ゴールを設定したんだけれども、あるいは目標を決めたんだけどもなかなか新しい情報が入ってこない、やり方がわからないという場合どうしたらいいでしょうか?目指す場所はあっても、具体的にやることがわからなければものごとは前に進んで行きません。
どうしたら、新しい情報や目標を達成するための具体的なやり方を見つけることができるのでしょうか?新しい情報を手に入れるためのセルフコーチング法について解説していきます。
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新しい情報を受け付けない脳の仕組み
新しい情報やゴール達成方法が見えないのは、人間の脳のある機能が原因です。それは
・知ってるものしか認識しない
・重要なことしか認識しない
というものです。
動画でも詳しく解説しています。
[embedyt] https://www.youtube.com/watch?v=p3TBoRZUd7U[/embedyt]
例えば、車のハンドルを逆向きにしたようなマークがあるのを知っていますか?これはピースマークというそうなのですが、私はどこかの自動車メーカーのマークだと思っていました。しかし、後でそれがピースマークだと知りました。
それまではピースマークのことを知らなかったので、認識できていなかったのですが、マークの意味を知ったことで認識できるようになったのです。そして、それをヒッピーが好んでいるので、このマークを見たらヒッピーと何か関係があるのではないか、ということまで認識できるようになったのです。
それまでは知らなかったし大して重要だとは思わなかったので認識できませんでした。しかし、その意味を知って、ヒッピーの人たちと触れ合うようになってから重要度が高くなりました。そのため認識できるようになったのです。
このように脳は知っている、重要なことしか認識できません。だから、新しい情報とか新しい現実というのはなかなか手に入りにくいそういう性質があります。というのも、新しい情報、新しい現実というのは知らないことですし、今の重要度が低いからです。
しかし、目標やゴールを達成する情報は新しいことですから、認識できないとしたらそれらを達成することができなくなってしまいます。こうした場合、どのようなやり方でセルフコーチングをしたらいいでしょうか。
セルフコーチングがうまくいかないパターン
新しい情報ややり方が見えないために、よく陥りがちなのが、「お金がたくさんあったらやりたいことができる」とか、「英語ができたら何かできるとか」、「あとは人脈があったらいいのにな~」と言うような考えです。
例えば海外に行きたい人が、現地の知り合いとお金と英語力があったらいけるのに、というふうに考えます。確かにそれもひとつだと思うのですが、私はそういう考え方が実は可能性を狭めていると思います。
何かがあったらできるとか、何かがないからできないっていう風に思い込んでいたらなかなか前に進んでいかないんですね。特にお金、人脈、英語はよく言われることです。これは思考停止している状態と言えるでしょう。・
ではどうしたらこの問題を解決できるのでしょうか?
ゴール達成法を見つけるセルフコーチングのやり方
そのためには、脳が重要だと思うものを変えることが有効です。新しい情報が入ってこないのは、現状に重要なものしか脳が認識しないからです。だから重要なものを変えることによって新しい情報が入ってきます。
具体的な方法の1つは、情報を敢えて限定してみるということです。情報や選択肢などを限られた状態にするということが有効です。そうすることによって、現在の状態では対応できなくなり、たくさん色々な知識が必要になったりとか凄くクリエイティブにならないといけない状態になったりするので脳が良く働くんですね。
情報を手に入れたいのに、可能性を狭めるというのはおかしな話に聞こえるかもしれません。しかし、限定をすることで逆に新しいものが入ってくるようになるのです。
ベジタリアンに学ぶセルフコーチング
例えば、私はベジタリアンとかヴィーガンと呼ばれるような食生活をしています。肉とか魚は一切食べないですし、あと乳製品、卵も殆ど食べません。
そういう風な食生活をしているとちょっと不自由なんじゃないかって思われることもあるんですね。確かに買える物も凄く限られてきますし外食に行っても私だけサラダ食べてるもあります。
だから何か可能性を捨てて狭い世界に生きてるんじゃないかっていう風に思われることもよくあります。ただ実はベジタリアンとかヴィーガンの人達は、世の中の重要な仕組みについてよく知っている人が多いです。
例えば、普段良く食べられる肉とか魚がどうやって食卓まで来ているのか、その中で動物がどういう扱いをされているのかということについてよく知ってたりする人が多いです。
それから動物・家畜を育てるためにですね、大量の大豆と穀物が必要なんですが、それによって今すごい勢いで森林破壊とか環境破壊が進んでいるんですね。
それって人間にとって凄い重要な情報なんですが、肉を食べたり魚を食べたり何でも食べれるという人にとってはあまり気づかない情報だったりします。それは、食べ物が簡単に手に入るためで、その由来を知る必要もないからです。
制限するセルフコーチングの効果
ベジタリアンとかヴィーガンという人たちは、社会が今どういう風に動いているかという仕組みについて凄くよく知っています。それは膨大な情報量ですし凄く広い世界です。
そうじゃない人達は、あまり考えなくても生活できるので結構大きな盲点が生まれているように思います。こんな風に、実は選択肢が制限されてしまったり、あるいは自分から制限しているってことによって脳がクリエイティブに働いて、たくさん知識を得たりたくさん色々なことを考え出すことができるようになります。
私も食品のことに詳しくなったし、外食で食べられるものが少ないので料理もうまくなりました。何かがあったらことるとかそういう風に考えるのではなくて、選択肢を自分から狭めてみてもいいのです。また、選択肢もリソースもないないと思っているのだったら、ちょうどいいのでもうその状態でスタートしてみてもいいでしょう。
そうすることによって可能性を狭めているように見えて、実はどんどんゴールが進んで行くということになります。英語もお金も人脈もないけど海外に行くにはどうしたらいいのか、と視点を変えてみたら、「お金は借りて、後で働いて返そう。英語はボディーランゲージでなんとかなる。知り合いは向こうで作ろう」となるかもしれませんね。
1週間ヴィーガンで生活してみてもいいと思いますよ。お金を使わないで生活してみてもいいと思いますし、本を読まないとか、ネットを見ないなどいろいろ考えられます。
そういう風に制限することを試してみてください。それによってどれだけ新しい物が見えてくるのかということを体感できるでしょう。
まとめ
新しい情報や、目標・ゴール達成する具体的なやり方がわからないのは、脳が知っている重要なものしか認識しないからです。セルフコーチングでこの問題を解決するにはどんなやり方があるでしょうか。そのためには、脳の重要なことを変えてやる必要があります。
一つの方法として、制限をすることがあります。情報を制限することによって重要性を変え、逆に新しい情報を取り入れることができるようになるのです。
やり方がわからないと、お金や人脈、英語があったらというふうに思考停止しがちです。しかし、制限された状態であえて考えることで脳が働き始めます。なんでもいいのであえて情報を制限してみることでその効果を体感できるでしょう。