テクニックで売りたいか

テクニックで売りたいか

あなたは、テクニックで商品を売りたいですか?

私は、なんでも売れればいいという人は、コーチングをやって欲しくないと思います。本当に大事なのは、クライアントが豊かになったり、夢を叶えたりすることです。

それが、コーチングの一番の価値になります。その価値を提供するので、お客さんから対価をいただけるわけです。

ということは、お客さんが欲しい商品を売るという、ビジネスの原理に沿っていればいいのです。そこで、ゴミ商品を無理に売ろうとするから、スキルばかりが重要だと考えます。

仮にスキルで売ったとして、本当はお客さんが必要ないものだったら、意味がありません。ただ、お金を集めたいだけの話です。

ビジネスでお金をもらうのは、前提の話です。なので、お金をもらうことは、良いのですが、どうやってお金をもらうかが大事です。

テクニックで要らないものを売る人

商品が売れるには、まず売れる商品である必要があります。売れる商品というのは、お客さんにとって価値のある商品です。

しかし、ゴミ商品でも、売ることはできます。それは、必要な商品に見せかけて売るということです。なので、詐欺みたいなものでも、売ることができます。

例えば、生命保険は、本来はほとんどの人にとって要らない商品です。しかし、多くの人が生命保険に入っています。

生命保険の営業の人が、その肩書きを使って、セールスの指導をしていることがよくあります。なぜでしょうか?

生命保険の営業の人は、本来必要ない商品を売ることができるからです。そのため、保険セールスは、スキルが高い、という認識があります。

また、保険セールスは大変だ、ということは、たいていの人が知っています。なので、保険セールスをやっていた、という肩書きがあると、すごいスキルがあるに違いない、と思うわけです。

確かに、スキルがあると思いますが、それは、必要ないものを売るためのスキルです。

必要ないものを売ろうとすればするほど、スキルが必要になります。コーチでも、売れない人は、スキルを学んでなんとかしようと思っています。

売れない理由は、お客さんが必要としてないからなのですが、そこには目が向かないのです。

なぜなら、まず良い商品だ、という勘違いがあります。そして、商品はどうであれ、お金を儲けることしか考えていないからです。

私は、コーチングスクールで、卒業すると、特別な力がついて稼げるかのように宣伝している人たちがいるのを知っています。

コーチングを学んだからといって、そのままスムーズに稼げるものではありません。

もちろん、それを約束しているわけではないでしょう。約束しているかのように、勘違いさせているだけです。勘違いさせる、コピーやセールスのスキルを使っています。

本当のところは、コーチングを学んでも、コーチングの知識が手に入るだけです。稼げるかどうかは、はっきり言って、その人次第です。

これは、どんなスクールや塾でも同じことなのです。

だから、私も、クライアントとコーチは責任は半々だと、正直に言っています。

コーチは、商品を提供する責任があります。私も、稼げるところまでコーチングする、という保証はしていますが、本人がやる気がなければ、成功はしません。

なので、本気の人を相手にしたいのと、ちゃんと実践できる人じゃないと、コーチングはできないのです。ちゃんと実践することを、約束してもらってからスタートします。

目的はお金だけか

スキルがあったら、商品を売ることはできます。だから、詐欺が成立するわけです。

詐欺の人ほど、価値のないものを売るために、高い技術を持っています。

そして、楽して、簡単に、いますぐ、ローリスクで、ハイリターンだ、ということを宣伝するのです。そうすると、情弱が引っかかって、お金が入ってきます。

一番成功しているのが、宝くじでしょう。宝くじは、ほぼすべての人が損する商品です。しかし、大勢の人が買います。

もちろん、わかっていて、楽しみで買うのは良いですが、本質は、ほぼ必ず損をする商品だということです。

売れないゴミ商品をスキルで売る、というのは、これと同じことです。

そんなことをしたいかどうか、考えてください。

私は、スキルだけで商品を売りたい、売れれば何でもいい、という人には、コーチングをしたくはありません。なぜなら、それは不幸な人を作るだけだからです。

宝くじは、わかって買っている人多いからましですが、コーチングは、コーチを信じて受ける人が多いです。だから、その分真剣にコーチングをする必要があるわけです。

そうしなければ、お客さんは、コーチングは意味がなかった、ということになるでしょう。それは、コーチング自体の価値を落とすので、自分の首を絞めているのと同じです。

もちろん、同じ商品を売っても、良いと思う人と、悪いと思う人がいます。高級なお寿司を出しても、おいしくなかった、という人はいるのです。

それは、お寿司屋さんの責任ではなく、お客さんの責任です。それは、自分が選んだからです。お金を払ったからと言って、必ず満足できるわけではありません。

お寿司が出てこなかったり、看板と違うものだったらお店の責任ですが、選ぶ人も、自分の責任があります。なので、良いメンターやコーチに出会えるかも、巡り合わせがあります。

しかし、大事なことは、お客さんに喜んでもらうことです。ビジネスは、お客さんに喜んでもらわないと成り立ちません。

喜ばれないビジネスは、稼げなくなります。喜んでもらえるからこそ、対価がもらえるわけです。

必要ない商品を、テクニックで売っていても、多くの人にとっては、喜ばしくないことです。そんなことまでして、稼ぎたいでしょうか。

コーチとして何をしたいか

あなたは、コーチとして何をしたいですか?ただテクニックで商品を売って、お金を集めたいだけですか?

そういう人は、あまりいないと思います。しかし、スキルを学んで売ろうとするコーチは多いです。すると、どうなるかというと、余計に売れなくなります。

お金だけ欲しい人は、情弱を集めてどんどん商品を売るでしょう。しかし、スキルを学ぶほど、罪悪感でブレーキがかかる人が多いです。

それは当たり前で、自分に正直にビジネスをしていないからです。その結果、全てが中途半端になり、売れなくなります。

そして、売れないからまたテクニックを学びに行く、となって、悪循環になるのです。これが多くのコーチが稼げていない原因の1つです。

あなたが売れないのは、スキルが原因ではありません。売れる商品と、商品が欲しいお客さんがいたら、テクニックが上手くなくても売れます。

それがビジネスの本質だからです。

私がお伝えしたいのは、本質にのっとった、継続的に売れるビジネスです。

コーチでも、一時的にちょっと上手くいって、消えていってしまう人が多いですが、その原因はなんでしょうか?結局、売れなくなるからなのです。

私は、継続してコーチングを続けて、多くの人を助けられるコーチを養成したいと思っています。なので、稼ぎ続けられるようなマインドや、やり方をお伝えしています。

そのためには、売れない商品を売るためのスキルというのは必要ないわけです。コーチもクライアントも豊かになることが、大事なことです。

あなたがやりたいことは何か、どんな理想の未来を望んでいるのか、イメージしてみてください。

クライアントが豊かになっているのも、そのイメージの中にありませんか?無いとしたら、他のビジネスをやった方が良いかもしれません。

理想のゴールを設定して、そこから素直に発信してください。そして、お客さんに信頼してもらって、必要としている人と契約をします。

それを実現するために、ビジネスの仕組みがあります。

今回は、テクニックについてお話ししました。テクニックで売ることはできますが、あなたのゴールがどこにあるのかを考えてください。

要らない商品を買わせなくても、ビジネスで成功することができます。ただ売れる商品を、欲しい人に売って、お客さんが幸せになったり、成長したりしてくれればいいのです。

それが、コーチもクライアントも豊かになるコーチングビジネスです。

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