ゴール設定をして人生を変えたい、ゴール設定をしたけど成功しない、コーチングの理論がよくわからない、本当に正しくゴールが設定できているのか知りたい。
こんな疑問にお答えします。
ゴール設定の2つのポイント
ゴールには正しく設定するための2つのルールがあります。正しいルールに沿って設定すると、高い効果を発揮することができます。
ゴール設定のポイントは、以下の2つです。
⒈やりたいこと
⒉現状の外側
ゴールはやりたいことで設定
ゴールは、どうしてもやりたいことで設定しましょう。なぜなら、自然とやる気が出て、高いエネルギーで前に進むことができるからです。ゴールがどうしてもやりたいことなら成功することができます。
子供は夢中になって、おままごとや、サッカー、ゲームなどをやっています。そのとき、努力しているとは思っていません。むしろ、「やめなさい!」と言われたら、泣いたり、必死で抵抗するでしょう。こういうのが「やりたいこと」です。
反対にやりたくないことをやると、モチベーションが下がって、どんどんエネルギーが落ちていきます。やりたくないことを目標にしていると、そこから逃げることに脳が創造性を使ってしまうのです。これを「クリエイティブアボイダンス」と言います。
やりたいことを英語でwant-to、やりたくないことをhave-toと言います。want-toとhave-toの関係や、have-toをなくす方法を書いたのでぜひご覧ください。
ゴールは現状の外側に設定する
ゴールは現状の外側=今の自分のままでは達成不可能な地点に設定します。なぜかというと、そのほうがエネルギーや創造性が高まり成功できるからです。
ゴール設定は輪ゴムに例えられます。輪ゴムは引っ張られるほど強い力を発揮します。同じように、ゴールと今の現実のギャップが大きければ大きいほど、ゴールに向かうエネルギーも強くなるのです。
現状の内側とは
まずは、現状の外側を理解するために、反対の現状の内側について知りましょう。
現状の内側=今の自分のままで達成できる未来
です。例えば、TOEICを勉強している人が満点を取るのは現状の内側です。難しいけれど、勉強している限り満点を取る可能性はあります。すごくうまくいったり、必死に頑張ったりすればいいかもしれません。
内側にゴールを設定すると、現状がさらに固定化してしまいます。これは理想的な現状であって、自分を大きく変えるものではないからです。そのためますます現状に縛り付けられる結果になります。
例えば起業したいサラリーマンの人が会社の仕事を頑張ったり、エクセルの資格を取ったりすれば、サラリーマンとしては優秀になります。
しかし起業するには、会社の仕事やエクセルは不要かもしれません。逆にエクセルができることで、エクセルに時間を使ってしまいもっと大事なことが疎かになって成功できなくなります。
実際に、起業すると会社員の事務仕事のようなことはほとんどしません。できたからと言ってお金にはならないのです。
このように現状の内側で考えられることを最適化しても、実は成功が遠ざかる結果になるのです。
現状の外側とは
現状の外側のポイントは以下の2つです。
⒈達成方法がわからない
⒉今のままでは構造的に達成できない
まず達成方法がわからないことです。例えば平社員の人が課長になるのは、達成方法がわかっているでしょう。一方で平社員の人は億万長者になる方法はわかりません。
このように現状とかけ離れていて成功するルートがわからないのが現状の外です。
次に今のままでは構造的に達成できないというのはこういうことです。
例えば英語を勉強している人が、スワヒリ語をマスターする可能性はゼロです。いくら英語の参考書をやっても、英語がうまくなるだけで、スワヒリ語を話せる訳ではありません。
このように、今やっていることをそのまま続けても構造的に達成しないことが2つ目のポイントです。
ゴールがこの2つのポイントを押さえているかチェックしてみましょう。現状の外側にゴールを設定できれば、現状からかけ離れた成功を手に入れることができます。
まとめ:ゴール設定を正しくして成功しよう
ゴール設定を正しくすることで、高いモチベーションとエネルギーを得ることができます。それによって、現実を大きく変えて、成功することができるのです。
ゴールは輪ゴムのように、現実とのギャップが大きいほど力を発揮します。
やりたいこと
現状の外側
この2つのルールを守れば、正しいゴールを作ることができます。今の自分を超えた、やりたいことをゴールにしてあなたも成功してくださいね。