コーチング

コーチングとティーチングを分けて考えない



コーチングとティーチングを分けて考えない

よく、コーチングとティーチングが対比されて、その違いが話題になることがあります。しかし、コーチングもティーチングも分けることはできません。分けることで、クライアントの成果が下がります。

コーチングとティーチングの正しい考え方を理解して、手法に制限されずにコーチングをしましょう。

コーチングの中にティーチングがある

コーチングとティーチングの説明で、「コーチングは引き出す、ティーチングは教える」というものがあります。また、「コーチは洗脳してはいけない」とか言われるので、コーチはあまりしゃべらない、と思われています。

しかし、実際どうかというと、マインドの使い方は、どうしても教えないといけません。解説したりとか、正しい使い方を教えていかないと、コーチングになりません。

例えば、コンフォートゾーンの外にゴールを作りましょう、と言うのも、マインドセットになります。これは狭い意味で言えばティーチングです。現状の外にゴールを作る、という概念を、引き出すことはできません。

もし引き出そうとすると、答えが決まっているところに誘導質問していかなければなりません。教えた方が確実だし早いのです。

このようにコーチングには、ティーチングの要素が入っています。

洗脳をしてはいけない、というのも、コーチングはどのみち洗脳をしないと成り立たないのです。たとえば、現状の外にゴールを作る、ということ自体すでに、その方がいい、という価値観になっています。

また、コーチングではよく、バランスホイールのような感じで、人生のバランスのとれたゴールを作りましょうという指導がされます。これはまさに洗脳でティーチングでしかありません。

人生のバランスをとった方がいい、という価値観を教え込み、さらに、「家族、健康、お金……」という具合で、分野まで指定されていることがほとんどです。

このような考え方自体、西洋的な価値観が元になっています。それが豊かな人生である、ということを洗脳していることになるのです。

コーチングの実態はこうなっているので、もうコーチング、ティーチング、と分けること自体意味がなくなっています。

なぜ、マインドを教えないといけないかというと、それが引き出せないからです。だから、最初に教えて、価値観を入れておきます。その方が早くクライアントが成長して、人生が良くなるから、そうなっているのです。

コーチング、ティーチング、と分けてしまうと、マインドセットが難しくなります。コーチでも、自分が質問以外してはいけない、と思っていると、コーチングがすごく難しくなるでしょう。

コーチングは質問力ではない。本当の意味

コーチングのことを、質問力のことだと思っている人も多いですが、質問力ではありません。コーチングはもともと馬車(コーチ)が語源になっていて、本来の意味は、目的地まで連れていくことです。

だからゴールを決めて、ゴール達成するサポートをするわけですが、それができればいいので、手法を質問だけに限定しなくてもいいのです。

もっと言うと、何も喋らなくてもいいし、ずっと喋っていてもいいのです。手法だけにこだわる、というのは、ヨーロッパに行きたいのに、山手線しか使えないようなものです。あるいは、泳いでいくようなものです。

途中で、何かあって、乗り物が使えなくなったら、別の乗り物で目的地に行くでしょう。ゴールが大事なので、手法はいくらでもありえます。これが本当の意味で、コーチングをするということです。

そのためには、教えた方がいいこともあるので、ティーチングをしてもいいのです。やたらと手法にうるさい人もいますが、ゴールの方が大事なので気にしないようにしましょう。

コーチングは、意味がないとか、効果がない、とよく言われます。私のところにも、他のコーチに100万円以上払って何も効果がなかった、という人がよく来ます。

何でそうなるか、というと、表面的なところしかできないからです。本当は早く気づかせられるマインドの使い方の間違いなども、質問しかできなかったり、ティーチングが弱くて修正できていません。

それで、クライアントの方は、何だかよく分からないうちに終わって、しかも金額も高いし、何だったんだろう、となってしまいます。

コーチがビジネスをできない理由

コーチはほとんどの人が稼げていません。稼ぎたいと思っているのですが、稼げないので、サラリーマンを続けていたり、クライアントが全然いなかったりします。

コーチは、その先生であるコーチに、コーチングを受けているはずなのに、なぜ稼げないのでしょうか?これは簡単なことで、ビジネスに必要なマインドや稼ぎ方を教えてもらっていないからです。

ビジネスでは、特に労働者思考から、事業家思考への転換、という大きなマインドの変化がないといけないので、これをティーチングなしにやることはかなり難しいのです。

だから、もともとそういう考え方がある人や、ビジネスが成功するマインドになっている人じゃないと稼げるようになりません。そういう人はほんの一握りなので、コーチはほとんどビジネスができないのです。

いろいろ、言い訳はできるとは思いますが、事実は、コーチは稼ぎたくてもほとんど稼げていません。ではそのコーチがビジネスを始めたい人をコーチングして成功させることができるでしょうか。それはできないのです。

なぜなら、自分が稼げない原因もわかっていないし、どんなマインドが必要かも分からないからです。この人は、このままでは稼げないな、というのが感じ取れないので、修正が難しくなります。

もちろん、稼げていないコーチが、稼ぎ方を教えるともっとおかしくなるので、やめた方がいいのですが、もともとコーチが稼げないのは、コーチングがうまく機能していないからなのです。

それは、コーチングやティーチングを分けてしまい、手法にこだわっているからです。本当は、クライアントがどうなるかの方が大事なのに、先生に言われた方法しかやってはいけない、とこだわっているからです。

うまく機能するコーチングなら、コーチ自身が少なくとも、コーチングで食べていけるくらいの収入があるはずです。そうしたことを素直に認めていかなければ、コーチは自分の枠や、先生の枠、手法の枠の中から出ることができないでしょう。




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