コーチング

一年の反省は必要ない

こんにちは、石切山です。

今日は大晦日ですね。大晦日になると今年1年の反省とか、今年1年振り返ってとかそういったことを考えたくなるかもしれませんが、そういうことはやめたほうがいいです。過去を反省しても意味がないからです。それには、以下の3つの理由があげられます。

①同じ1年は二度とやってこない。そのため、過去の反省をしてそれを未来に当てはめる事は不可能。

②過去の評価自体も刻々と変化する

③過去の延長線上で思考するのは抽象度を下げてしまう

これらの理由で1年の反省はする必要がないのです。無駄なことはやめて、未来のことをイメージする時間を過ごすことをおすすめします。

★同じ1年は二度とやってこない

1年と言うのは、世間では一応1月から始まって12月で終わるというふうになっています。そのため12月になると1年の最後と考えて、これまでの1年間が気にかかってしまう方も多いことでしょう。1年間反省して、今年こんなことができたとかできなかったとか思いを巡らしている人も多いと思います。

しかし過去を反省することは無意味な事です。世界は刻々と変化していて、同じ状況は二度とやってきません。今年1年間の反省を来年度に活かそうと思っても、同じようにはいかないのです。

例えばある会社員が、「今年会社でこういう仕事をすればよかったな」とか、「もっと頑張ったほうがよかった」と反省して、「来年はもっと仕事頑張ろう」と考えたとします。一見これは良いことのように思えます。しかし、勤めてる会社が1月早々倒産するかもしれません。安定企業だと思っていても、東芝みたいに、水面下では取り返しのつかない変化が起こっていて、突然債務超過に陥ってしまうかもしれないのです。

この場合1年間の反省をして来年に生かそうと思っても、活かすことができません。会社がなくなったりリストラされたりしてしまえば、「もっと会社の仕事を頑張ろう」という1年の反省は意味のないものになります。

このように変化し続ける世の中に対して、過去の反省は役に立ちません。同じような状況に遭遇したとしても、過去に良いと思われた選択をすることが、必ずしも最適であるとは限らないのです。会社が来年存続していても、もっと頑張って仕事をした結果過労で倒れてしまう可能性もあります。

★過去の評価自体も刻々と変わる

そして過去の評価は一時的なもので、自分からみた過去の評価自体も刻々と変化していきます。先の例で、もし会社が1月早々倒産するとしたら、今年1年怠けてきた人は、ダラダラ仕事してよかったな、出世競争しなくてよかったと思うことでしょう。このように過去の評価も未来によって変わりますから、今年1年の反省みたいなものに固執することは無意味であるわけです。

★過去の延長線上で思考するのは抽象度を下げてしまう

また過去の延長で未来を考えると抽象度が下がって目標が小さくなってしまいます。今年はこれができなかったから来年はこうしようとか、今年はこれくらい成果が出たから来年はこれくらいの成果が出るかな、と言う考えは現状維持を強めてしまうだけなのですコーチング的に考えれば過去の反省は害にしかなりません。

無意味であるのに過去の反省をする事は無いですよね。真のゴール達成のためには、過去の反省をせずに、未来だけにフォーカスしていくことが大事です。きっとテレビなどでも「今年1年を振り返ってとかこんなことがありました」と、過去志向の番組が放映されていると推測します笑。頭が悪くなって過去志向になるテレビは見ないで笑、年末のお休みは未来のことをイメージする時間にしてはどうでしょうか。

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