引き寄せの法則って本当にあるんでしょうか?よくスピリチュアルや成功法則などで引き寄せの法則があるから夢が叶う、というようなことが言われています。
実は引き寄せの法則は、コーチングの考え方から説明できるのです。もちろんコーチングで意図的に起こすことが可能です。脳科学や認知科学から引き寄せの法則の仕組みと、その起こし方について解説していきますね。
誰も知らない?「引き寄せの法則」はコーチングで起こせる
引き寄せの法則は、脳科学、認知科学で読みかえると、確かにあると言うことができます。
まず引き寄せの法則とは、「思考や事象には特定の周波数が存在しており、思考やイメージが宇宙に放たれることによって、その周波数に対応する事象が引き寄せられる。」という法則です。(wikipediaから引用)
簡単に言うと、思考やイメージしたことが自分自身に引き寄せられるということです。引き寄せの法則は、願望実現の方法として知られています。つまり自分が欲しいものを思考・イメージすれば、それが手に入るということです。
ではなぜそんなことが可能なのでしょうか?
引き寄せの法則の仕組みとは
認知科学では宇宙=脳が作った世界と考える、と理解してください。
ではこの前提に立ったとき、引き寄せの法則はどのように実現されるのでしょうか。それは「スコトーマの原理」から説明できます。
スコトーマは、心の盲点のことです。脳は自分にとって重要でない情報はシャットアウトしてしまいますが、そのシャットアウトされた情報をスコトーマと言います。
欲しいもののことを考えたりイメージしたりすると、欲しいものの重要性が上がります。すると、スコトーマが外れて欲しいものに関する情報がまるで引き寄せられたかのように急に見えるようになるのです。
女性は妊娠すると急に街中に妊婦さんが増えたように感じるそうですが、それも重要性が変わってスコトーマが外れたからなんですね。
引き寄せの法則を信じている人もこれと同じようなことをしています。だから、実際引き寄せの法則で願いが叶った、と言う人がいるのでしょう。
引き寄せ、ということもできますし、気づかなかったものに気づいたと言うことも可能です。引き寄せた!というとスピリチュアルな感じですが、脳の仕組みからは「気づいた」と言えますね。
引き寄せの法則の精度はコーチングで上げられる!
このように考えると、認知科学的に説明できますよね。認知科学で説明できると、いいことがあります。科学的に、引き寄せの法則の精度を上げることができるのです!
具体的には、認知科学式コーチングの方法を使えば、夢実現をもっと確実にすることができます。
つまり、高いゴール設定をしてその臨場感を上げていくという方法で、引き寄せを起こすことができるのです。
ゴール設定について簡単に説明します。
ゴール設定とは
・やりたいこと
・現状の外側
の2つのルールを満たした目標を設定することです。
やりたいことはわかると思いますが、現状の外側とは何でしょうか?現状の外側は、「今自分が認識できていない宇宙」のことを言います。
例えば、ブラジルのことを知らない人にとっては、宇宙にブラジルは存在しません。小さい子供なんかは、ブラジルのことなんか全く頭になかったりしますよね。子供にとっては、ブラジルは無いのです。
このように、自分にとって認識できないところに目標を置くことで、全く新しいことが奇跡のように「引き寄せ」られてくるのです。
もちろん、全く知らないことは本当にわかりません。だから、知っている範囲で、今のままでは絶対にたどり着けないところを目標にします。
例えば、会社員であれば「会社を辞めて独立する」というゴールは現状の外になります。なぜなら、会社員をしていたら絶対に達成しないからです。
現状の内側ではなぜいけないの?
現状の内側は、いわば「すでに知っている範囲」です。ここに目標を作ったとしても、もうやり方もわかってしまっているので、あまり新しい発見はありません。
引き寄せの法則は「奇跡的」なものがやって来てこそ意味がありますよね。引き寄せの法則を信じる多くの人は、「信じられないような幸運、発見、出会い」が欲しいのだと思います。
現状の外側にゴールがあると、今の状態では絶対出会えなかったものに出会えるようになります。しかも向こうからやってくる感じです。
できるだけ届かないところに目標を置く方が、「お得」なのです。
宇宙と脳は同じ
宇宙と脳について少し詳しく解説しますね。
引き寄せの法則を信じている方は、実はある勘違いをしています。それは、
「宇宙が自分の外側にある」
ということです。でも、認知科学的に言うと、宇宙は自分の外側にはないのです。
「何を言ってるんですか?宇宙はありますよ」
そう思うかもしれませんが、考えてみてください。私たちが見ているものは、目に入ってきた光を、脳が映像にしたものです。だから花瓶を見たときに、花瓶そのものを見ているのではないんです。
しかも、光をそのまま見ているわけでもありません。光はいったん目で電気信号に変わります。そして、電気信号は脳に送られ、脳が電気信号を映像にしているんです。
宇宙そのものは見ることができないので、私たちにあるのは脳が作った宇宙だけです。このことは視覚だけでなくすべての感覚に言えます。
外に宇宙があって、脳がそれをキャッチしているというよりも、宇宙=脳内の世界だということです。
宇宙と脳にはこんな関係があるので、脳内の情報を変えると宇宙まで変わってしまうんですね。引き寄せの法則は、外側の宇宙のルールの話ですが、実は全部内側で起きていることなのです。
SNSで偶然出会った人のブログにより認知科学という学術分野があること,コーチングの手法で自分がとらわれている固定概念を外せると知りました.
こちらに掲載の”コーチング理論の基本”のいくつかの記事が自分には大変目からウロコでした(^^)