僕が通っていた中学校では、「勉強時間」を自己申告していました。詳細はよく覚えていないのですが、成績に反映されていたように思います。僕はこのプリントが好きではありませんでした。そんなにたくさん勉強できなかったからです。
テストで良い点を取るのは難しくありません。そのため、どうしても勉強時間を伸ばすことができませんでした。ある程度頑張って時間を稼ぎましたが、限界があります笑。常にテストの点数が1位だったので、それ以上勉強する気が起きなかったのです。
僕はこのような「コスト」で評価するシステムとか、考え方はやめたほうがいいと思います。なぜ勉強ができる人よりも、勉強をたくさんする人のほうが評価されるのでしょうか?
料理で言えば、おいしい料理を安く短時間で作る人より、たくさん費用と時間をかけてまずい料理を作る人が評価されるようなものです。
大事なのは目的です。
・何時間勉強しようが
・何年苦労しようが
・何億費用をかけようが
・何万冊読書をしようが
目的を達せられないなら、意味がありません。逆に言えば、何のコストもかけずに一瞬で目的を達せられるなら、それがいいのです。
多くの人はこのことを忘れてしまっているのではないでしょうか?企業でも、残業をたくさんする人が評価されます。さすがに減ったと思いますが、いまだにそういう人たちはいるのです。
もしコストの量で評価されるなら、人々は限りなく資源を使い、時間を浪費するでしょう。生産性は下がり続けます。たとえば東京電力は、コストがかかっただけ利益を上乗せする料金設定をしています。結果、コストばかり増えて電気料金が異常に高くなっています。
物理世界は限られているのです。もちろん趣味でコストをかけたり苦労するのは人の勝手です。そのほうが楽しいかもしれません。でもそれが推奨されるような教育や社会は不合理だと思います。
コーチングにおいても目的志向はとても大事です。目的のみにフォーカスしてください。やるべきことは、「努力」でも「勉強」でもないんですね。
ちなみに・・・・・・
僕は野球が下手で、練習してもうまくなりませんでした笑。高校までやって、へたなまま終わりました。つまり、野球を上手くなるという目的に対して、コストばかりかけて成果を得られなかったのです^^;
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