こんばんは!石切山です。
時間は過去から未来へと流れていると思いますか?
「何を突然言い出すんだ!過去から未来に向かって流れているに決まっている。」
そう、世の中の常識では、「時間は過去から未来に向かって流れている」ことになっています。しかし実は、時間は未来から過去に向かって流れているのです。この時間の感覚はゴール達成においてとても重要になります。時間の流れについてはちょっと難しいので、2夜連続でお話します。
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過去が原因で今が決まる?
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時間は未来から過去に向かって流れている・・・・・・これは何とも珍妙な考えに思われるかもしれません。なぜなら、世の中では全く逆に考えられているからです。つまり、一般的には時間は過去から未来に向かって流れていると考えられていて、過去に起こった出来事が、未来の結果を決めるという因果関係があるとされていますよね。
たとえば、
「昔母親に厳しくされたから、今自分は消極的な性格になってしまった」
「学校でいじめられたことで、ひきこもりになってしまった」
「勉強をあまりしなかったから、年収が平均以下だ」
という風に、過去の出来事が未来を決めていると、一般的には思われているのです。あなたも、「過去に○○だったから、今こうなっている」ことが思い当たるかもしれません。
しかし、本当に過去が原因で今が結果なのでしょうか?よく考えてみると、その因果関係はかなり怪しいはずです。
一つ例を挙げてみましょう。厳しい家庭に育ったおかげで、不幸になった、親に虐待されたことで不幸になった、と考えている人はコーチングをやっているとよく見かけます。でも僕は、厳しい家庭に育ったり、親に虐待されたことがある人でも、幸せな人を何人も知っています。
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本当の時間の流れとは
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あなた自身の状況についても、よく吟味してみてください。今の状況があるのは、過去に○○があったからだ、と考えていることがたくさんあると思います。その因果関係を疑ってみましょう。突き詰めていくと、「本当にそうなのか?」と思うはずです。
そう、実は過去の出来事が今を決めている、というのは幻想なのです。
本当は時間の流れが逆で、今の状況が過去を決めています。
たとえば、今童貞だという人がいるとしましょう。彼は今自分が童貞なのを「昔女の子にいじめられたからだ」と考えているとします。この時間の流れを逆にしてみるとどうなるでしょうか?
「昔女の子にいじめられた→今童貞だ」を逆にするので、
「今童貞だ→昔女の子にいじめられた」となります。
これだけだとわかりにくいので、もう少し説明すると、「今童貞だから、女の子にいじめられたという過去が決まった」ということです。
「えーと、よくわかんないです・・・・・・」
はい^^;
では彼が次の日、突然告白され彼女ができて童貞を卒業したとしましょう。そのとき彼はこう考えます。
「俺ってやっぱりモテるかも?!」
そして、過去に女の子にいじめられたことは忘れてしまうかもしれません。
思い出したとしても、
「そんなこともあったな、いい思い出だ。」
「あの経験があったから、俺は人に優しくなれた。そしてモテ男になったのだ。」
と思うでしょう。つまり、「今の状況が変化することで、過去が変わってしまった」のです。童貞くんの場合は、過去の出来事が消えてしまったり、あるいは「暗くて嫌な思い出」が、「懐かしい、良い思い出」に変わってしまいました。
今が変わったことで過去が変わったのですから、時間が「今→過去」の方向に流れていると言えますよね。
さきほど、厳しい家庭で育ったから今不幸だと思っている人の例を出しましたが、この場合も実は「今不幸だと思っているから、厳しい家庭育った過去が原因として現れた」だけなのですね。
さて、今回は「今→過去」の時間についてお話しました。次回は、「未来→今」についてお話します。
続きはまた明日!
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