コーチング

ゴールの臨場感を高める「意外な感覚」とは?

「未来をイメージする」と、
よく言われますが、
「視覚」に偏って捉えられていること
が多いように思います。

たとえば、
未来の自分の理想像の写真を
貼りだしたり、
映像のようにリアルに
イメージしてみよう
という方法論もあります。

その時、イメージは、単純に
視覚の問題として言われています。

しかし、コーチングの世界では、
イメージではなく、
「イマジネーション」という言葉が
使われます。

単に視覚だけではなく、
その他の感覚を含んでいるためです。

イマジネーションと言った時には、
触覚、味覚、聴覚、嗅覚、
言語が含まれています。

言語?と思いましたか?

実は、言語は、
6番目の感覚なのです。

情報を入力する感覚を
「モーダルチャンネル」
と言いますが、
モーダルチャンネルには、
言語を含めた
6つの感覚があるのです。

未来をイメージする時には、
視覚だけでなく、
6つのモーダルチャンネル
全てを使うと、
より臨場感が高まります。

綺麗な浜辺をイメージする時には、
海の色、波の音、潮の香り、
砂の感触、海水の味、
言葉で記述された世界を、
感じてみましょう。

そして、人によって
臨場感を強く感じる
モーダルチャンネルは違います。

得意不得意があるので、
必ずしも誰もが視覚でイメージすれば
良いわけではありません。

また6つの感覚全てを使わなくても、
自分が得意な感覚から入って、
ゴールの臨場感を高めるのが
良いのです。

6つの感覚の中で、強烈なのに、
意外と忘れられているのが、
「嗅覚」だと思います。

昨日、私は、

「香功」

というものを知りました。

これは、
気に花の匂いをつける気功です。

匂いをつけることによって、
情報空間の臨場感が高まります。

気を練るときは、
私は触覚をベースにしていますが、
匂いをのせるというのは、
面白いなと思いました。

確かに、気と匂いは、
相性が良い感じがします。

こんな風に、情報の臨場感を
高めることができるんですね。

ちなみに、香功をすると、
体から花の匂いがするように
なるそうです。

また、匂いは
記憶を強烈に喚起します。

菅原道真は、
太宰府に左遷される際に

「東風吹かば匂ひおこせよ梅の花
主なしとて春を忘るな」

という歌を詠みました。

春になったら、風にのせて、
京から太宰府まで香りを送ってくれ、
という意味です。

菅原道真は梅の匂いがするたびに、
京のことを思い出したのかも
しれません。

みなさんも、ふとした匂いに、
忘れていた昔の思い出や感情が、
一瞬で蘇った経験があるのでは
ないでしょうか。

こんな風に、匂いと記憶は
強烈に結びついています。

そのため、嗅覚とゴールを
結びつけることによって、
臨場感が格段に高まるのです。

人間には、視覚の他にも、
5つのモーダルチャンネルが
あります。

自分に合った感覚があるので、
得意な感覚で
ゴールの世界の臨場感を
高めてみてください。

嗅覚が得意な人は、
匂いによって、情報空間の臨場感を
高めてみると良いです。

そのうち、ゴールの世界の香りが、
体からするようになるかも
しれませんね!

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