ゴールが先でやり方は後にする
今慣れ親しんでいるコンフォートゾーンを出るには、ゴールを先に決めて、やり方は後で考える、というマインドが大切です。
しかし、コンフォートゾーンから抜けられない人は、やり方が先、ゴールが後になってしまっています。
この考えになると、ゴールはいつまでも近づかず、現状が変わらないのです。
コーチも、稼げる人はゴールから先に考えますが、稼げないコーチは、やり方から考えてしまうので、ビジネスが成功しません。
やりたいことを先に決める
ゴールが先で、やり方が後、というのは、「やり方がわからなくても、やりたいことをやると決める」ということです。
例えば、コーチングで活躍して稼ぎたい、というゴールがあったら、そこに行くことをまず決めます。そして、やり方は、後で考えるようにします。
やりたいことをやると決めると、そのための方法がだんだんとわかってきます。必要な情報や、必要な出会いが、目の前に現れるようになるのです。
脳には、情報を選ぶフィルターの役割をする、RASという機能があります。脳は、自分にとって、重要度の高い情報を選んで取り込んでいるのです。
英語を習いたい、と思ったら英語教室の看板が目につくようになったり、家が欲しい、と思ったら、家の広告が気になるようになります。
私は、ロン毛でヒゲが長いのですが、街で同じようにロン毛でヒゲを生やした人を見ると、敏感に察知します。
髪を伸ばす前は、全然そんなことはなかったのですが、ロン毛とヒゲの人って、結構いるんだな、と最近思ったりします。
こうしたことは、脳の中の重要性が変わり、認識が変わることで起こります。急にヒゲが生えた人が増えたわけではないのに、自分から見たら、急に増えたように見えるのです。
やりたいことをやる、というゴール設定がされると、ゴールに関連することが急に見えるようになります。
脳の中でゴールが重要になり、RASが働くようになるのです。
なので、やり方とかは考えずに、やりたいことを先にゴール設定してしまえば、後から達成方法は見えてきます。
やり方から考えるとコンフォートゾーンが変わらない
逆に、やり方から先に考えると、どうなるでしょうか。やり方から考えるということは、方法がわかる範囲で目標を作る、ということです。
言い方を変えると、方法がわからないゴールは、諦めることになります。
こんな理想の未来があったらいいな、と思っても、どうやったら達成したらいいのかわからないので、やめてしまうのです。
そして、自分が知っている範囲とか、できる範囲の中で完結してしまうので、コンフォートゾーンが変わらなくなります。
脳をゴールに対してオープンにすれば、情報は入ってくるのに、自分から閉ざしてしまうことになるのです。
稼げないコーチは、稼ぎたい、でもやり方がわからないから無理だ、と思っています。
そして、自分の知っている範囲で、集客を学ぶとか、セールスを学ぶとか、資格を取る、という行動をしてしまいます。
結局稼げないコンフォートゾーンから考えただけなので、正解は見つかりません。
自分から見える範囲の方法を集めたら、いつか稼げるようになるかも、と勘違いしているわけです。
この状態では、RASがゴールに対して開かれていないので、ゴールに必要な方法が見つかるわけではありません。
方法を探して勉強するのではなく、先にやると決めて、できると思って、脳を開きましょう。
稼げないコーチが多いのは、ゴール設定ができていないからです。なんとなく、稼げたらいいな、くらいしか思っていません。
なんとなく稼げたらいいな、とは、ほとんどの人が思うことですが、実際に稼ぐ人はわずかです。残りの人は、宝くじが当たったらいいな、と同じぐらい感覚でいるので、ビジネスで成功しません。
できない理由は無視する
現状に留まろうとすると、いろんな言い訳や、できない理由が出てきます。例えば、
知識がない
スキルがない
お金がない
経験がない
人脈がない
というふうに、できない言い訳を思いつきます。
ここで、うまくいかない人は、できない理由を、ゴールから逆算した結果だと思ってしまいます。
つまり、できない理由として出てきたものが、ゴールに必要な要素だと思うわけです。
ところが、これは、ゴールから出てきた答えではなく、コンフォートゾーンを維持するために出てきた答えです。
RASがゴールに対して閉じているので、ゴールの情報は入ってきません。現状から見える範囲の欠点を埋めるだけになるので稼げなくなります。
だから私は、さっさと成功しましょう、と言います。これは、稼げるコーチに最短でなりましょうね、ということです。
そのゴールは、私が方法を知っているので、達成することができます。そのため、私が言った通りのことができれば稼げます。
稼げないのは、自分のコンフォートゾーンの中で何かしようとするからです。それは稼げる世界から見たら、違う方向に向かっているようにしか見えません。
現状の欠点を埋めようとすると、むしろゴールからは遠ざかります。それは、現状を居心地が良いものにしているだけだからです。
もちろん、ゴールは達成しないので、また不安や欠点を見つけてしまい、それを埋めるという循環になります。
ノウハウコレクターとか、セミナー難民になる人は、こういうところにはまっているわけです。これに気づけた人は、稼げるようになります。
叶えたい理想の未来を作る
あなたは、理想の未来を、どれくらい達成したいですか?そして、その未来が達成したら何をしますか?想像してみてください。
あなたが、理想の未来を叶える、と決めれば道は開けます。
ゴール設定がうまくいくには、ゴールはやりたいことである必要があります。ゴールに魅力がないなら、脳はオープンになりません。
RASをゴールに向けて、ゴールからの情報をキャッチしてくださいね。そのためにも、やり方から考える、という発想を捨ててください。
やり方よりも先に未来を設定しましょう。理想の未来で自分が何をしているのか、よくイメージしてくださいね。
プロコーチになる、ということは、継続して稼ぎ続ける、ということです。あなたは、なぜ稼ぎ続けたいのですか?
会社員をして、ボランティアで休日にコーチングをしても、それはそれで良いと思います。わざわざビジネスで稼ぐ理由は何でしょうか。
やりたいことを、やりたいときにやる、と言う人は割と多いです。しかし、それは「やりたいことは特にないです」と言っているように私は聞こえます。
勉強やスキルに再投資します、と言う人などもいますが、そういう人は、成功するのは難しいです。
ゴールに魅力がなければ、現実は変わりません。何がしたいのか、よく考えてみましょう。
ビジネスをするなら、ブログを書いたり、セッションをしたり、仕組みを作ったりします。セールスしても断られることも、うまくいかないこともあります。
そこまでして稼ぎたくない人が多いので、稼げないコーチが多いのです。
現状と、ゴールが天秤にかかって、ゴールが勝てば達成することができます。
なぜコーチングで成功したいのか、未来の姿をよく考えてみましょう。そのゴールが強ければ、稼げるコーチになり、時間もお金も、人生も豊かになることができます。
あなたが豊かさを手に入れることを願っています。