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コーチングをビジネスとして経営するには

コーチングをビジネスとして経営するには

今回は、コーチングをビジネスとして経営するには、というお話をします。

コーチとして稼ぐなら、コーチングビジネスにも経営が必要です。売れるか、売れないかを気にしているコーチは多いですが、それでは経営はできません。

売れたとしたら次に「継続してビジネスをする」という課題があります。

ビジネスはお金を扱うものなので、経営といえばまずお金や利益を管理することです。

経営者の書いたビジネス書などは、自己啓発のようなものが多いですが、それはお金の管理は当たり前の前提だからです。もしお金の管理ができなければ、簡単に会社は潰れてしまうでしょう。

どんなに売れていても、いい商品があっても、お金の管理ができなければ倒産します。経営というと、抽象的ですが、その基本はビジネスが継続するように、計画を立てて、利益やお金を管理することです。

事業は何のためにするか

会社でも個人でも、事業をする目的は、基本は利益を出し続けることです。

なので100万円使ったら、200万円とか300万円にして、利益を得ることがビジネスです。利益を出さないことは、NPOとかボランティアの人がやります。

コーチングもビジネスとしてやるなら、利益を出して継続し続けることが大切です。

ただコーチングビジネスをしている人は、売上=経費+生活費になっていることが多いです。イコールならいいですが、赤字ということもあります。

赤字になると、それを補填するために、お金を借りてくる必要があるのです。

そのため、まずは売上=経費+生活費でいいでしょう。

コーチングは経費はほとんどかかりません。移動費や場所代、ネットの運営費くらいです。そのため、ほぼ利益なのですが、生活費は必ずかかります。

この状態だと、少し売上が下がったり、経費や生活費がかさんだ場合、回らなくなる可能性があります。借金をしていれば、余計に不安定です。

今のように、コロナが来たり、何かの原因で経済が落ち込んだりすれば、ビジネスの継続が難しくなります。なので余裕を持っておく必要があります。

次に、売上=経費+生活費+利益にする段階があります。月40万円を稼ぐとしたら、月30万円経費と生活費がかかるとして、10万円の利益になるわけです。

月に10万円の利益があれば、それを残すことで、内部留保を作ることができます。

簡単に言えば、預金として積んでおけるのです。

月10万円の利益を10か月続ければ、100万円の資金ができます。資金がある分だけ、一時的に赤字になったり、支払いが増えたりしても、対応することができます。

コロナショックで破綻してしまう企業も多いですが、十分な量の資金がないからです。自転車操業をしている場合は簡単に潰れるでしょう。

利益が出ることで、ビジネスは継続できるのです。

私が利益を出しましょうと言っているのも、このためです。

労働者思考だと、利益を出すのは悪いこと、と考えますが、利益は出さないとビジネスにはなりません。単価を上げた方が良いというのも、利益を出す前提だからです。

コーチングビジネスを成功させるなら、

利益を出すこと
利益を積むこと

この2つの考え方を覚えてください。

資金は6か月分の経費と生活費が出せるくらいは確保しておいた方が良いです。通常は売れなくても3か月の間になんとかすればいいですが、コロナショックのように、長引くこともあります。

4月から緊急事態宣言が始まって、一応終息するのは7月か8月です。3か月しか余裕がないところは苦しい経営になっています。

それ以上のお金は、残しておいても、使ってもいいでしょう。

投資をしてお金を増やす

利益が出つづければ、広告などの投資もできるようになります。

月に5万円でも10万円でも広告に回して、50万円や100万円の売上が出れば、差額は利益になりますよね。

商品が売れているということは、売れる商品や売れるビジネスモデルが完成しているので、広告を出しても売れるようになります。

資金に余裕があれば、広告費を先払いしても、問題がないわけです。

そうやってお金を投資することで、さらに利益を増やすのがビジネスのやり方です。

この投資の考えを理解できれば、お金の流れが来るようになります。

「お金がない」と言って投資ができない人は、「お金は減る」と思っています。しかしお金が増えるのがビジネスです。お金に対するマインドを変えなければ、稼げるようにはなりません。

なので売上=経費+生活費+利益+投資となるのが次の段階です。会計上は、広告などは経費ですが、わかりやすく投資としておきます。

こうなれば、経営は安定します。

また、利益や資金があれば、銀行から借り入れをすることができます。

今はコロナ対策もあるので、政策金融公庫や保証協会なども借りやすくなっています。いくらかお金を借りることもできるでしょう。

100万円でも200万円でも借りておけば、さらに余裕ができるわけです。また、一度借りておけば、次の審査は通りやすくなります。

今潰れている会社やお店が多いですが、なぜなら借り入れができないからです。

財務状態が悪ければ借りることはできません。また新規の借り入れは時間がかかって、ハードルも高いので、困った時に使えないことも多いわけです。

なので先に財務状態をよくしておいたり、借りやすくしておくことが大切になります。

なかなかここまで考えてビジネスをするコーチはいません。集客法とかセールスが、というのに注目する人が多いです。私はその先まで考えて教えています。

稼げたとしても、経営能力が低かったり、お金の扱いを間違えれば、簡単に破綻してしまいます。なので、ビジネスが小さいうちから、しっかりと管理しておくことです。

ビジネスを続けられれば、より多くの人を助けることができたり、既存のクライアントのサポートもし続けることができます。

お金を稼げるか稼げないかも大事ですが、継続することはとても重要です。

そのためにするのがコーチングビジネスの経営です。経営は売ることはもちろん、お金や利益を管理して増やすことも基本です。ビジネスを継続させる前提で、しっかりとプランを作ってくださいね。

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