なぜ先にゴールを設定するのか
稼げるようになるにはまずゴールを設定することです。
自分はどのようになりたいか、どんなクライアントに来て欲しいか、クライアントにはどうなって欲しいのか、といったゴールを設定できていますか。
ゴールを決めることで、どんな情報発信をするのか、どんなコーチングをするのか、といった方法が決まります。しかし、稼げないコーチの多くは方法から考えてしまいます。
今稼げていないので、成功する方法を探そうとしてしまうのです。
そうすると実は稼げていないというコンフォートゾーンを強めるように行動をしてしまいます。何故かというと稼げてない自分に付け足しをしようと考えているからです。
元の自分は稼げない人のイメージなので、いくらつけたしても稼げない人という根本の部分は変わりません。そのため手に入れる情報も稼げない欠点を補うものになります。
稼げない人のセルフイメージで考える事は稼げない行動です。
そのため多くのコーチが集客を学んだり、セールスを学んだり、新しい資格を取ろうとします。これは自分に集客やセールスや勉強が足りないと思っているからです。
これらを付け足すことで、稼げない自分でもお金が入ってくるんじゃないかと考えます。しかしできてない人がコンフォートゾーンの中で考えていたことが通用するほど、ビジネスは甘くは無いわけです。
そういう思考なので、稼げないコーチが稼げるようになれないということです。コーチを辞めてしまう人も多くいます。
成功したいなら、先にゴールのイメージを手に入れて、セルフイメージも変えることが必要です。
現状の外のゴールとは
ゴールには2つの条件があり、それは現状の外で方法がわからないことと、やりたいことをゴールにすることです。
やりたいことは誰でも意味を理解できると思いますが、現状の外というのはあまり理解されません。
簡単に言えば自分が考えているよりも先にゴールを設定するということです。
自分が分かる範囲にゴールを決めても、コンフォートゾーンは変わりません。コンフォートゾーンが変わるようなゴールというのは、方法がわからないのです。
方法がわからないからこそ、新しい方法を見つけることができます。現状ではわからなかった問題も発見することができるのです。
しかし多くの人が、ゴールを設定しても自分が考えられる方法でやろうとしたり、そもそもできそうな目標を立てていたりします。
稼げない本当の問題は稼げないコーチには見えていないので、そのようにしてもゴールは達成しないわけです。
なので本当に変わりたければ、自分のコンフォートゾーンより外に目標を決めなければいけません。そして自分が考えているものを一旦捨てる必要があります。
成功できない人は、成功できない自分を変えないで稼ごうとするのでうまくいかないのです。そのためまず自分が変わるしかありません。
変わるためにはゴールだけ決めてあとは自分の方法を手放すことです。そしてゴールから見た正しい方法を知る必要があります。
稼げる人から見たら、稼げない行動は残念だなぁとか、無駄なことをやっているなぁとか見えるのです。
売らない限りは稼げない
今の世の中では、努力すると稼げるとか、勉強すると稼げるというのがブームになっています。そのためそれをあてにして、努力したり資格を取ったり勉強したりといったことをしている人も多いです。
しかし、すすめている側の人からしたら、では努力したら本当に稼げるんですか?と聞かれたら、それはあなた次第ですとしか言えないのです。
セールス術を学ぼうが集客術を学ぼうが、マーケティングを学ぼうが、教養を学ぼうが、だから稼げるという因果関係はありません。
しかしそのように思わせることで、ビジネスをしたり人気を得ている人が発信しているので流行っているということです。
お金を得たいなら、商品を作って売れば良いのです。私はそれで稼げますかと言われたら、もちろん稼げますよといいます。なぜならこれはビジネスの原理だからです。
売ればお金が入ってくるのは当たり前なので言うまでもありません。ただ、マーケティングを勉強しても何も売ってないのでお金は入ってこないわけです。
コーチングの資格を取っても、何も売ってなければお金は入ってきません。しかしコーチングを商品を作ってお客さんが買ってくれれば稼げるということです。それを繰り返し行うことで成功できます。
これは稼げてない人にとって現状の外の世界です。これができないから稼げてないわけです。
なのでお客さんに商品を買ってもらうという問題を解決することに集中しなければならないのです。
しかし大抵の人は買ってもらうのが嫌なので、買ってもらわないで成功しようとしています。それではお金が入って来なくて当たり前です。
商品を買ってもらうという事は、お金を受け取るということです。そしてその商品を提供すれば責任が生まれます。
ここに対してお金を受け取る罪悪感や、結果が出なかったらどうしようという不安があるので、本当は売りたくないという心理が働きます。
だから情弱向けのクリックだけで儲かるとか、ツールを回せば、集客術を使えば稼げる、という商品や教材を買う人が多くいます。
ところが結局何をしようが、最後はお客さんに買ってもらわなければビジネスにはなりません。パチンコじゃないのです。行き着くところは同じということです。
こうした恐怖感や不安感といったフィードバックが起こるのでコンフォートゾーンから出られません。では稼げる世界はどこかというと、恐怖感や不安感の向こう側にあります。
なのでその向こう側の世界を確信して、恐怖や不安があればそれに向き合うことです。
しかし稼げないコーチはそのフィードバックが起こったら安全地帯に逃げてしまいます。そのため勉強したらとか努力をしたら稼げると言った言い訳を作ってしまうということです。
外側の世界に行ったらあなたの得たいものは手に入ります。
そのためにコンフォートゾーンを手放してゴール側の自分を手に入れることです。
何をイメージするか
ではゴールを作ったら何をイメージしたらよいでしょうか。
ゴールの確信を高めたければ、ゴールを達成した後の世界を考えることです。その時自分は何をしているのか、どんな気持ちなのかといったイメージを持ってください。
これがやりたいことの世界です。自分が何がやりたいのかどうなりたいのか何が欲しいのかといったことを考えてみましょう。
そしてどんなクライアントが来るか、楽しみにしていてください。ゴールの世界でやりたいことも楽しみにします。
ここが本当に欲しいものじゃなければ、マインドがうまく働きません。
ゴールをイメージしても何も変わらないという人はよくいます。アファメーションをしている人も多いですが、アファメーションが効かないという悩みの人も多いです。
なぜそうなるかというとやりたいことじゃないからです。
例えばコーチングビジネスをやりたくない人が、コーチとして成功するというゴールを作ったところで意味がありません。クライアントが来れば来るほどめんどくさくなったり、不安になるでしょう。
コーチとして稼ぎたいなら、クライアントが来たら楽しみ、コーチング出来るのが楽しみ、と稼げないうちから思うことです。
もちろん、無理にそうしなさいとは言いませんよ。コーチングはしたい人だけやってくれればいいからです。
お金の罪悪感や、ビジネスの不安があったとしても、クライアントが来ることの方にイメージを持って行きましょう。
あるいは現状の欠点を補うことをゴールだと言っている場合もあります。よくお金があったらスキルアップに投資したいっていう人がいるのですが、本当にそれがやりたいのか、考えた方がいいです。
スキルアップにお金を使うのは簡単なことです。例えば今目の前でお金をもらったとしたらそれをスキルアップに使えるかもしれません。
しかし今の自分を変えてまで欲しい未来かどうか、というのが大事なことです。
現状の欠点を埋めるだけのものであれば、実は現状を超えてまで手に入れたいわけではありません。なぜならそれは現状維持に必要なものだからです。
例えばビジネスで稼げている未来があるのに、そのお金で会社の仕事に必要な勉強をしたいですと言っているようなものなのです。
なのでゴールが叶った前提の世界で考えてください。今は自分が持っているいろんな制約や、今自分の頭の中にある事をいったんリセットするのです。
そのイメージを何度も繰り返してください。
今回はなぜ先にゴールを設定するのか、についてお話ししました。
ゴールを決めて確信することで、自分自身が変わります。そうするとコンフォートゾーンの中では気づかなかった問題に気付くことができるのです。
問題がわかればあとは解くだけなので、ゴールが達成するのも時間の問題です。
稼げないコーチはコンフォートゾーンを変えないで成功しようとするので、勉強したらとか、努力したら、という思考になりやすいです。
あるいは、自分が変わらないで成功する方法があると思っているので、方法ばかり探してしまいます。そうした自分から見える範囲で済ませようとするから稼げないということです。
コーチとして何がしたいのか、どんなクライアントが来て欲しいのか、といったイメージをしてくださいね。
稼げていない状態でも、クライアントが来るのが楽しみになったり、コーチングをすることが楽しみになることです。
それが未来を実現する力になります。