「抽象度測定リスト」で「天才思考」を身につける

自分の思考の抽象度ってどれくらいだろう、と思ったことはありませんか?今回は自分の思考の抽象度がどれくらいなのか、ということを明確にして、さらに抽象度を確実に上げていくための方法をお教えします。

自分の思考の抽象度を明確にするのが、「抽象度計測リスト」です。

まず抽象度についてちょっと解説しましょう。抽象度とは思考するときの視点の高さと同じように考えてください。つまり、自分がどの高さの目線でものごとを考えているか、ということです。

たとえば、いつも人類レベルの視点で考えているのか、自分のことばかり気にしているのかなど、人によって抽象度はさまざまになります。

傾向として人は、抽象度が高くなるほど、臨場感を感じられなくなっていきます。
臨場感は、それに対してどれだけの情動が生まれるかで決まります。
抽象度が低いこと、たとえば、自分とか、家族とかのレベルでは、多くの人が強い情動を伴って考えることができます。

しかし、抽象度を上げたときに見えてくるような、全く関係ない他人のことや、地球の裏側の人のこと、100年後の未来のことなどに対しては、何の情動も起きなくなり臨場感がどんどん薄れていくのです。

ゴール設定においては、抽象度を上げることが重要です。より抽象度の高い世界に臨場感が持てるようになれば、自分のことにあまりとらわれなくなったり、自然と大きなゴールを設定できるようになるからです。

さて、それでは実際自分がどの程度まで臨場感を維持できるのかを知り、そこから抽象度を高めていくようにしてみましょう。

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★抽象度計測リストを作ってみよう!

・まず、ノートを用意します。

・次に抽象度の階層を、抽象度の低い順から書き出します。

例:自分、家族、友人、知人、地域、県、日本、中国と韓国、アジア、世界・・・・・・

・それぞれの抽象度で、「○○のためにやりたいこと」を考えます。

例:

・自分のためにやりたいこと
・家族のためにやりたいこと

・・・・・・

・それぞれの抽象度で、自分がどのくらい臨場感をもてるのかを比較してみる。

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これをやると、抽象度が高くなるにつれ、臨場感がだんだんなくなっていく、つまり情動を感じなくなっていくことがわかると思います。「世界のためにやりたいこと」くらいになってくると、荒唐無稽の話に思えてくるかもしれません。

このようにリスト化してみると、自分の視点がどのくらいの高さがわかりますよね。
自分がどれだけ情動をもってリアルにその世界を感じることができるのかで、自分の抽象度がわかるのです。

リストは今回例に出したものに限らず、自分で他のバリエーションを考えてもいいです。たとえば、「人間、類人猿、サル、哺乳類・・・・・・」というリストでもいいですよ。
徐々にに抽象度が上がるように低いほうから高いほうに順番に並べていってください。

あと、このリストを使って抽象度を上げる具体的な方法もお教えしますね!まずリストを使って自分が臨場感を持てるぎりぎりのラインを見つけてください。そして、ぎりぎりより少し上の抽象度で思考するようにします。

たとえば、「地域」までは実感できるけど、「県」となるとちょっと・・・・・・という人は、「県」レベルで思考するように心がけてみます。自分が、自分の住んでいる地域の県の知事になったつもりで、「この県のために何ができるか」「この県の未来はどうしたらいいのか」と考えてみるのです。

もちろん、最初から何段階も高いレベルで思考してみることも大いに結構です。臨場感がいまいちであっても、高いレベルで考えることを習慣化していけば、必ず高い視点をコンフォートゾーンにすることができます。諦めずにやってみるといいですね!

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