コーチング

勘違いしやすい、「コーチングは誰のために実践するのか」

コーチングを学んでいる人の疑問に、コーチングは誰のために実践のか、というものがあります。自分のために実践するのか、あるいは他人のために使うのかという問題です。このことを理解するのは、コーチングを知る上で重要なことなので、今回はコーチングは誰のために実践するのかということについてお話しようと思います。

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2つのコーチング実践

まずコーチングの2つの実践方法について整理します。コーチングには以下の2通りがあります。

・他人にするコーチング
・自分にするコーチング

これらについて少し解説していきますね。

動画でも解説しています!
[embedyt] https://www.youtube.com/watch?v=4PG3b4O_SNw[/embedyt]

ちなみにコーチングを学ぶというのは、自分や他人をコーチングすることと、その理論や知識を学ぶことの両方を含んでいます。

他人にするコーチング

他人にするコーチングは、典型的にはコーチとクライアントがいて、コーチがクライアントに対してコーチングをするものです。通常はプロのコーチが行います。もちろんお金をもらわないで、コーチングセッションをする人もいます。

また、コーチングをしているとはわからない形で、他人に対してコーチングすることもあります。例えば、人生相談を受けたときに、コーチングをする。上司が部下に対してコーチングをするなどです。受ける人からはコーチングとはわからない形でするものですね。

グループでお互いにコーチングしあうのも、他人に対するコーチングになります。同じように、大人数に対して一度にコーチングするのも他人に対するコーチングです。

自分にするコーチング

自分にするコーチングは、「セルフコーチング」という用語で呼ばれています。これは、コーチにセッションをしてもらうのではなく、自分で自分にコーチングをすることです。

例えば、自分自身のゴールや目標があるときや、悩みなどを解決したいときに、自分対してコーチングをします。

コーチングは誰のために実践するのか

たまに、コーチングって誰のために使うのですか?と聞かれることがあります。こういう話がある時っていうのは、コーチングは他人のために使いましょうと言いたいのでしょう。あるいはそのようにどこかで言われたりとか教えられたりして、わからなくなってしまったのかもしれないです。

私のコーチングは誰のために実践するのかという回答は、「自分のためでもあって他人のためでもある」です。
強いて言うなら「自分のゴールのために実践する」のがコーチングですね。

だからコーチングを勉強して何のために使うのかと言ったら、やっぱり自分のゴールを達成するために使うっていうのがコーチングだということですね。

これを理解するためには「自分」についてちょっと知らないといけません。自分のためにコーチングを実践するっていうのは自分の利益のことしか考えてないみたいで、何か自分勝手なんじゃないかっていうふうに思う人もいると思います。

ただ、その「自分」っていうものを良く知ることによって、本当はどういう意味なのかがわかります。

コーチングは「自分」のために実践する

「自分」っていうのを定義してみるとどうなるかということです。「自分とは自分です。」と言ったら定義できないですよね?これは「トマトとはトマトです」と言っているのと同じで意味がありません。だから他のものから説明するしかないわけです。

例えば「誰々ってお父さんの子供で、お母さんはこういう人で、あるいは自分の息子は何とかっていう名前です」とか、「何々会社に勤めてて、日本人で、・・・・・・」というふうに「自分」を説明できるわけです。

そうなってくると、「自分」が何でできてるかといえば、自分以外のものでできてることになります。つまり、自分と他人っていうのが分けて考えることができないのです。

だから他人のために何かするというのは、自分のために何かするっていうのと同じことなんですよね。つまりコーチングを何のために使うかと言ったら自分のためでもあり他人のためでもあるのです。これがコーチングの正しい理解になります。

コーチングは他人のために実践するという誤解

他人のために使いましょうと言ってる人は、ある面では正しい部分もあるんですがちょっと勘違いしてるのかもしれません。それは自分と他人を完全に分けて考えてしまっていることです。「自分とは独立した他人」の役に立たないとコーチングの意味がないみたいになっているのかなと思います。

もちろん、人のために何かするっていうのはとても素晴らしいことです。私が言いたいのは自分勝手に生きましょうということではありません。自分と他人が、区別するものではないのです。

自分のゴールの中には他人も含まれているというのが正しいゴールの捉え方です。だから自分のゴールを設定してそれを目指すということは、これはもう他人のためでもあるし、自分のためでもあるということですね。

だからこそゴールはなるべく高く、そして視点を上げていきましょうと言われるわけです。

瞑想の実践とコーチング

似たような話で、瞑想をするのが無意味だと考えている人がいます。というのも瞑想は自分のためにすることなので、他人の役に立たない。そんな暇があったらコンビニのバイトをして、バイト代を寄付したほうがいいと考える人もいるのです。

しかし、私は瞑想よりコンビニのバイトのほうがいいとは思いません。どちらが優れているという話ではないのです。瞑想をしてより良い仕事ができれば結果的に世の中の役に立ちます。また、人々の心の中が平和にならなければ本当の平和にはならないので、瞑想でそれに近づけるなら良いと思います。

自分と他人を分けて考えてしまうとわからなくなりますが、どちらも一緒だということを認識すれば、「他人から独立した自分」のために時間を使うのは愚かだというような誤解をすることはなくなるでしょう。

まとめ

コーチングは誰のために実践するのでしょうか。それは自分のためであり、他人のためでもあります。コーチングには他人にするコーチングと自分にするセルフコーチングがあります。どちらも、自分・他人両方のためにあるのです。

そもそも自分と他人を分けて考えることはできません。自分自身を定義しようとすると、自分以外のものからしか説明できないのです。

自分のためではなく、他人のためにコーチングを使いましょうという人は、「自分から独立した他人」というものを想定して、自分に何かするのが無価値だという考え方を持っているのかもしれません。

自分と他人を分けて考えず、同じだと考えることでコーチングのことを正しく理解することができます。

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