脳科学

支配者によって下げられたエフィカシー

エフィカシーが低いのは、支配者に洗脳された結果です。支配者の作ったシステムから抜け出して、高いエフィカシーを持ちましょう。

ゴールを達成する能力に対する自己評価のことをエフィカシーと言います。言い換えれば、「自分はゴールを達成できる」とどれだけ思っているかを表す言葉です。エフィカシーが高い人は、必ずゴールを達成できる、と思い、エフィカシーが低い人は、自分にはゴールは達成できない、と考えます。

僕はよく「エフィカシーを上げるにはどうしたらいいか」と聞かれますが、エフィカシーが低くなってしまった原因は何でしょうか?それは、支配者に、「あなたはこの程度ですよ」と洗脳されてしまったからです。

洗脳の例として「学力偏差値」があります。学力偏差値は、テストを受けた際に、自分が全体の中でどのくらいの位置にいるかを示す指標です。この学力偏差値は、愚民化のために導入されました。大学闘争で学生が暴動を起こしたときの反省から導入されたのです。

参考記事:偏差値の導入を主導した政治家は従順な国民作ること目指した

学力偏差値によって、人々は、「自分はこれくらいの偏差値だから、これくらいの大学にしよう」と思うようになりました。さらに職業や収入も偏差値から考えるようになってしまったのです。これは偏差値が低い人に限ったことではありません。偏差値が普通の人、高めの人、非常に高い人であっても、多大な影響を受けています。

たとえば、偏差値が非常に高い人でも、「偏差値が高いから東大に行こう」「偏差値が高いので、医者になろう」と考える人が多いようです。偏差値が高かったために、「せっかくなので、日本で一番偏差値が高い東京大学医学部に入ろう」と考えてしまい、そのまま医者になってしまう人もいます。つまり、自分が何をやりたいかではなくて、偏差値がこうだから、という理由で自分の人生を決めてしまうのです。

偏差値が低かろうが高かろうが、偏差値というシステムの中にとらわれているという点では同じです。むしろ、偏差値が高い人のほうがより洗脳されていると言えるくらいです。

偏差値のようなシステムの中で、民衆を競わせておけば、民衆はその枠内で思考するようになります。枠の中で、より上位に行こうとか、枠の中で下位だから、自分には能力がないと思い込むようになるのです。そして、枠の中から出ようとしない奴隷が量産されていきます。こうした奴隷は、システムを壊すなんて、考えもつかないわけです。

偏差値のような仕組みは、このほかにもたくさん仕掛けられています。年収が多いか少ないかで人間の価値が決まるかのように思わせたり、テレビに出演しているタレントにどれだけ似ているかという序列を作り出す、などがあります。

このように、ある枠内でランキングをつけて、民衆がそのシステムに基づいて思考するように支配者は仕掛けているのです。そして、この洗脳にはまってしまえば、「自分の能力はこのくらい」と考えるようになり、当然エフィカシーは下がります。

エフィカシーを上げるためには、自分が受け入れてしまった、序列やランキングを否定することが必要です。自分はこの程度だ、というブリーフシステム(信念)を変えるのです。私たちは、知らず知らずのうちに他人のモノサシを受け入れてしまっているので、そこから自由になる必要があります。

そして、ゴールを設定し、未来のゴールから考えるようにするのです。そのときに、知識が不足していると思ったらなら、これから手に入れればいいし、必要な技能があるなら、身につければいいのです。「自分はこの程度」という考え方は、この瞬間から捨ててしまいましょう。そうすれば、エフィカシーはおのずと上がっていきます。

支配者が作ったシステムから抜け出し、「自分はゴールを達成する能力がある」「私には必ずできる」と、エフィカシーを高めていきましょう。

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