ゴールの2つの条件である
・現状の外側の
・やりたいこと
のうち、今回は「現状の外側」についてお話しようと思います。
「現状の外側」とは、過去からの延長線上にない未来のことです。
「??????」
大丈夫です。まずは現状とはなんなのか、というところから解説をはじめましょう。
あなたは、現状がどのように成り立っていると思いますか?自分が居心地が良いと思っている場所、友人、判断基準、好きなもの、嫌いなものなど・・・・・・こういった現在の自分を作っているのは、全て過去の記憶なのです。
たとえばあなたがイタリアンのレストランにいって、ピザとパスタどちらを選ぶときにパスタを選んだとしたら「パスタのほうがおいしかった」「親がいつもパスタを食べていた」といった過去の記憶が、あなたの選択に無意識のうちに関わっています。
あるいは株式投資の話を聞くと瞬時に「危ないからやめておこう」と思ったり、起業するよりサラリーマンのほうが安全だと思っているのも、どこかで失敗した人の話を耳にしたり、友人や家族に「投資や起業はやめたほうがいい」と言われたことがあるからです。
つまり、現状とは過去ことであり、また過去からの延長線上にある未来のことを言います。あなたが今していることや、しようとしていることは過去の繰り返しである可能性が高いのです!かくゆう僕も、振り返れば過去の記憶通りの人生を歩んできました。
僕は小さいころから親や兄に「東京六大学に入りなさい」「そして安定企業に入りなさい」と言われていました。そしてまんまとその通りになり、公的機関に就職したのでした。。。過去の記憶とはこれほどに強力なものなのです。
放っておけば人間は全ての行動が現状の延長線上におさまってしまいます。もちろん現状が楽しくて大満足だ!と思うならいいのですが、問題は、もしあなたの現状が不満足なものだったら、です。その場合、現状の内側の目標を設定しても不満足なままです。
なぜなら、ずっと現状にとどまり続けることになるからです。よく、達成可能な小さな目標を設定しよう!と言う人がいますが、「現状のあなたが達成可能だと思っている目標は、現状の内側にあります」!現状を変えたいなら達成できそうな目標を設定してはいけません。
きっとこのブログを見ているあなたは現状に不満足で、「現状を変えたい!」「違う自分になりたい!」と思っているのではないですか?だとしたら、現状維持してもしょうがないですよね^^不満足な現状を変えたいと思ったら、現状の外側にゴールを設定する必要があります。
では現状の外側のゴールとは何でしょうか?それは、「現状では構造的に不可能なゴール」です。たとえば、サラリーマンが医者になるのは現状では構造的に不可能です。サラリーマンをいくら続けても、医者にはなりません。医学部に入らなければならないからです。
対して、サラリーマンがその会社の社長になるのは現状の延長です。なぜなら、可能性は低いけどあるからです。
さて、現状の外側にゴールを設定するにはどうしたらいいでしょうか?簡単な方法があります。
今、何でもいいので目標ややりたいことを思い浮かべてください。思い浮かべましたか?
ではそれを10倍増ししてください!
たとえば年収3000万円稼ぎたいと思ったら10倍して3億円をゴールにします。自転車が欲しいと思ったら、ツール・ド・フランス(3300km、高低差2200kmを23日間で走る過酷な自転車レース^^;)に出ることをゴールにします。
なぜ10倍かというと、10倍くらいになると、まったく違う情報や思考が必要になるからです。数値化できない目標でも、現状の自分にとって、「とてつもなく高い」ゴールを設定してください!「そんなの無理」と思いましたか?
無理だと思えるからゴールだからこそ変わることができるんですよ^^ゴールは「現状の外側のやりたいこと」「ありえないくらい高く、わくわくすること」。これを意識してゴール設定してみてくださいね。
この記事へのコメントはありません。