「信長アファメーション」で抽象度を上げる
織田信長は抽象度を上げる
アファメーションをしていました。
それが有名な、
「人間50年〜」という歌です。
私たちも使うことで
抽象度を上げることができます。
なぜなら、これが
「時間を一瞬に縮めてしまう」
からです。
またその他にも、同じ原理で
「抽象度を上げる仕組み」
をご紹介しましょう。
歴史ファンにはお馴染みですが、
知らない人のために解説します。
織田信長は、
日本の戦国時代の武士で、
日本をほぼ統一し、
江戸時代につながる基礎を
築いた人です。その信長は、
「人間50年、下天の内をくらぶれば
夢幻のごとくなり」
という昔の歌を好んでいたそうです。
この意味は、
「人の世の50年は、
天界の1日であり、
夢やまぼろしのようなものだ」
ということです。
信長が桶狭間の合戦に
向かうときに歌ったと、
『信長公記』に記録されています。
この歌を歌うと
抽象度が上がるのはなぜか?
それは、50年を1日と感じてしまう
「時間の凝縮」が起きるからです。
例えば、私たちは
地層や化石を見るときに、
何億年という時間の流れを
一瞬のことのように感じています。
一つ一つの地層には、
膨大なドラマがあったに
違いありません。
しかし、
土が層になっている様を見る時、
それを凝縮してみることができます。
信長はきっと人間の世の中を、
高い視点から見て、
「一瞬のこと」
のように感じていたのでしょう。
あるいは、そのように思うために、
「人間50年」
と歌っていたのかも知れません。
本能寺の変で信長が死んだのは、
偶然にも50歳手前でした。
私たちも、信長のように、
時間を凝縮して見れば
抽象度を上げることができます。
私たちは普段「人間時間」
で過ごしています。
人間時間は、
だいたい100年くらいで
完結する視点です。
これを、天界レベルにあげてみると、
人間の一生は2日間
ということになります。
自分が天界に行ったつもりで、
50年は短いと想像してみましょう。
2日間のうちに、人間が成長して、
死んでいくのです。
あるいは、地球時間で考えてみます。
地球は46億歳と言われています。
また、50億年後には、
太陽に飲み込まれてしまうそうです。
その時には、
人類はいないかも知れませんね。
地球の一生は約100億年として、
地球のつもりになってみてください。
誕生してから、海ができて、
生物が生まれ、人間が生まれ、
やがて太陽の熱で干上がり、
飲み込まれていく。
こう言う想像を
早回しでやってみると良いでしょう。
イメージが湧かない場合は、
動画がyoutubeに
たくさん落ちているので、
見てみると良いと思います。
ちなみに、弥勒菩薩は、
56億7000万年後に、
悟りを開いて人々を救済するそうです。
もう地球消えてますけど笑
仏教ではこう言うとんでもない
大きな数字をよく使います。
これも、人々の抽象度を上げて、
「人間の世界なんて、一瞬だよ」
ということを教えているのでしょう。
あなたも、自分なりに、
長い時間を一瞬にしてしまうような
世界観を作って見ると、
抽象度が上がります。
今回ご紹介したもの以外にも、
興味を持てるものがあるでしょう。
とりあえず、信長公と同じように
「人間50年、下天の内をくらぶれば
夢幻のごとくなり」
と歌ってみてはいかがでしょうか。
きっと良い
アファメーションになることでしょう。
まとめ:
信長は「人間50年」という歌を好んでいました。この歌は抽象度を上げます。なぜなら人間の50年を1日に凝縮してしまう視点を作るからです。長い時間を一瞬に感じることで抽象度が上がるのです。私たちもアファメーションとして利用できます。そのほかにも、地球時間や、地層時間、仏教時間などの世界観を自分の中に作ることで、抽象度が上がります。自分が好きな時間を探してみましょう。とりあえず「人間五十年〜」と歌ってみると吉。