やりたいことが見つからない原因の一つに、知識量が足りないことがあります。知識量が足りないと、なぜやりたいことが見つからないのでしょうか?それは「スコトーマの原理」が働くからです。
スコトーマの原理とは「脳は重要じゃないものを認識することができない」ということです。たとえばお昼ごはんにラーメンを食べたいと思っている人には、パスタ屋が見えません。なぜなら、ラーメンを食べたい人はラーメン屋が重要なのであって、パスタ屋の重要度が低いからです。
知らないことの重要度は「ゼロ」です。そのため、スコトーマに隠れて認識することができません。
ではどうすればいいかというと、知識量を増やすことでこの問題を解決できます。
知らないことの重要度がゼロなら、知ればいいのです。知識量を増やしていくことで、見えるものが多くなり、やりたいことも見つかります。
今回はこの知識量を増やすためのワークをお教えしましょう!それは、「自宅の中にあるものを調べ上げる」ことです。
自宅にいるときに、家の中をぐるっと見渡してみてください。いろいろなものがあると思いますが、それらについての知識をどのくらい持っているでしょうか?ほとんど知らないものがたくさんあるはずです。そうだとしたら、自宅にあるもの背景にある情報はスコトーマに隠れていることになります。
スコトーマを実感していただけましたか?
ではまず何か一つを対象に選んでください。そしてそれについていろいろと想像してみてください。たとえば鉛筆だったら、どこで製造しているかとか、鉛筆の成分は何だろうとか、誰が開発したのだろう、と正解不正解は気にせず背景について想像を巡らします。
そして次に、インターネットを使って対象のものについて調べてみましょう。パソコンでも良いですし、ゴロゴロしながらスマホやタブレットで調べてもいいですね。あとは、調べた知識からさらに派生して、どんどん検索を進めてください。膨大な情報のネットワークがあることに気づくでしょう。
僕は前洗濯に興味があって、洗濯のことを調べまくったことがあります。単純に好奇心からで、漂白剤はなぜ白くなるのか、という疑問がきっかけでした。
調べを進めていくといろいろな情報が出てきました。科学的なものもあれば、まゆつばものや、スピリチュアル系の情報もありました笑。結局、調べを進めていくうちにどんどん気になって、化学反応式や分子構造を調べたりしました。
それ以外にも、どんな洗濯サービスがあるかや、クリーニング屋の種類や技術などけっこう広い範囲の情報を調べたのです。
結果知らなかったことが次々わかりました。そして洗濯をするのが非常に楽しくなりました。洗濯をするたびに、調べた情報がばーっと浮かんでくるので、気持ちいいのです。実際やってみれば、この快感がわかるはずですよ^^
こんな感じで、家の中にあるものについて調べてみましょう。
・食べ物
・パソコンの仕組み
・スピーカーの仕組み
・家の建材や壁紙などの種類
・植物
家の中を見渡すと調べられるものがたくさんありませんか?身近にあったのに、ほとんど知らないものもあるでしょう。そういうものを見るときには、そこにある物を表面的にしか見えていないということです。
背景の情報ネットワークを頭の中に作っていくと、物が立体的に見えるようになってきます。意識しなくても常にそうなので、世界の見え方がかなり変わるはずです。このワークをやっていくことで、一気にスコトーマがはずれ、自分の興味ある分野や、ビジネスのネタなどが次々と目に入ってくるでしょう。
調べ方は、ネット検索でよいと思いますし、さらに気になったら本などを買ってもいいでしょう。
身近にあるものを調べていくだけで、大きくスコトーマを外すことができます。身近にあるからといって軽視してしまいそうですが、そこにはあらゆる抽象度の知識が隠れているのです。ぜひこの気持ちいいワークをやってみてくださいね!
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