今回はコーチングの重要なマインドである「すべてはゴールから見て合理的かどうかで判断する」という考え方をお教えしましょう。
ライフハックという言葉をご存知ですか?ライフハックは生産性を上げたり、効率を上げたりするための仕事術や生活術などのことです。最近このライフハックが流行っています。
こうしたノウハウ自体はきっと役に立つと思いますし、それ自体を否定するつもりはありませんが、僕はライフハックのような生産性や効率性にこだわることをあまりおすすめしません。
もちろん「現代人は効率化を求める余り、人間としての大切な何かを忘れてしまっている」なんて言うつもりはありませんよ笑。そういうことではなく、コーチング的に考えて、効率や生産性が上がったとして「だから何なの?」と言いたいのです。
コーチングの発想というのは「ゴール設定して、ゴールから判断する」という考え方です。
コーチングではゴールを設定し、それを達成することを目指します。ゴールを達成することが全てだと言っても過言ではありません。
ですから、役に立つとか役に立たないとか、効率とか生産性というのは、「ゴールから見て役に立つか」「ゴールから見て合理的か」という基準で判断することになります。
言い換えると、コーチングでは「よりよい生活」を求めるのではなくて、「よりゴールに近づくこと」のみを考えていくということです。だから、たとえ生活がちょっと改善したり、仕事が効率化されたりしても、ゴールに役立たなければ何の意味もないということです。
僕のブログもそのような基準で書かれています。このブログの場合は真のゴールを見つけることや、ゴールを達成するのに役立つことしか書いていません。
抽象度を上げようとかコンフォートゾーンをずらそうというのも、それ自体が良いことだからではなくて、ゴール設定や達成に役立つから書いているのです。
ゴールから判断するという考え方がないとどうなるでしょうか。「ポジティブになろう」「貯金をたくさんしよう」「早寝早起きをしよう」「毎朝ランニングをしよう」「ジムで筋トレをしよう」「コミュニケーションを改善しよう」というような自分のライフスタイルの話ばかりにとらわれるようになります。
つまり現状を最適化しようとしてしまうのです。しかしいくら現状を良くしてもそれがゴールの達成に役立つとは限りません。ときにはゴールを邪魔する結果になるかもしれませんよね。
たとえば、起業したい人がサラリーマンの仕事術をたくさん覚えても、無駄な時間になってしまう可能性が高いです。そんなことしてないで、早く会社を辞める準備をしたほうがいいかもしれません。
もちろん個々のノウハウ自体が悪いのではないですよ。ゴールに役立つものもきっとあるでしょう。でもそれはゴールから判断して初めて決まるのです。ゴール設定なしに「役立つ」「効率的」という判断はできません。
「ゴールから判断する」という考え方はコーチングにおいて非常に重要な考え方なので意識して使えるようにしてくださいね^^あらゆることをゴールから判断するように心がけましょう!
この記事へのコメントはありません。