こんばんは!石切山です。
先日、彼女といっしょに緊縛師の有末剛さんの「緊縛夜話」を見に行ってきました。知らない人もいると思うので説明しておくと、緊縛は人間を縄で縛ったり吊るしたりすることです。昨日のは緊縛ショーで、ダンスと有末さんの緊縛のコラボでした。
会場には縛るのが好きな人や縛られるのが好きな人がたくさん来ていました。意外に、縛られるのが好きな女性が男性より多かったです。お客さんも何人か緊縛されましたが、恍惚として本当に楽しそうでした。
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縛られても自由
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自由になりたい、と思ったことはありませんか?会社をやめて自由になりたい。南の島でのんびり遊んで暮らしたいなどなど・・・・・・一切束縛なく、自分の思い通りに生きれたらと思う人も多いかもしれません。
でも、実は生きている限り、束縛を自らの意志で選ぶことこそ自由なのです。今回は本当に自由に生きるための、束縛を選ぶ方法についてお話しましょう。その方法は、コーチングでもっとも重要な「ゴール設定」です。
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束縛がない、はあり得ない?
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生きている限り、束縛がない状態はありえません。束縛とは、「従うべきルール」のことです。束縛がない、というのは会社から解放されるとか、誰からも指図を受けない、など「全てからの解放される」という意味です。
束縛から解放されるというのは大事な考え方ですが、突き詰めると「死」にいたることになります。なぜなら、私たちが生きている物理世界そのものが束縛であるからです。
たとえば、一瞬で男が女になることはできないし、東京からロンドンに一瞬で行くこともできません。いくら会社から解放されようと、私たちは物理法則から解放されることはできません。
つまり、生きていること自体が束縛なのです。そして生きている限り束縛はあります。もし完全に物理法則からも逃れたいなら死ぬしかないのです。
「それは言いすぎだよ・・・・・・」
そう思うかもしれないですが、突き詰めて考えると否定できないと思います。
ではもう少し身近な例でお話してみましょう。たとえばある人が会社を退職し、会社から解放されたとします。でも彼は完全に束縛がない状態にいるわけではありません。会社を退職して自営業者になったとしたら、自営業という束縛を選んだに過ぎません。また、ニートになったとしても、ニートという束縛を選んだことになるのです。
自営業者なら、「雇用されない」というルールがあります。ニートなら「働いたら負けだ」というルールがあるんでしょうか??笑。いずれにせよ何かから解放されたと思っても、別の束縛を選んでいることになります。
そして突き詰めて考えれば「生きること」自体も束縛であり、束縛が嫌なら生きる必要はないということなんです。こう言うと怒る人もいそうですが笑。
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束縛を選ぶ方法
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じゃあ生きている以上不自由なのか?というとそうではありません。本当の自由は、束縛を自ら選ぶことだからです。
たとえば、緊縛のように、体を縄でぐるぐる拘束されて、その上吊るされてしまっても、それが自らの意志で選んだことなら自由と言えます。
そして、生きている限り束縛があるのですから、自由に生きるためには常に自分の意志で束縛を選ぶことが必要です。
逆にもし自分の意志ではなく、やりたくないことを嫌々やっているとしたらそれは自由とは言えません。本人も不自由感で一杯でしょう。
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常に自由に生きるゴール設定
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常に自分の意志で束縛を選ぶ、と言われると、なんだかとんでもなく難しいことのように思うかもしれませんね。でも、そんなに複雑なことではありません。ただゴール設定をするだけで、自由に生きることができるのです。なぜなら、ゴール設定は「自らの意志で束縛を選ぶこと」だからです。
ゴール設定が束縛?と違和感を抱きましたか?たとえば、世界の飢餓をなくすというゴールを作ったとしたら、世界の飢餓をなくすために必要なことだけをするようになっていきます。飢餓を促進してしまうようなことはゴールと反するのでできませんよね。
そして、上手にゴール設定ができるほど、無意識レベルで行動が自分で選んだゴールに必要なものになっていくので、どんどん自由になっていきます。全てが自分の意志で選んだことになれば、それは完全に自由ということになります。
もし本当に自由になりたいなら、ゴール設定をしてみましょう。それが、束縛を選ぶ自由を常に実現するための方法なのです。
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