ちの家の娘と、50くらいの、ロンドンでアーティストをしている人でした。
ビーチには、20個くらいのパラソルとビーチチェアがありました。端の方では、コンガのバンドがアフリカンリズムを叩いて、その周りに白人たちが集って踊っています。
「気持ちいいね〜!」
「そうだね」
「あの辺にしよっか」
そう言って、ビーチチェアに寝転がります。水色の袋のイビザ限定ポテトチップスや、買ってきたパンを食べたりしていました。
私は、他の二人はどうしてるのかな〜と思って見てみたのですが、2人とも、サングラスをかけて、地中海の気持ち良い太陽の光を浴びながら、ビーチを満喫しているようでした。
「石切山くん楽しんでる?」
「あ、うん」
と言ってみたものの、「ビーチで楽しむ」という頭がなかった私は、ソワソワしていました。
「これ、どうやって楽しむのかな」と正直思っていたのです。よくわからなくて、寝転がったり、座ったりしていたのですが、どうも落ち着かない。
しまいには、「こんなとこにいていいのか?」とちょっと不安になってきました。
他の2人は相変わらずのんびりしているんですよね。結局、その時は、ビーチでの楽しみかたはよくわかりませんでした。
功利主義と豊かさ
ではどう楽しめばよかったのか、というのは、今はわかります。それは、ただビーチでのんびりして、日光浴しながら、風に乗って聞こえてくるコンゴと波の音を聞いていればよかった、ということです。
そこで色々考えるのもいいし、何も考えなくてもいい。
そして、それが豊かさだということです。ただ何もしないこと、気持ちいいことをする。五感を満足させる、ということは贅沢なことです。
特に役に立つわけでもありません。
もっとも大きな目で見れば、そういう時間を過ごすことがクリエイティビティにつながっているでしょう。
スペインは、2時間くらいシエスタという昼寝時間があります。特に夏の昼間は、太陽の光が刺すように強いので、ボーっとします。シエスタをするのも納得です。
そんなのんびりしているスペインですが、一人当たり生産性は、日本が26位、スペインは31位で、まあまあな感じです。
逆に、日本はせっせと働いているイメージがありますが、それでも26位なので、効率が悪いのかもしれません。
それはいいとして、豊かさというのは、無駄とか余分の中にあります。原始時代の人類なら、一日のほとんどを食べることに費やしていましたが、今は日本では食べることの心配はありませんね。
だから、のんびりしたり、漫画を読んだり、旅行をしたりできるのです。これらは、無駄な贅沢であり、豊かさの象徴です。
勉強をすることも豊かさです。
功利主義的な勉強は、豊かさとは言えないでしょう。今の世の中では、勉強してお金を稼ぐとか、勉強して成功する、ということがよく言われています。
もちろん、それは良いことだと思いますが、豊かさとは違う視点のものです。
勉強も、無駄や余分としてやるから豊かになります。知りたいから本を読むとか、好きだから哲学をする、といったものです。
豊かさはお金ではない
私は、豊かさを伝えられる、豊かなコーチを育てたいと思っていますが、これはお金が稼げる、ということだけではありません。
お金は、条件の一つでしかないのです。
ただ、ビジネスをやる上で、お金は本当に大事です。なぜなら、ビジネスはお金を回すことだからです。お金は関係ない、とか、社会貢献すればいい、というのはビジネスにとってはただの甘えでしかありません。
ビジネスとお金にコミットできないと、お金の面でも時間の面でも、逆に自由度がなくなっていきます。
だから、プロのコーチであれば、しっかり利益を上げる、ということが必須です。
でも豊かなコーチになるには、自分がやりたいことをするのはもちろん、余分や無駄を楽しむことが大切です。
なので、私は、仕組みづくりをしっかりやって、楽にできるビジネスを教えています。そうしたら、時間やお金の余裕ができて、豊かさを生み出すことができるのです。
しかも、コーチングを仕事にしているので、仕事の時間も楽しみます。どの時間も自分のやりたいことができる。しかも何もしなくていい時間も増える。だから時間の豊かさが手に入りいます。
ただコーチが儲かるから、とかの理由では、やって欲しくないと思います。コーチングってそんなに効率がいいビジネスではないですよ。
もちろん、これからコーチをやってみたい、興味がある方は歓迎します。
コーチングを勉強することの意味
コーチングの勉強も、ある種無駄だから楽しいのです。だから、無駄に楽しめるようになってほしいと思います。
そのため、稼げるコーチになって、利益が出た分から、勉強をする、という状態を目指してください。そうしたら、安心して、無駄なことを、無駄に楽しむことができるでしょう。
稼げないから、スキルを学ぶというのはストップしましょう。
勉強は、利益になるかわかりません。コーチングスキルが上がったからと言って、稼ぎになるわけではないのです。
でも余剰として、知的好奇心を満たすために、コーチングを、稼げなくても学ぶというのが、本当に楽しいコーチングの勉強です。
私は、コーチング業界は長いですが、ある時期から、コーチングスクールに、コーチングの勉強をしない人たちが来るようになりました。
それってコーチが稼げそうだから、来ているの?と思いました。それ以前は、コーチング自体が好きなマニアばかりが来ていました。講師よりも詳しくて、講師を困らせるくらいだったのです。
好きだから、知りたいから学ぶコーチングの世界を知っています。私のクライアントさんもそういう人が多いです。
稼げないから、資格とかスクールで稼げる期待をする、というのはちょっとずれています。
コーチングは、学んでも稼げません。でも学ぶのは楽しいです。これは贅沢なことです。
その贅沢を、稼げていない時にしていると、お金や時間がなくなっていって苦しくなります。スキルや知識が増えても、収入は増えないからです。
コーチを目指している、場合、まず稼ぐことに集中してください。
あなたは多分コーチングが好きだと思います。なので、コーチングの知識はかなりあるはずです。今はビジネスに頭を切り替えましょう。
豊かさを伝えられるコーチになる
私は時間とお金と豊かさを手に入れた稼げるプロコーチを増やしていきます。あなたが、そうなりたいなら、私が全力でサポートします。
豊かさを手にいれるには、マインドセット、ビジネスの正しいやり方が必要です。それができて、稼げるまでサポートします。ここまでやっているコーチはほとんどいません。
お金を稼いだだけでは豊かになることはできません。仕組みを作り、豊かさを引き寄せるマインドセットも手に入れて欲しいと思います。
そうしたコーチが増えることで、クライアントにも豊かさを伝えられるようになるのです。
あなたも豊かなプロコーチになって、コーチングを楽しみながら、お金を稼いで、社会貢献をしていきましょう!