どんなコーチ像があるか
あなたはどんなコーチになりたいですか?コーチングをしていく上で、どんなコーチになりたいか、というイメージを持つことは大事です。
そのゴールのイメージに合わせて、どんなコーチングをするのか、誰に来て欲しいか、といったことや、ビジネスのやり方が決まります。
なのでまず自分がやりたいことや、理想の未来のイメージを持つことです。
しかしそもそも理想のイメージを持っていなかったり、ビジネスをやっていてもずれてくる人もいるようです。
そうすると、コーチングをするのもビジネスをするのも苦しくなってくるでしょう。
自分がやりたいことをしながら、稼ぐためにはゴールを持って、そのイメージを確かにしていきましょう。
人に合わせなくて良い
コーチとして稼ぎ続けるには、まずコーチとして活動を続けていけるかが大切です。なぜなら、コーチングに興味がないのに、コーチをやり続けるのは難しいからです。
やりたいことじゃないとどのみち続かなかったり、どこかでブレーキがかかってしまうので、まずコーチングをやりたいかどうかを考えることです。
もちろん、コーチをしている人なら大抵はやりたいと思っているでしょう。
しかしコーチングはやりたくても、「自分がやりたいコーチングか」は重要です。自分がやりたくないコーチングをしていると、それも嫌になってしまいます。
なので、コーチであっても自分がどんなコーチングをしたいのか、どんなコーチになるのか、という未来のゴールが必要です。
コーチングを続けられない人は、自分が何をやりたいかが見えていなかったり、やりたいこととずれたことをしています。
例えば稼ぐために、稼げそうなことをしたり、稼げそうなポジションに入ろうとすることです。
そうすると、自分が伝えたいことも伝えられなくなったり、ビジネスが止まったりします。
稼げてないコーチは、稼げている人の真似をしようとしますが、形だけ真似できても売れるわけではありません。
なんでもやっていい、という状態であっても、集客がとか、マーケティングが、と考えてやりたいことからずれていってしまうのです。
その結果、多くのコーチが同じようなことをやっています。そんな感じで集客をしても、マーケティングをしてもお客さんは来ません。
情報発信するのも、自分がやりたいことや、伝えたいことを伝えていくことです。
言いたくないことを言おうとしたり、無理に何かを言おうとすれば、言うことがなくなってしまうでしょう。
なので自分がどんなコーチになるのか、何をやりたいのか、といった方向をよく考えてください。
稼げそうだから、といって、SNSをたくさんやるとか、アメブロで無理に投稿するとか、集客術やコピーライティングで何とかしようとするほどずれていきます。
ゴールから考えて、今必要なことをするのです。
ゴールにいる自分や、未来に来るクライアントに向けて発信していけば、その人たちが来てくれます。
だれをクライアントにしたいか
どんなコーチになるか、を考える上で、「誰をクライアントにしたいか」「誰に来て欲しいのか」をイメージしてください。
誰でも来て欲しい、と思う人も多いでしょうが、それでもどんな人が来るのかのイメージがあるはずです。
そのイメージの中で、何に悩んでいる人か、どんな希望や願望を持っている人かを見てください。そうすると、共通するものがわかるはずです。
それはあなたがどんな人を一番助けたいと思っているかです。
ここでボランティアだけやりたい人は、無料でもいいですが、コーチングビジネスをしたい人は、お金を払ってでもコーチングで変わりたい人が、未来のクライアントになります。
ビジネスをするには、あなたが助けたい人と、お客さんのニーズがあっていることが必要です。助けたい人であってもお金を払わない人をクライアントにすれば、ビジネスになりません。
ここで罪悪感を感じる人もいると思います。困っている人を助けなければいけない、と思うからです。
しかし、結局お客さんはお客さんの都合で動いています。
商品を30万円以上にしても、本気で変わりたい人なら、苦しい状況でもお金を払います。それほど変わりたくないから、お金を用意しないのです。
それは30万円を払う痛みより、今の困っていることの痛みの方が小さいということです。なのでお金を払うくらいなら、変わらないで我慢する方がマシ、と思っています。
安い価格でやったらいいとか、無料で助けた方がいいと思っても、お客さんの都合があるので、格安や無料でも文句を言われるでしょう。
むしろそういう人の方が依存的で文句が多いのです。
なのでまず自分のゴールから考えて、誰を助けたいのかを設定してください。自分自身が気持ち良くコーチングできたり、楽しくなる未来を選びましょう。
そして、クライアントにどんな風になって欲しいのかをイメージしてください。
悩みがある人なら、その悩みを解決した後どうなるのか、あるいは目標を達成してどうなって欲しいのか、というイメージを持ちます。
どんなクライアントが来て、その人たちがどうなるのか、というイメージを明確にしていきましょう。そしてそれに基づいて、発信していくのです。
そうすれば、そうした未来を実現したいと思う人が来てくれるようになります。
稼げた後の世界
稼ぎたいと思っている人は多いですが、稼いで何をするのか、何で稼ぎたいのか、ということを考えている人は少ないです。
大抵は何となくお金が欲しいと思っていたり、何となくお金があったら偉いと思うくらいでしょう。
どうしてわざわざビジネスをする必要があるかです。その理由がなければ、稼げるようにはなりません。
ゴールが達成するためには、それをどうしても欲しいか、ないと本当に困るか、どちらかです。
なのでどうしても欲しいとか、ないと困るという未来のイメージができていることが大切です。それをリアルに想像した時に、どう思うかです。
その未来のイメージが強くなれば、未来の側の現実を脳が選択するようになります。しかし、未来のイメージが弱ければ、現状が選択されます。
変われない人は、未来よりも現状の居心地が良いので変われないのです。現状を変えたい、と思ってはいても、それはビジネスをしてまで変えたいわけではありません。
サラリーマンで大変でも、安定して給料がもらえる方が安心なら、その方がメリットが大きいから変わらないわけです。
わざわざ忙しいのにブログを書くとか、お客さんに断られたりしてまで変えたくないと思っています。
その現状のイメージが入れ替わって、コーチングビジネスで独立しているイメージが選択されると、今度は会社で働いているのが耐えられなくなります。
私も元々会社員で働いていましたが、コーチになっているイメージがあったので、会社にいるのは耐えられなくなり、辞めてしまいました。
このように、未来のイメージの方がやりたいことで、強力になればあなたも稼げるようになるのです。
その際、何をイメージするかというと、未来のコンフォートゾーンです。
これまでも述べたように、
どんなクライアントが来るか
クライアントがどうなるか
自分がどんなコーチになっているか
日々どんな生活をしているか
衣食住はどんなか
収入はどれくらいか
などがコンフォートゾーンです。
収入がいくらか、というのはコンフォートゾーンの一部でしかありません。それでは抽象的でイメージが明確になりません。
なのでコンフォートゾーンのイメージを強くするために、ゴールが達成した時の自分の状態を様々な面で想像することです。
ゴールのイメージは、今考えていることの延長線上で考えないでください。なぜなら、延長線上で考えると、現状を続けていても達成すると脳が認識してしまうからです。
今自分が考えていることや、やっていることの延長では決して達成しないことをゴールにしましょう。そして、その時の自分の姿でコンフォートゾーンを考えるのです。
もちろん、実際稼げるようになったら、別のことがやりたくなるかもしれませんが、今自分が想像できることで良いので、やりたいことをイメージしてください。
今回はどんなコーチ像があるか、というお話をしました。
コーチングビジネスで成功したいなら、どうしてもやりたいことや、ないと困るくらいのゴールが必要です。
なんとなくお金が欲しいな、と考えていても成功することはありません。そのレベルだと、稼げそうだからといって、どんどん自分のやりたいことからずれていくでしょう。
それでノウハウ難民やセミナージプシーのような人たちが生まれるのです。
なのでまず自分がどうなりたいのか、から始めてください。売れそうだからとか、集客術が良さそうだから、という理由ではありません。
未来のコンフォートゾーンを明確にしてくださいね。