こんばんは。
platonicusの石切山です。
現状の外に行くための強力な方法をイビザで体感しました。
私が住んでいるイビザの家は、村のドクターがオーナーです。家の中には、ドクターの蔵書がいろいろなところに並べられています。
これらの本は、もちろん私が選んだものではなく、ドクターのフィルターで選んだものです。そのため、自分では絶対に選ばない本ばかりで、眺めているだけでもスコトーマが外れていきます。
ドクターはドイツ語、スペイン語、カタルーニャ語、英語を使う教養人なので、素晴らしい多言語の本たちに出会うことができます。私は、英語しか読めませんが、他の言語の本も写真やデザインのクオリティーが高いので、ページをめくっているだけでも新しい世界を臨場感高く垣間見ることができます。
最近気に入っているのは、スペイン語で書かれた料理本です。ハードカバーのがっちりした本で、内容も手が込んでいます。写真の色彩も美しく、料理だけでなく文化的なストーリーも豊富に記載されているようです。写真や単語などで何となくわかります。
日本語の本だと、こうした手の込んだしっかりした作りの本は少ないと感じます。料理のレシピ本も、便利であったり、品数が豊富だったりするけど、本自体の読み物として優れたものは少ないです。日本の料理や伝統文化もすごいものがたくさんあるので、日本文化と料理の本があったらいいと思いました。これは私の新しいゴールの一つです。
こうやって、他人のフィルターを通して世界を見てみると、自分では絶対に気づかないことに気づくことができます。私も、イビザに来なかったら、まずスペイン語の本を手に取ることはなかったでしょう。しかし、ドクターの視点を体感することで、新しい情報やゴールが見えてきたのです。
ドクターだけでなく、イビザでは面白い人にたくさん出会います。みんな価値ある情報、日本では出会えない視点を持っていて、そうした人たちと触れ合ってみることで、自然とスコトーマが外れていきます。このように、他人の世界を自分の中に取り入れていくことで、新しい世界に出会うことができるのです。
ドクターの蔵書はたくさんあるので、これからもいろいろ探索してみようと考えています。