手取り14万になる理由

手取り14万になる理由

ちょっと前に、手取り14万円で、日本が終わってる、と言った人が話題になりました。

それについて、私の考えは、

1、手取り14万円で、日本が終わっているわけではない、
2、手取り14万円の人は、終わっていない
3、手取り14万円で日本が終わってると言っている人は、終わってる

というものです。

日本には、手取り14万円以上稼げる仕事はたくさんあるので、手取り14万円の人がいても、終わっているわけではありません。

たくさん稼ぐか、稼がないかは、人の自由なので、手取り14万円でいいと思う人がいるなら、それでもいいと思います。

お金がたくさんあったとしても、必ずしも幸せになれるわけでもないので、収入が多いとか少ないとかは、問題にならないのです。

コーチでも、手取り14万円でいい人は、セッション1回5千円や、1万円でやればいいわけです。それは自分が選んだことなので、問題はありません。

問題なのは、自分の収入が少ないことを、国のせいにしていることです。大人なら、仕事くらい自分で選ぶことができます。

収入を上げようと思えば、上げることができます。

サラリーマンなら、激務、全国・海外転勤あり、などの会社で働くと、1千万円以上の給料になります。そこまでしたくない人は、もう少し楽な仕事で給料をもらいます。

自分が、どの職種の、どの会社を選ぶかで、年収はわかるので、自分が選んだ結果を国のせいにしても仕方がありません。

労働者思考だと、自分で選ぶという概念がなくなってしまいます。

なんとなく勉強して、就職して、給料がどんどん上がっていく、という幻想を抱いているのです。しかし、これは優良企業の話です。優良企業を選べは、そうなることができます。

頑張って労働して、会社のために尽くしたら、会社は豊かな生活を約束してくれると思っているのですが、会社自体が儲かっていなければ、給料を上げることもできません。

また、マルクス経済学では、給料は生活費から決められると言われています。

企業は、なるべく利益を増やしたい、と考えます。そのため、労働者の給料は、なるべくギリギリに抑えて、最低限の生活費まで下げようとする圧力が働くのです。

だから、40代でも、手取り14万円になります。14万円は、今なら、贅沢はできないけど、最低限暮らせるくらいの金額です。

これは、労働者になって、自分で企業を選んだ結果こうなっているので、嫌ならやめればいいのです。やめて、ビジネスをして稼いだり、もっといい給料のところに、移ればいいだけです。

労働者思考では稼げない

労働者思考だと、経済のルールを無視して、努力して働いたから、お金をもらって当然だ、と思います。

しかし、努力しようが、何をしようが、市場価値が低ければ、お金をたくさんもらうことはできません。労働者の考えは、いろいろあると思いますが、お金を稼ぐ上では、その考えでは無理です。

労働者思考だと、国が悪い、会社が悪い、となって、楽に稼いでいる人たちを恨んだりするかもしれません。金持ちに、もっと税金を払わせろ、という類の人たちです。

他人のせいにして、他人から分捕ってくればいい、ということですが、ビジネスで稼ぐなら、逆の発想をする必要があります。

それは、自分で稼げる場所を選んで、価値あるものを売る、ということです。

コーチでも、1回5千円とかでやっていると、頑張っても手取り14万円になります。しかし、それは手取り14万円のポジションを選んでいるからそうなるのです。

もちろん、立派な仕事をしている、と本人が納得しているなら問題ではありません。ただ、それは自分で選んだことなので、稼げなくても、しょうがない、と受け入れる必要があります。

稼げないポジション、稼げないマーケティング、労働者思考をして、そうなっているので、仕方がないのです。

その状態で、努力したら稼げる、勉強したら稼げる、と思ったとしたら、ますます労働者思考になります。稼げない会社で、いくら頑張っても給料は上がりません。

売る、売っている、という意識を持たないといけません。

コーチは、低価格で売らなければならない、という法律はないのです。だから、どのように売るかは、自分で決めることです。

労働者のように、年数が経ったら、スキルが上がったら、知識が増えたら、収入が増える、ということはないのです。3年やって、全然稼げない、ということも起こり得ます。

月に100万円以上稼ぎたいなら、それに見合っただけのポジション、マーケティング、商品作りなどが必要になります。

手取り14万円のサラリーマンでも、何倍も高く売れる場所はあるはずです。給料か、事業収入かはわかりませんが、誰に何を売るのかを変えれば、稼ぐことができます。

それをやる人は稼げるし、やらないで無駄な努力をする人は、稼げません。

売ることのブロックを外す

稼げないコーチは、自分が何かを売っている、ということに気づいていません。気づいていても、無意識に売らないようにします。

だから、労働者くらいの料金しか受け取らなかったり、本気で稼ごうとすることができないのです。

売る、という行為に気づいて、売ることのブロックを外せれば、稼げるようになります。売るためには、

マインドセット
ポジショニング
ビジネスプラン
マーケティング
セールス

というパーツが必要です。売ることに、意識的になる、ということは、これらのパーツを揃える、ということです。

なんとなく売れているように見えたり、コーチはセールスはいらない、と言っているような人でも、すべてのパーツが揃っています。

なんとなく努力して、スキルを上げて、資格を取ったら売れる、というわけではないのです。ここには、ビジネスのパーツが入っていないので、売れません。売る、という行為を、していないのです。

セールスをしたくない場合は、セールス以前の段階を、洗練させる必要があります。

セールスはしたくない、ポジショニングは頭を使いたくない、マーケティングはめんどくさい、ビジネスプランは数字が苦手、と言っていたら、手取り14万円以下で甘んじるしかありません。

私は、コーチングは6年以上関わっているのですが、コーチングの世界で、スキル、能力、知識、実績、経歴が優れている人はたくさんいます。

コーチングがすごくうまい人もいるし、企業のCEOレベルの、トップクラスのビジネスマンもいます。

なんとか式とか、なんとかの資格だから優れている、という次元ではないのです。そう言った、一般的なレベルではない人、頭が超いい人、超能力や、霊能力のような力を使える人もいます。

私は、スキルや、能力、知識の問題ではないとよく言っていますが、そういう理由もあります。

しかし、そうした優れた人たちでも、ビジネスのパーツが揃っていないために、売れていないこともよくあるのです。

これを見ている人の中でも、特別な力や、何かの分野でトップレベルの力がある人がいると思います。それでも、売り方が違うと、売れないのです。

逆に、普通の主婦です、という人が、いきなり売れたり、スキルは大したことがない人が大きく稼いだりします。これが売るということです。

実績がないとか、能力がないと言って、売れない理由にしている人もいますが、ただの言い訳なのです。

コーチングの世界なら、あんな人が売れてるのはなぜ、と悔しく思っている人もいるでしょう。能力がすごい人は、何で大したことがない人が売れているんだ、と思うはずです。

稼がなくてもいいなら、売り方を考えなくていいですが、稼ぎたいなら、ビジネスのパーツをしっかり揃えて下さいね。

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