脳科学

「インチキ自己イメージ」を疑え!

ゴールにとって
マイナスな自己イメージが
浮かんできたら、
どうすればいいでしょうか?

例えば、

「自分は○○な人間だから、
これはできない」

「この分野に才能がない」

などの自己イメージは、
ゴールの妨げになります。
それらを、取り除くには、

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
子供の頃の思い込みを疑う
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ことが有効です。

マイナスな自己イメージは、
もう忘れてしまったような
出来事がきっかけで、
自分で勝手に思い込んでいる
だけかもしれません。

それも、昔親や先生など、
誰かに言われたことを
いつまでも引きずっている
可能性があります。

そうした思い込みを
いったん疑ってみるのです。

子供の頃は、
素直になんでも受け入れて
しまうことがあります。

誰かが思いつきで
言ったことなども、
重要だと思ってしまうことも
あるのです。

私は中学校の先生に、
変なことを教えられたことがあり、
それを大人になるまで
なんとなく信じていました。

それは「baseballの語源」です。

その先生曰く

「ベースボールの語源て知ってるか?
ベースボールのベースは、
花瓶という意味だ。

花瓶は英語でベースというんだけど、
野球のベースは花瓶みたいな形だろ?
だからそういう名前になったんだ」

とのことでした。

その時、私は、「花瓶」を英語で
何ていうか知らなくて、

「へーそういうことなんだ」

と感心しました。
一方で

「ベースは花瓶と
形が違うような気がする」

とも思っていました。

ただその時は、
よく分からないけど、
そういうことにしてしまったのです。

それから、私はずっと、
「ベースボールの語源は、花瓶だ」
と思い込んでいました。

しかし、大人になってから
綴りが違うことに気がつきました。

花瓶はvaseで、野球はbaseballです。

どう考えても違う。

語源を調べても、
花瓶がどうという話は
出てきませんでした。

つまりインチキだったのです。
その時、私は、

「もしかしたら、誰かに
インチキなことをたくさん
言われているのかもしれない。

そうやって思い込んでいることが
他にも山ほどあるだろう」

ということに気がつきました。

他人が自分について言ったことは、
何の根拠もなかったり、
思いつきだったりすることも
あるのです。

実は私にベースボールの
語源を教えたのは、
他の教科の先生でした。
英語の先生ではなかったのです。

そんな風に、大して知らない、
専門でもないことを、
誰かに言われている
可能性もあります。

みなさんももしかしたら、
その類のことを何の疑いもなく
信じてしまっているかもしれません。

たとえば、

「あなたは勉強ができない」
「足が遅いからスポーツに
向いていない」

などなど、
誰かから言われたことは
ないでしょうか。

また、覚えていないけど、
どこかの時点でそういう風に
思ってしまっていることは
ないでしょうか。

ここでよく考えてみてください。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

・根拠はあるのか?
・信頼の置ける専門家が言ったか?
・その人に未来予知する力はあるか?

究極に言えば、

どんな賢い人でも、
どんなに専門家でも、
どんなに実績がある人でも、

その人の未来を
見通すことはできません。

ある程度参考にはなるし、
現状分析には役立つかもしれませんが
それで未来が決まることは
ありません。

そもそも、
間違った判断かもしれません。

まして、ほとんどのことは、
大した根拠も、調査も、知識もなく、
いい加減に言われたことばかりです。

自分自身の思い込みで、徹底的に、
客観的に調査されたものは
あるでしょうか?
ほぼないと思います。

だから、
自分に対するマイナス評価に対して
まず疑ってみることが重要です。

過去に誰かに言われた
インチキがたくさん頭の中に
入っている可能性があります。

ただ褒め言葉はありがたく
いただいておきましょう笑。

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