突然ですが、あなたは何座ですか?僕はさそり座です^^中学生の時には美川憲一のさそり座の女のものまねが得意でした!友達からは美川さん、って呼ばれましたよ。いや、いじめられてたわけじゃないですよ、たぶん・・・・・・笑。
今回は星座占いの話ではありません。僕は占いを信じてないですからね。今回は「ゲシュタルト」のお話をします。
「ゲシュタルト?それってうめーのか?」
少年ジャンプの主人公みたいなこと言わないでくださいよ。ゲシュタルトはタルトではありません。ゲシュタルトは全体と部分の双方向的関係性のことです。
「全体と部分の双方向的関係性?それってうめーのか?」
おいしいですよ!これを理解して使えるようになれば良いことがたくさんあります。たとえば
・IQが上がる
・新しいアイディアを次々生み出せる
・ゴール達成ができる
などなど。ゲシュタルトはとっても重要な概念ですのでしっかり理解しましょう^^
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全体と部分の双方向的関係性
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まずこちらをご覧ください。
こちらは「いて座」です。いて座と言っても夜空にこんな絵が書いてあるわけじゃないですよね。星座はある星と星の並び方をに名前をつけたものです。いて座とかおひつじ座とか言われると、なんだかそんな風に見えてきますよね。
地球から見ると、夜空に平面上に並んでいるように見えますが、星と星は本来はバラバラで何の関係性もないものです。星と星の間は何億光年も離れています。
人間がバラバラの星から、意味のある全体を作っているのです。もし、いて座の星の位置が少し違ったら、別の星座になっていたかもしれないですね。
そして全体の意味が決まると、たとえばこの星の集まりはいて座だと認識すると、部分部分の意味も変わってきます。ただの光の点が、弓の部分や、手の部分になり、意味が生まれます。
このように部分と全体が、双方向的にお互いを決定し合っている関係性を、ゲシュタルトと言うのです。もちろんこれは人間の脳内で起こっていることですよ。
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一つのゲシュタルトしか維持できない
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人間は一度に一つのゲシュタルトしか維持できません。試しに以下の写真を見てください。
これらは何に見えますか?2つの絵が隠れているのですが、わかるでしょうか?
正解はウサギとアヒルです。
では2つ目の写真を見てください。これは何に見えますか?
中央にポメラニアンがいますよ!見えましたか?ポメラニアンが見えてしまうと、ただのまだら模様だと思っていた画像が、ちゃんと意味のある写真に見えてくるはずです。そして、一度ポメラニアンを見てしまうと、もうポメラニアンにしか見えなくなるでしょう。
このように人間は、1つのゲシュタルトしか維持できないのです。ウサギだと思うとアヒルのクチバシが耳に見えたり、アヒルだと思うと、ウサギの耳がクチバシに見えます。同時に2つのゲシュタルトを見ることができないのです。
ゲシュタルトの原理は視覚だけではない人間の認知の仕組みです。たとえば「自分はだめなやつ」というゲシュタルトの人は、自分の全てがだめに思えてきます。でもその人が「自分はすごいやつ」と思うと、自分の全てがすごいと思えてきます。
良く元不良で社会的に成功した人が、「不良時代があったから今の自分がある」と言いますが、もしその人が成功してなかったら、「不良時代があったから俺はだめなんだ」と言うでしょう。
全体があって部分があり、部分があって全体があるという、その関係性がゲシュタルトです。あなたが認識している世界の全てがそうなのです。
では一つワークをやってみましょう。
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・家の中のものを適当に3つ選んでください。
・その3つを使って新しいものを作ってください。
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これはゲシュタルトを作る練習です。適当に選んだ、本来バラバラのものを組み合わせて、新しいゲシュタルトを創りましょう。料理でたとえれば、エリンギと、チンゲンサイと、ローマレタスで何ができるかな?みたいなことです。
全く関係がなさそうなものほど練習になりますよ!エリンギと、ティッシュと、絆創膏で何ができるかな?とか^^芸術作品ができるかもしれませんね☆完成したらもともとバラバラの部分が、新しい意味を持ったことを確認してください。
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