IQを上げて、ドーパミンやセロトニンを出す簡単な方法があります。中には、パイプや葉巻を吸って、ニコチンの効果でIQを上げている人もいるようですが、そう言った道具は必要ありません。その方法とは、息を気持ち良く吐くことです。
もちろん、ニコチンを利用してもいいのですが、手ぶらでいつでもできる方がいいですよね。ヨガや太極拳など、様々な伝統的な身体技術でも息を吐くことが重要な要素になっている場合が多いですが、それだけ、呼吸と精神は結びついているということです。だから、手ぶらで、息を吐くだけで意識状態をコントロールすることが可能です。
具体的なやり方は、ただ気持ち良く、一定の速さで長く息を吐くだけです。スーっと糸が伸びていくように吐いてみてください。なるべくリラックスした姿勢で。寝転んでもいいです。その時に、自分でどんどん気持ち良くなるように息を吐いてみましょう。
そうすると、リラックス度が深まっていき、全身に気が行き渡っているのを感じると思います。気持ち良くなる方向にスーっと吐いていきましょう。何回か繰り返していくと、自然とIQが上がり、良い瞑想状態を作ることができます。吸うことを意識する必要はありません。自然と息が入ってきますので。
僕が今滞在しているイビザは自然に囲まれていて、家も広々としているので、自然と呼吸が深くなります。この環境で息をスーっと長く吐いていると温泉に入っているような、柔らかい感覚があります。
僕の場合は、その延長として、歌を歌います。自分で気持ちの良いメロディーを作って、それを息に乗せるのです。土と石で作られたイビザのフィンカという伝統的な家の中では、家中に声がよく反響します。それがまた特別な意識状態を作り出していきます。歌は原始的な、超越的な感覚を呼び起こす方法です。
調子良くなると、1分以上息継ぎなしで歌ってしまいます笑。そうすると酸欠状態になってきて、それにはまた別の快感があります。キリスト教徒が聖歌を歌っていて倒れるという話を聞いたことがありますが、酸欠もその原因の一つではないかと思います。
息を吐くことは手ぶらでできることです。息を吐くことに集中して、その気持ちよさを味わってください。そうすれば、勝手にIQが上がり、悩みの解決法が思い浮かんだり、頭の中の様々なストッパーが外れていくでしょう。