豊かになる人と貧しくなる人の違い
お金が入ってきて、豊かになれる人と、お金が入ってこず、豊かになれない人はどこが違うでしょうか。
それは、「お金がある」と思っているか「お金がない」と思っているか、という点です。「お金がある」というマインドに転換することで、お金は入ってくるようになります。
反対に「お金がない」「お金が減る」と思っている人は、いつまでたっても豊かにはなれません。また、お金だけでなく、人生全体でも、豊かさを手に入れられなくなります。
というのも、根本的な、マインドの違いがあるからです。
お金に対するマインドセット
「お金がない」と思っている人は、「お金は減る」と思っています。これは、言い換えると、「お金を使うと貧しくなる」という考え方です。
この考え方だと、お金を払うことが恐怖になります。
お金はなんのためにあるかというと、お金を何かと交換して、豊かになるためにあります。例えば、お金を使って、食べ物を食べたり、服を買ったりします。
ビジネス面では、お金をかけて、もっと儲かるようにします。
お金がない、と思っている人は、お金と豊かさを交換できないので、豊かになることができません。お金を払う痛みの方に注目しているからです。
自分の人生や、理想の未来より、お金を払う恐怖の方が大きいので、現状維持が強くなります。お金を払うと、お金が減って、現状維持ができなくなるので、怖いのです。
お金が出て行く量が優先なので、値段が安いものがいい、という思考になります。お金を払って得られるものや、リターンではなく、なるべくお金が減らないことが優先になるのです。
値段で、高いとか、安いとか判断するので、価値があるかどうかという視点が抜けます。すると、自分を豊かにするものか、そうでないか、ということがわからなくなります。
お金の使い方は、現状維持や、現状を埋めるものばかりになります。不安、恐怖のために、逆にお金を使ってしまったりもします。
例えば、不安を埋めるために、スキルアップしようとか、資格を取ろうという行動が生まれます。しかしこれらは、現状から見える欠点を埋めているだけです。
結局お金がない、というマインドが、お金がない現実や、貧しい人生を引き寄せてしまうのです
反対に、「お金がある」というマインドの人は、お金を使って豊かになる、と考えることができます。
これは、現状維持ではなく、理想の未来の方に向いている考え方です。お金を払うことで、得られるものの方に、注目しています。
値段ではなく、得られるものの方に気持ちが向いているので、価値のあるものや、豊かさを手に入れることができるのです。
ビジネスなら、リターンを得るためにお金を使うことができます。減るお金ではなくて、得られるお金をイメージしているので、お金が入ってくるのです。
感情的には、恐怖感にとらわれるのではなく、未来へのワクワク感とか、楽しい、嬉しい、という気持ちを持っています。だから、自分を変えられるし、豊かになることができます。
お金が減る、と思って、出て行くことに注目するのではなく、お金を払って、価値をどんどん受け取ろう、という考え方になれば、ビジネスでも稼げるようになります。
豊かになるゴールの作り方
あなたは、理想の未来をイメージしていますか?理想の未来があれば、変わることができます。
ただ、理想の未来をイメージしても、現状を守ることに時間や、感情を使っているなら、変わることができません。理想の未来の方に感情や資源を向けないといけないのです。
ゴール設定をしても、目標を決めても、その未来にワクワクしたり、どうしても達成したいと思わない限り、現状は変わりません。
あなたは、どんな豊かな未来を持っていますか?
ゴール設定には2つの条件があります。それは、
やりたいこと
現状の外側
の2点です。
特に重要なのが、やりたいことがどうか、です。というのも、やりたいことじゃないものを、ゴールにする人が多いからです。
それは、こうすべきだ、とか、こうしないといけない、という、have-toのゴールです。こうすべき、というのが先にあって、その中でゴールを決めるので、うまくいきません。
例えば、「男は会社に勤めなければいけない」という信念があって、これは、自分が望んでいないものだとします。本当はこの信念を外さないといけません。
しかし、この範囲の中で、「IQを高めて、できる男になる」というゴールを設定したり、「会社の仕事を通して社会貢献する」というゴールを設定しても、have-toなのです。
本当は、ぼーっとして、楽々暮らして、遊びまわりたいだけかもしれません。そうしたら、IQもいらないし、スキルもいらないし、会社も辞めた方がいいでしょう。現状を守る無駄なことは、しなくていいわけです。
カジノで500億円溶かした大企業の社長が話題になったことがありますが、あの人は、創業一族で、生まれた時から、立派に会社を経営しなければならない、という義務感で生きていたそうです。
これが彼の、have-toのコンフォートゾーンだったのです。
でも、刑務所に入って、会社も追放されたら、解放されて楽しくなったようです。仕事は、全然楽しくなかったということを言っていました。
根っこは遊び人で、押さえつけていたものが爆発して、カジノにのめりこんだのでしょう。
やりたいことをする=罪悪、恐怖、という考えがあると、嘘をついてしまいます。
自分に対する嘘から始まっているので、ゴールもやはり嘘になります。これはどちらかというと、不安感とか、恐怖感から出てくる目標なのです。
よくある目標達成法では、この点が抜けているので、うまくいきません。だから、現状の枠を取っ払ったところでゴール設定をするのです。
ワクワクする未来を現実にする
現状の枠を取っ払うためにも、やりたいことかどうか、というのが重要になります。
have-toの枠組みの中でしか考えられない人がほとんどなので、やりたいことをするだけでもコンフォートゾーンから抜けられるからです。
半年前、1年前から、稼げていないとか、変われていないなら、やりたいことをやってないからです。
あなたは、自分に制限がなかったとしたら、何をしたいですか?
お金が100億円あって、時間も自由です。会いたい人にも会えます。誰にも何も言われません。制限がないという前提で考えてみてください。これは、誰にも言わなくていいので、本音で考えることが大切です。
パッと浮かばないかもしれませんが、時間をかけていいのでじっくり考えてみましょう。
そして、思いついたものが、ワクワクするものかどうか、確かめてみてください。そのために、ビジネスで稼ぐことが必要なら、稼ぐことができます。
コーチでも、稼げない人は、稼ぐことが必要ないからです。稼ぎたい、と思っていても、実際に本当に必要なのは、最低限の生活費だったりします。
すると、ビジネスをやる必然性もないわけです。生活費なら、サラリーマンとかバイトの方が、すぐ確実に稼ぐことができます。
これが、時間も自由で、お金も生活費以上稼ぎたい、と思うなら、ビジネスをやる必要が出ます。
会社勤めとか、雇われ労働に慣れてしまっている人は、やりたくない時給労働に時間を使う、ということが、それほど問題ではない状態です。
いやだと思っていても、大して問題ではないからできてしまうわけです。
これが耐えられない人は、すぐにやめたり、逃げ出してしまいます。
私自身も、もともと会社員でした。やめる前は、ものすごくそわそわして、いたたまれなくなりました。
それでも、会社を辞めたばかりの時は、万が一何かで呼ばれたら、世話になったし、何日か働いてあげてもいいかな、と思っていました。しかし、今となっては、絶対にお断りです。
絶対お断りでないから、やりたくない時給労働ができてしまうということです。
3か月、半年後に、今の仕事辞めたて、稼ぎたい、と真剣に思えれば、ビジネスも成功します。
そのためには、理想の未来、稼いだ後の未来をしっかりと設定してくださいね。どれくらいか、というと、今の状況がいたたまれなくなるくらい、やりたいことを考えましょう。
そうすると、だんだん未来の方が当たり前になっていき、達成してしまいます。もちろん、これは一人でやるのは難しいので、コーチやメンターの力を使ってください。
価値を受け取れば豊かになる
理想の未来や、得られるものに注目する人は豊かになることができます。
「お金がある」と思って、お金を払って得られるもののことに注目すれば、価値あるものが手に入り、お金も人生の豊かさも入ってくるのです。
「お金がない」と思って、お金が減ることとか、現状維持ばかり気にすると、得られるものが少なくなり、お金も豊かさも手に入らなくなります。
あなたが、お金が自分に流れてくるようにしたいなら、お金を払ってどんどん価値を受け取る、というマインドになってくださいね。