マインドセットを勉強しても身につかない理由

マインドセットを勉強しても身につかない理由

マインドセットが重要だというのは、いろんなところで言われています。いろんなビジネス書や、自己啓発本などで、マインドセットが説かれています。

そして、それを勉強している人もたくさんいるのですが、身につく人は少ないです。そのため、いつまでも本とか、教材はたくさんあるのに、自分のゴールにはたどり着かなくなる人がいます。

セミナーとか、本とか、教材などが、精神安定剤のようになってしまっている人もいるのです。

そうしたものは、一時的にモチベーションが上がるのですが、すぐに元に戻ってしまいます。

マインドセットは、似たようなことがよく言われています。勉強していれば、「それは知っています」ということばかりになるでしょう。

しかし、どんなに詳しくなっても、結果が出るわけではないので、「マインドを学んでも意味がない」と考える人もいます。

そして、マインドより、スキルの方が、手っ取り早く成果が出そうなので、スキルを学ぶのですが、スキルを学んでも、やはり結果は出ないのです。

知っていると、できているは違う

マインドセットを、勉強しても成果が出ないのは、「知っている」と「できている」は違うからです。

例えば、「コンフォートゾーンの外に出る」というマインドがあります。コンフォートゾーンの外に出た方が良さそうだ、ということは、知っている人が多いでしょう。

コンフォートゾーンという言葉は知らなくても、自分を変えるには、今の環境を出る必要がある、ということは誰でも知っているわけです。

これを知っている人は「もう知っています」と言います。しかし、その人がコンフォートゾーンから出ないとしたら、マインドセットが「できていない」のです。

サッカーで、ドリブルができた方がいいのは誰でも知っていますが、それは知っていても、できることとは違います。

マインドも、実際に使えないことには、意味がないのですが、知っているだけで満足してしまう人が多いです。だから、成果が出ないのです。

ゴールを達成させたいなら、ドリブルと同じように、使えるようになるまで、ちゃんとマインドをセットしないといけません。

なぜ、できるようにならないのでしょうか。それはまず、「理解していない」からです。

私は、コーチにコーチングを教えています。そうすると、マインドセットについては詳しい人ばかりです。コーチじゃないクライアントも、マインドセットに詳しい人がほとんです。

しかし、たいていはまず理解が間違っています。理解が間違っていると、使うことはできません。

ドリブル、と言われて、サッカーコートでバスケのドリブルをしても意味がないですね。ただこうした間違いをしている場合がよくあります。

例えば、やりたいことをやりましょう、とよく言われます。このとき、やりたいことと、やらないといけないことの、区別がつかない人が多いです。

また、やりたいことと、劣等感を埋めることが、わからなくなっている場合も多いです。そうすると、やりたいことをやるつもりで、見当はずれのことをしてしまいます。

間違った思い込みで、本当はやりたくないことを、やりたいことと勘違いしていることもあります。

例えば、会社員をしている人が、「働かないといけない」という思い込みに気づかず、その義務感から「仕事がやりたい」と思うなどです。

やりたいことをやる、というのはシンプルな話です。だから、これでストレートに良くなってしまう人もいます。しかし、大抵の人は、邪魔しているマインドがあるので、やりたいことができません。

そうすると、「そうは言ってもね」という話になってしまうのです。これが理解していないということです。

都合の良い情報しか取り入れない

勉強をしても、自分の判断が入ってしまうと、うまくいきません。自分で判断して、これはいいけど、これは要らない、と言っていると、機能しなくなります。

また、学んでいても、今のコンフォートゾーンに都合の良いものしか、受け取れないという問題があります。

本を読んでも、教材を買っても、セミナーに出ても、都合の悪いところは、読み飛ばしたり、無視してしまうのです。

私のメルマガも、重要なことを書いているのですが、読者は全部受け取れるわけではありません。都合の良いところしか読めないのです。

マインドが重要、と書いているのに、スキル部分ばかり読んでしまう人とか、メルマガをすすめているのに、メルマガを作れなかったりする人がいます。

結局、何を学んでいても、「無料で、自分の感覚で、現状を維持しながら、行動しないで成功したい」という人は、その範囲でしか情報を拾えないのです。

それだったら、真面目に会社で働きながら、宝くじを買っていた方が楽しくて豊かになれるでしょう。もしかしたら、1億円入ってくるかもしれません。

わざわざコーチングビジネスをする必要もないわけです。

ゴール設定をしてマインドを変える

マインドセットを変えるには、理想の未来を決める必要があります。コーチングでは、ゴール設定と言いますが、ゴール設定は、

・現状(コンフォートゾーン)の外
・やりたいこと

という条件があります。

ゴールがないとマインドセットを変えることができません。なぜなら、そこまでする必要がないからです。

そこまでする必要がない、というのは、モチベーションの問題と、マインドセットを変えなくても、目標が達成するからです。

やりたくないことだと、コンフォートゾーンの方が居心地がいいので、変わろうとしません。また、例えば労働者思考の人が、労働者の目標を立てたら、労働者思考は変える必要がありません。

自己啓発本でもセミナーでも、脳科学でも、コンフォートゾーンの中で、知識を蓄えているだけでは変われないのです。それは、電車の種類を覚えているのとあまり変わりません。

コーチングビジネスで稼ぎたいなら、稼ぐと決めましょう。そうすると、マインドセットが変わらないとゴールが達成しなくなります。

知っている、と思っていても、稼げていなかったら、できていないことがわかるのです。

もちろん、本当にコーチングビジネスをしたいのかどうかは、あなた次第です。私は、コーチングビジネスをしたい人を前提として情報発信しています。

あなたは、半年前、1年前から、稼げるようになっていますか?できていない、としたら、マインドセットができていないということです。

そのまま電車の名前みたいに、成功法則を覚えていても、稼げるようにはなりません。

本当に変わりたいなら、ゴールを設定して、達成する気持ちを持ってください。そして、ゴールと現状のギャップを認識しましょう。

マインドの法則を実際に使う

できるようになるには、実際に使うことが大切です。今は知識は溢れているので、「知っている」人は多いですが、使える人は少ないです。

例えば、お金に対するマインドは、いろんなところで言われています。ユダヤの大富豪の教えとか、いろんなものがあります。そういう本も100冊以上読めます。

しかし、いざ自分のビジネスで使おうとすると、「お金を受け取れない」という問題が生まれます。

もしくは、無意識でお金に対する罪悪感があるので、「利益を取らない」とか「ボランティアでやる」という発想になります。

この問題に気づいて、修正できれば、お金が入ってくるマインドを使うことができます。そして、お金が実際にはいってきたら、使えていることが客観的にわかるわけです。

このように、使えているかどうかを確かめれば、問題がわかります。

空手などのキックは、本で読んで知っているつもりになっても、初心者は、実際にやってみたら足が上がらなかったり、倒れたりします。それが、上手になっていくと、無意識でも使えるようになります。

キックは倒れるのでわかりやすいですが、マインドはできているつもりになりやすいです。なので、実際に何かに適用してみましょう。

ビジネスが上手くいかない人が多いのは、ほとんどの人は、労働者の教育を受けているからです。

労働者の教育を受けると、起業の世界は、現状の外になります。だから、知っているだけでは変われなくて、キックをして転んでしまうわけです。

キックをして転ぶのはまだいい方で、キック自体しない人が多いので、稼げないコーチが多いです。

まずは転んでもいいので、キックをしてみましょう。実際に30万円以上の商品を作って、成約する、ということをしてみてください。

どこかにブレーキがあると、成約できません。

30万円という金額にビビって、そもそも商品を作れないとか、お客さんを目の前にしてオファーできないとか、ホームページに掲載するだけとか、問題が生じるでしょう。

問題がある、とわかったら、それは成長できるチャンスです。そこを修正すれば、次のステージに行くことができます。

ここで言い訳をしていたら成長することはできません。現実と向き合うことが必要です。本当に稼ぎたい人は、向き合って、乗り越えることができます。

今回はマインドセットを学んでも成功できない理由についてお話ししました。

本や、セミナー、教材などで、「知っている」レベルの人はたくさんいます。しかし、知っていても、使えるわけではありません。

本当に使えるようになるには、ゴールを設定して、そのためにマインドの法則を使ってみましょう。そうすると、使えていない場合は、何か問題が生じます。

そこをクリアすることで、あなたも稼げるコーチになることができます。

マインドセットを身につけて、最短で成功してくださいね。

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