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エフィカシーが上がらないのはなぜか

エフィカシーが上がらないのはなぜか

今回はエフィカシーが上がらないのはなぜかというお話をします。エフィカシーというのはゴール達成する能力の自己評価のことです。ビジネスで言えば、稼げると自分がどれだけ思っているかです。

最近はエフィカシーである自己効力感や、自己肯定感という言葉がブームになっています。コーチングにおいてはエフィカシーが特に重要になっています。

エフィカシーが高まれば、ゴールは達成するのですが、それが高まらない人が多いです。

セミナーなどに行けば、その時にはテンションが高くなりますが、一時的な気分なのですぐに下がってしまいます。なので根本的にエフィカシーを高めるマインドを手に入れなければいけません。

多くの人がコーチを含めて勘違いしていて、エフィカシーが下がる努力を一生懸命しています。

だからコーチでも起業ができなかったり、いつまでも稼げない人が多いわけです。

今日はそんなお話をします。

エフィカシーに対する勘違いとは

エフィカシーを下げてしまうのは、自分にゴール達成する能力がないと考えることです。これが根本的にエフィカシーを下げています。

それは当然で、エフィカシーというのは自己評価でしかないからです。だから自分が自分の評価を下げた場合、エフィカシーは下がります。

反対に自分が自分の評価を上げると、エフィカシーはその場で高くなるわけです。その場でというのはイコールであるということです。

つまりエフィカシーを上げたいなら、今自己評価を上げることです。また自分で自己評価を下げることを止めることが大切です。

しかしほとんどの人が勘違いしているのが、エフィカシーが自己評価ではないと思っている点です。

稼げないコーチの多くが、自分でできない理由を考えて、それを埋めようとしてしまいます。

集客やセールスができない
コーチングスキルを学ばないといけない
本を読んで勉強しないといけない

こんなふうに、欠点を埋めることに一生懸命になっているわけです。これが自己評価を自分で下げる行為です。

反対にエフィカシーが高いとしたら、今のスキルで稼げると思うはずです。いろんな準備や勉強が事前に必要だと思っているのは、エフィカシーが低くなっているからなのです。

そのためそうした行為をすればするほど、反対にエフィカシーをさらに下げる結果になります。このことに気づかない人がとても多いです。

言い方を変えると、自己評価ではなく、能力値をあげようとしてしまっています。

しかし能力というもの自体が、固定的にあるわけではありません。だからスキルを学んでも、ビジネス書を読んでも、一向にエフィカシーが上がらないのです。

能力値を上げるという考え方は、ほとんどの場合、外側にある何かしらの定義された能力を上げようとする行為です。少しわかりにくい表現でしたが、簡単に言えば、バーベルを何キロあげられるといった類のものです。

バーベルを50キロあげられる人は、100キロに上がったら、その能力値は高まるということがはっきりと定義できます。自信がない人は、こうしたあらかじめ定義できる、いってみれば外側の価値を身につけようとするわけです。

だから筋トレが流行っているわけです。

資格を持っているとか持っていないというのも全く同じものです。

ビジネスは特に能力を明確に定義することができません。およそゴールというものは、そういうものです。

だから何か外側の価値をつけたしていても、それでゴールが達成するという実感には結びつかないのです。だからエフィカシーが上がらないということです。

また別の見方をすれば、ゴールが達成できないので、コンフォートゾーンで見える範囲で頑張ろうとしているわけです。

コンフォートゾーンを埋めてもゴールが見えないので、エフィカシーが高まらないということです。

エフィカシーを根本的に高めるには

ではどうしたらエフィカシーが高まるかというと、今のスキルで稼いでいいと思うことです。そして実際に稼ぎ始めてみることがエフィカシーを上げる根本的な方法です。

こんな風に言っても、

そうは言ってもとか、
お金がないとか、
時間がない、
人脈がない、
スキルがない、

というふうに考えてしまう人が多いと思います。

そうした言い訳が、自分で自分のエフィカシーを下げる行為なのです。

だからそうした、いろいろな条件がなくても大丈夫と自分で思うことが大切です。これが自己評価です。

スクールに行ったからといってコーチングができるとかコーチングに自信が持てるわけではありません。高いお金を出してスクールを卒業したにもかかわらずどうやったらコーチングができるかわからない、結果が出るコーチングができないと悩んでいるコーチが多いです。

そんな時にも自分にはコーチングができる、もう練習会や、コーチ同士の勉強会などしなくてもコーチングができると思わなければ一生できないでしょう。

もちろんそこまでやらなくても良い、と思う人もいると思います。しかしもしあなたがプロのコーチとして活動したいのなら、コーチングビジネスに対して、エフィカシーを高めるしかありません。

もう一つは、未来のゴールに対してワクワクするかどうかです。

自分の欠点や足りない部分を埋める事にばかり注目していては、ビジネスをやっても苦しいだけでしょう。

ビジネスがお金を扱うことなのに、お金が入ってくることに罪悪感を持っていたり、利益を得ることに罪悪感を持っていたら稼ぎたくなくなるだけです。

それをスキルでうまいことごまかそうとしてるから稼げるようにならないのです。

そうではなくてあなたが稼げるコーチになって、クライアントに感謝されて、お金も入ってきて好きなこともできる、そうした理想の未来を自分でイメージしてワクワクできるかどうかが大事です。

コーチの多くがお金のブロックがあるために稼げないままでいます。稼げる未来をイメージしてお金が入ってくることが嬉しいとか感謝できるようになることが大切です。

そうすれば自然とエフィカシー高まっていくのです。だからこそゴール設定が重要になります。ワクワクするゴール設定をして、もう稼いでいいと自分自身に許可を出して下さいね。

今回はエフィカシーが上がらないのはなぜかについてお話ししました。

エフィカシーが上がらないのは自分を信じることができず、コンフォートゾーンの外の世界に手放しで行くことができないからです。

それが理解できないから、現状で見える穴埋めたり、外側のすでにある能力や価値を自分に補おうとしてしまいます。これらは現状を維持するための不安から出てくる考え方です。

そうした考えを捨てて、ワクワクする未来をイメージして、今から自己評価を高めてみてください。

このことを理解してあなたもコーチングで稼げるようになってくださいね。

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