現状を抜け出すためには、「思考の抽象度」を上げていく必要があります。
ただ抽象度が高くするというのは、情報量を減らしていくという意味なんですが、なかなか体感としてわかりづらいですよね。当然ですが、抽象度が高くなると抽象的な世界の話になってきます。そのため、なかなか実感が持てないのは無理もないんですね。
今回は、抽象度が高い状態を実感していただくために、超簡単にできることをご紹介したいと思います。
抽象度が高い状態を実感する方法とは・・・・・・
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高いところへ行く
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です!
高いところ、というのは「海抜が高いところ」です。たとえば、スカイツリーとか、東京タワーのように高い場所のことを言っています。そこまで高いところではなくても、高層ビルなどでもいいでしょう。
なぜ高いところに行くと、抽象度が上がるのでしょうか?
私たちは、普段街を歩いているとき、平面上のことは見ていますが、上を見たり下を見たりということはあまりしません。まっすぐ前を見たり、左右を見たりすることしかしないのです。
そのため、考えることもどうしても平面的になってしまいます。たとえば、道を歩きながら成層圏のことについて考えたり、宇宙空間のことについて考えたりする人はあまりいないでしょう。
しかし高いところに行くと、上下の軸ができます。下を見れば街が広がっていますし、上を見れば空や夜なら宇宙空間が見えるのです。つまり、無理やりにでも視点が「2次元」→「3次元」に変わるんですね。
また、人間は地面の上で暮らしていますから、高いところに行けば人間が生きている空間を上の視点から広く見渡せるようになります。
高いところから見ると、一人ひとりの顔が良く見えないですよね。同じ高さを歩いていたら「あいつはやな感じ」とか「あの人はかっこいい」とか「あの人はヤンキーだ」とか、そういう個別のことが見えますが、高い場所に行くと見えません。
そもそも1人1人個別に認識できないのですから、1人1人の人間がどうという思考ではなく、自然に「人間」とか「社会」という高い視点で思考することができるようになるのです。
個別の事情とか、情動とかを切り離して考えられるようになるので、かなり自由に思考することができるようになります。普段は人間関係のことが気になっていたとしても、「あそこにビルを建てたらいいんじゃないか」とか、「東京は過密すぎるからもっと地方に人口を分散させるべきだ」など、視点が高いことを考えられるのです。
都市部だったら高いビルに上るといいですし、田舎であれば、高い山に登ってもいいでしょう。高さも結構重要で、たとえば富士山のようなとても高いところに上るとかなり抽象度が高くなって、宗教的なことなどを考えてしまうと思います。
高い山に行くと天の川が見えたりして星がものすごく綺麗です。現代は夜でも明るくなってしまったので星が見えづらいですが、高い山の頂上から星を見ると、昔の人が星に神秘的な意味を見出した気持ちがよくわかります。
また、宇宙に行って青い地球を目の当たりにした人は人生観が変わってしまうと言います。
僕は宇宙に行ったことはないですが、想像してみると確かにそうかもしれませんね^^
宇宙まで行かなくても、地上で実現できる範囲で十分抽象度は上がりますので試してみてください!できれば、高いところでいろいろと思考してみるといいですよ。
ちなみに僕のおすすめは、「港湾地域」です!東京なら港区とかお台場、横浜のみなとみらい地区などですね。あのあたりは埋立地ですごく人工的です。人工的なので、港湾地域を見ていると、「人間の営み」について考えてしんみりしたりわくわくしたりします笑。
あなたもぜひお気に入りの「高い場所」を見つけて、抽象思考をしてみてくださいね!
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