コラム

4分の1のコストと圧倒的な質



イビザに来て私たちのバンド名が決まりました。

Platonicus

Crystal Clearなバイブレーション

Platonicusの石切山です。

Las Daliasに行ってきました。Las Daliasは60年ほど続いているヒッピーの広場で、ライブやヒッピーマーケットなどのイベントが行われています。そこを知ったのは、イビザで仲良くなったイギリス人家族から、日本人DJが出演するパーティーに行こうと誘われたことがきっかけです。

その時は時間を間違えてあまりにも早く来てしまい、結局そのパーティーには行きませんでした。ただ、そこで偶然、貼り出してあったポスターにBrand New Heaviesのライブが告知されているのを見つけました。僕は日本にいた頃からこのBrand New Heaviesのライブに行きたいと思っていたのでラッキーでした。

ちなみに、このバンドが来日した時はジャズクラブで8500円でチケットが売られていました。Las Daliasではいくらだと思いますか?実は20ユーロです。日本でのライブの4分の1ほどのチケット料なのです。

しかもここはボブ・マーリーやジミー・ヘンドリクス、ジョン・レノンなどの伝説的なアーティストたちが出演した、歴史ある場所です。その上、家から車で15分程度でふらっと遊びに行けます笑。

ライブもリラックスしたラフな感じで、みんな村のお祭りみたいに音楽に合わせて踊っていました。雰囲気も最高です。スペイン人が作った強烈に濃いピニャコラーダ(パイナップルとココナッツのお酒)を飲みながら楽しいひと時を過ごすことができました。

そういえば、イビザは日本では高いものも圧倒的に安く手に入ります。イビザから日本までの航空券は、日本で、日本からイビザの航空券を買うのの3分の1の値段です。また、日本で買ったら高いチーズやオリーブオイル、良質な古代小麦なども、4分の1とか5分の1の値段で買うことができるのです。逆に言えば、日本人は3倍〜5倍くらいの値段で、イビザを始めヨーロッパの物品を買っていることになります。

しかも、問題は値段だけではありません。質も違っているのです。Brand New Heaviesのライブにしても、東京のジャズクラブで聞くのと、イビザで聞くのでは全然違うでしょう。やはり、彼らの音楽性を考えても、まさにLas Daliasで聞くべきものだと思うのです。実際体験してみて、はっきりとわかりました。東京ではこの味は決して出せません。

何にしても、ふさわしい場所で、ふさわしい時に味わうより良いものはありません。それを考えると、3倍とか5倍とかでは済まない、圧倒的な差があると感じます。つまり、日本では、いくらお金があろうとも、本当にいいものは決して手に入らないということです。

もちろん日本には日本のいいものがあります。日本のすしやそば、天ぷら、ラーメンなどはすごいクオリティです。こっちでは20ユーロ出しても、回転寿し以下の寿司しか食べられないのです笑。でも、西洋から文化や食を輸入している今の日本人は、高コストで、しかも満足度の低い暮らしを強いられていると言えます。

日本の某有名クラブでプレイしたヨーロッパの超有名DJが、「二度とここではやらない!」と言ったそうです。そのくらい日本にある西洋文化は遅れているということ。だって、最近までダンス禁止令が出ていた国ですからね笑。日本人はお金をたくさん出して、質の悪いものを買っている、という感じです。小麦なんかも、良質のものは日本では手に入りにくいそうです。

日本人がやるべきことは、西洋文化に急いでキャッチアップして、日本独自の文化や生活スタイルを発信し、日本に文化の中心軸を作ること。そして、日本にしかない、伝統的なもの、土着のものの価値を再発見して、それを未来形にしていくことだと思います。そうしないと、いつまでも欧米の奴隷、いい金づるで終わってしまうでしょう。

わかりやすく言えば、お米とか、そばとか、味噌汁などを大事にして、西洋の小麦や乳製品の食文化からシフトしていくことが考えられます。日本人なら米を食え!と言ったところです。もっとも、米を言うのは象徴的なもので、実際日本の伝統食が何なのか、という議論とは別の話。また、国単位ではなくて、江戸時代のように、地域の産物を大事にする、というのも良い方法だと思います。

そうやっていくことで、日本人が、豊かな生活をしていけるようになるでしょう。イビザの人たちも、この気候と土着の産物をとても大事にして、低コストで豊かな生活を送っています。私たちが滞在している家も、ほとんどこのあたりで取れる土や石、木材を使っているのです。だから、エコで低コスト。日本も昔は土着の木材や土を使って家を作っていました。でも今では輸入材ばかり。外国に依存しないと生きていけなくなってしまっています。

さて、いろいろと書きましたが、こういうことに気づけたのもイビザという土地に物理的に僕がいるからです。日本にいたら、日本のことはわかりません。日本の未来を作りたい、そして世界の未来を作りたい、という人は、日本でポケモンGoなんかやってないでイビザにおいで!!




関連記事

  1. コラム

    本物の苫米地式コーチと、偽物の苫米地式コーチとは ~苫米地博士の”話題の”ブログ記事を解説する~

    苫米地博士のブログを解説することで、本物の苫米地式コーチと偽物の苫米地…

  2. コラム

    社会のことを考えると暗い気持ちになる?

    社会のことを語る人は、どうしても社会のことを暗く捉えてしまうようです。…

  3. コラム

    抽象度の高いラーメン

    先日、東高円寺のラーメン屋でつけめんを食べて、衝撃を受けました。…

  4. コラム

    イビザ・サンセットビーチ

    夕日が沈むのを見て、日本人なら大抵はしみじみとするでしょうが、イビザの…

  5. コラム

    ヨーガ行者が大麻合法化運動をするという矛盾について

    最近、大麻解禁運動が盛んになっているそうです。「大麻は麻薬じゃない、安…

  6. コラム

    ステータスにこだわる人の末路

    世の中にはとかくステータスにこだわる人がいます。そうした人は、自分がど…

稼げるコーチ養成講座

  1. 脳科学

    エフィカシーを高める「主語変え」の法則
  2. コーチング

    コーチングで時代遅れになった用語
  3. コーチング

    コーチはクライアントを選ぼう
  4. 脳科学

    「健康の不安を解消」しゴールに集中する「3つの秘訣」
  5. ビジネス

    東京人が「お金の洗脳から抜け出す」方法
PAGE TOP