コーチング

Invent on the way

前回、ニューヨークに行った時の
重要なマイルストーンは、
シュガーバーのオープンマイクで
歌うことでした。

ただ、実はシュガーバーに出るか、
出ないかは、結構迷ったのでした。

というのも、
気軽に出れる場所ではないから、
それから、コンディションが
あまり良くなかったからです。

ハーレムに行って生活環境や気候が
日本と大きく変わったので、
最初の方は、喉を悪くして、数日
咳が止まらないことがありました。

予想の範囲内でしたが、
ハーレムまで来て、
咳が出て歌えないでは困ったな、と
少々焦りました。

ロビタシンDMという
よく効く咳止めシロップを飲んで
なんとか凌ぎましたが、
相変わらずコンディションは
悪いままだったのです。

まあこれは、
自分の歌い方が悪かったのと、新曲を
たくさん練習したのもあります。

その時は、
「今回は歌うのをやめようかな」と
思ったのでした。

回復するかどうかもわからず、
よくない状態で出るよりも、
日本に帰ってから技術を高めて、
例えば、声の安定性を高めて、
もう一度来たほうが
良いかもしれない、と考えたのです。

私にとって、シュガーバーは、
「よく知らないけど、老舗で
プロが来るところ」というイメージ
だったので、心配でもありました。

だいたいちゃんとしたステージで
歌うのなんて10年振りでした。

しかもそれが、ニューヨークです。

その前にThe Grooveに出ていたのが、
救いでしたが・・・

しかし、それは思い直しました。

というのも、ニューヨーク、
ハーレムに来て
今出せる最大限のことをやり、
最大の成果を得ようと
思ったからでした。

ステージに立つことでしか
得られないものを掴もうと
思ったのです。

そしてそれは垣間見えてきた、
現状の外の世界に移るために、
必要なことであると思ったからです。

コーチングでは、Invent on the way
という言葉があります。

これは、ゴールに向かいながら、
やり方は自分で発明する
という意味です。

行き当たりばったり、と表現される
こともあります。

この状況で
どうInvent(発明)するのか、
試してみたい気もしました。

それからは、コンディションを
少しでもよくすること、
それからイメージトレーニングや、
歌詞を覚える(これが一番大変
でした!笑)ことなどをしながら、
ステージに備えました。

ふと、無意識に、当日歌う、
スティービーワンダーの
Ribbon In The Sky を歌っていること
に気づきました。

当日、もちろん自分が満足出来るもの
ではありませんでしたが(満足する
ことなどこの先もないでしょうが)、
その時点、その状況での、力を
出し切ったものになりました。

そして、準備が不足する中で、
Invent on the wayしながら、
ファイアーウォーキングしながら
ここまで来た、何とかやりおおせた、
という感じでしたが、これは、
大変な成果だと思いました。

ここで、私は、あるフェーズが
終わったと感じました。

今までいたフェーズでは、
このシュガーバーで歌ったところで
終了しました。

ここから先は、違うフェーズだなと
思いました。

そして、私の頭は、次の新しい
フェーズに向かっていました。

現状の外に向かう中では、
完璧な状態はなく、
常にInvent on the way です。

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