真面目なコーチを辞める

今回は、真面目なコーチを辞める、というお話をします。

コーチは真面目な人が多いです。

私ももう何年もコーチをしていて、いろんなコーチの方にたくさん会ってきました。コーチだけではなくてコーチングを勉強している人にもたくさん会ってきました。

その中で気づいたのはコーチングに関わっている人は真面目な人が多いなということです。特にコーチの方は真面目な人が多いです。

真面目なのは素晴らしいことですが、それがあると逆に自分を苦しめたり、ビジネスをうまくいかなくさせる要因になっていることが多いです。

例えば稼ごうと思った時に、

事前に勉強しないといけない
事前に完璧にしないといけない
失敗してはいけない
充分練習しておく必要がある
自分を高めないといけない
能力を上げてからじゃないとできない
修行しないといけない
実績や経験を積まないといけない

こんなふうに考えている人が多いわけです。

これは真面目ゆえに考えてしまう事でもあります。そのため一生懸命頑張っていたり勉強していたりするのに何年も稼げないようなコーチがたくさんいます。

しかしビジネスは、こうしたことをしなくても稼げるようになります。つまり自分でわざわざゴールを遠ざけてしまっているわけです。

ありもしないハードルをコンフォートの中で自分が次々に設置しているだけなので、それを取り除けば明日から契約が取れるかもしれません。

今日はそんなお話をします。

最近Youtubeを見ていたら、ホリエモンがトライアスロンに挑戦する、という番組がありました。

ホリエモンのトライアスロンに密着するのですが、私がびっくりしたのが、ホリエモンは全然練習をしないということです。むしろ練習するのを嫌がっていて、みんながやれというからしょうがなくやってるみたいな感じでした。

トライアスロンと言ったら、そんなに簡単にできるものではありません。ものすごく練習して、しっかり体力をつけて体調万全にして準備しないとできないというイメージでした。

もちろん普通はそうなんですが、ホリエモンは全くそんなことを考えてないような様子だったわけです。さすがにコーチはいましたが、練習なんていらねーよ、という態度でした。

多分彼は、他のことに対しても同じ態度で接してるんだろうなと思います。

目標を遠ざけてしまうのは自分自身です。コーチングビジネスでも、あれこれ自分で考えて、必要もないスキルや能力、準備をして失敗しないようにしている間に、あっという間に時間は去ってしまいます。

そのうちお金がなくなって、コーチングを辞めていく人がとても多いです。

つまりスキルを身につけたり能力を高めたり準備をしていること自体が、ゴールを叶えなくさせていて、自分ができないという思いを強くしているわけです。

できないから準備するし、できないから勉強する、できないから自分を高める、そこにあるのは「できない」というマインドです。

あれは足りないとか、穴があるという、「足りない」マインドを持っているわけです。

労働者は次々に自分のコンフォートゾーンの中で穴を見つけてきてしまいます。そして未来のことをあれこれと想像して、不安を次々と作り出してしまうのです。

そしてその次々と生み出した穴や、不安に対処するための準備や勉強が止められなくなります。これが稼げないコーチがいつまでも成功しない理由です。

もちろんコーチングだけではなくて、すべてのことにおいて自分が勝手に作り出したハードルや、思い込み、不足が邪魔になっています。

なのでそうしたものを一旦全て取り外してみることです。

人間は完璧ではないので、穴を見つけようと思えばいくらでも見つけることができます。例えば背が高い人は、背が高いことを欠点だと認識することができます。一方で背が低い人は、背が低いことを穴だと思うかもしれません。

平均身長の人は平均身長だからだめだ、と穴を見つけることができます。

コーチでも、資格がないからとか、スキルがないから、講座を受けてない、〇〇先生の指導を受けてない、こうしたものが穴だと思うわけです。

またビジネススキルがない、集客スキルがない、セールススキルがない、ポジショニングを自分で考えられない、こうした穴と思われるものがたくさん見つかります。

しかしそれらは、そもそも幻想です。だから穴だと思っても、穴が開いたままにしておくことです。

コンフォートゾーンが変われば、それらは別に穴ではなかったことに気づくでしょう。だから私から見たら多くのコーチが無駄な努力をしてるようにしか見えないわけです。

稼げないコーチ同士でコーチングの練習会等をしているのも、しっかり準備をして、練習して基礎を固めてからやろう、それが正しいことだ、という幻想があるからです。

だから私自身ももちろん、クライアントにも練習会というものはやっていません。それは必要ないからです。

また勉強してくださいということも、初心者以外はほぼありません。もちろんビジネスの本を読んでくださいということも無いのです。

やる事はいきなり高額商品を売って、わからないことがあったら私に聞いてくださいということです。

つまり練習や勉強をしないで、能力もスキルも上げずに、マインドだけ変えて本番だけをやってもらうということです。

そうしたら、私に聞かなくても、必死になったらできるかもしれないし、どうしてもできない事は私が補えるので無駄なく稼げるコーチングができるようになるわけです。

そうすることで、本当に使えるコーチングが身に付き、最短で稼げることになることができます。

稼げないコーチは、それを自分で考えて、スキルの勉強をして埋めようとするから、いつまでも稼げるコーチングができないのです。

コンフォートゾーンの穴埋め問題はやめて、さっさと稼げるようになったら良くないですか?

私はそれが見えているので、こんなふうに何度もいうわけです。わざわざビジネスを複雑に難しく考える必要はありません。稼げないコーチが考えているハードルは幻想で、稼げる世界を本当はすぐ目の前にあります。

1万円の商品を売るのと、100万円の商品を売るので、100倍努力が必要だと思っていますか?

そんな事はありません。明日から100万円の商品を売れば良いからです。このことに気づいてあなたも稼げるコーチになってくださいね。

今回は真面目なコーチを辞めるという話をしました。

コーチは真面目な人が多いので、それは良い事ですが、それが弊害になっていることもあります。

今の自分でもう稼いで良いと自分自身に許可を出してください。

穴を見つけても、穴が開いたまま進んでいけばいいのです。なぜなら本当はそれは幻想だからです。このことを理解すれば、あなたのビジネスのスピードははるかに速くなります。

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