コラム

本物の苫米地式コーチと、偽物の苫米地式コーチとは ~苫米地博士の”話題の”ブログ記事を解説する~

苫米地博士のブログを解説することで、本物の苫米地式コーチと偽物の苫米地式コーチの区分についてみなさんに正しく理解してもらおうと思う。特に苫米地式コーチを名乗っている人たちには、自分が本当に苫米地式コーチを名乗れるか、チェックしてみて欲しい。

※追記 苫米地英人氏の契約違反について解説しました。こちらも必見です。

結論から申し上げると、本物の苫米地式コーチとは、以下の3条件を満たす人のことを言う。

【第1条件】

認定コーチ検索

の認定コーチリストに名前があること

【第2条件】

苫米地アカデミーで1年間のインテンシブな認定プログラムを修了し、所定の審査の上、本部と契約を結んでいること。

【第3条件】

認定コーチは事前に本部所定のコーチング契約を必ずクライアントと結んでからコーチングをすること。

これらをすべて満たすのが、本物の苫米地式コーチである、というのが、今注目の苫米地博士のブログ記事の内容だ。そして、条件を満たさず苫米地式コーチを名乗る者は、「間違いなく偽物だ。」。

それでは、もう少し詳しく解説する。

参照:ドクター苫米地ブログ

『偽物のコーチングは受けない方がいいぐらい危ない。認定コーチのリストは、http://tomabechicoaching.jp/search ここにない人は偽物だ』

まず偽物のコーチの条件として、博士は以下のようにおっしゃっている。

「苫米地式認定コーチは、リストが以下にある。

認定コーチ検索

ここにない人は、いくらそれらしいことを宣伝していても偽物だ。」

言葉通りに捉えれば、リストに載っていないコーチは、たとえ苫米地博士や、他のマスターコーチの認定状があったとしても偽物である。リストに載っていなければ、認定状は何の意味もなさない。

ちなみに事実だけ申し上げると、私が認定コーチになった時には、このサイト自体が存在していなかった。そもそも、コーチを紹介するという目的で設立されたサイトだが、いつの間にか、このサイトこそが、本物の苫米地式コーチの証となっているようだ。これは、私が知っている限り、博士のブログで初めて出てきた話である。

これが【第1条件】である。ブログの題名にもなっているため、最も重要な要件と言えるかもしれない。

そして、次は、【第2条件】。当該箇所を引用する。

「苫米地式を名乗れるコーチは、苫米地アカデミーで1年間のインテンシブな認定プログラムを修了し、所定の審査の上、本部と契約を結んだ認定コーチだけだ。」

ここに当てはめれば、苫米地アカデミー未受講であったり、アカデミーを半期だけしか受けていないコーチは、苫米地式コーチを名乗っていても全員偽物である。

ちなみに、リストに載っていても、苫米地アカデミーで1年間のインテンシブな認定プログラムを修了し、所定の審査の上、本部と契約を結んでいない認定コーチが私を含め多数いる。私が認定を受けた時は、苫米地アカデミーはなかったし、審査も本部もなかった。

最後に【第3条件】。ブログでは以下のように記載されている。

「認定コーチは事前に本部所定のコーチング契約を必ずクライアントと結んでからコーチングをする。それら手続きを踏んでない人は間違いなく偽物だ。」

リストに載っていて、アカデミーを受けていても、所定の契約をしない時点で偽物であるということだ。

私はこの話も苫米地博士のブログで初めて知った。もちろん契約の書式など見たこともなかった。これは私だけに限らない。

苫米地博士は本物の数学者だ。上記3つの条件は、矛盾していないと考えられる。もっとも、苫米地博士がいつもおっしゃっている、不完全性定理があるので、絶対に正しいとは言い切れないが。

ストレートに理解すれば、上記3つのすべての条件を満たすコーチを本物の苫米地式コーチだ。

例えば、リストに入っていても、アカデミーの審査を通っていなかったり、所定の契約書を使っていないコーチは偽物である。もちろんリストに載っていなければ、偽物だ。

この場合私は残念ながら本物から外れてしまう。また、偽物認定されるコーチが、多数出ることになるだろう。偽物認定を脱するには、苫米地アカデミーを受けて、審査(レベルチェック?)を受け、所定の契約書を使わなければならない。

さて、もう一つ考えられることがある。認定コーチリストを、もっとも重視した場合だ。タイトルにもなっているくらいだから、ここに重点を置いてみる。こうすると、偽物認定されるコーチは少なくなるだろう。

つまり、こうだ。

認定コーチリストに載っているコーチは、本物のコーチの条件をすべて満たしている、ということである。

認定コーチリストを作っているのは苫米地博士が代表である会社の、苫米地式コーチング事務局であるので、当然本物のコーチの条件を把握し、条件に当てはまるコーチを掲載していると考えられる。(もっとも、もしそうでなければ、リストの信頼性が揺らぐことになるが)

この場合、私はリストに載っているので、苫米地アカデミーを1年受け、無事審査(レベルチェック?)を通過し、所定の契約書を使用していることになる。もちろん、今のところどれも当てはまっていない。しかし、現実は無視しよう。幸運なことに、苫米地博士公認で、私はこれらの条件を満たしていることになる。

以上、本物の苫米地式コーチと、偽物の苫米地式コーチの条件について解説をしてみた。

追記:

本物の苫米地式コーチの、第4の条件として、過去を一切話題にしない、というのも付け加えておく。

「クライアントの過去について、質問したり、話題にする自称苫米地式コーチがいたら、それは偽物だ。本物の苫米地式コーチは、一切過去を話題にしない。」

これは以前から苫米地博士が言っていることだ。

★追追記:時間は未来から過去に流れるという苫米地英人氏の時間論への批判と新しい時間モデル

苫米地英人氏の時間論で苫米地式コーチングの根幹ともなっている、時間は未来から過去に一方向にしか流れないことに対してその間違いを指摘し、また時間の扱いについてより洗練されたモデルを発案したので解説しました。

本記事の通り、本物の苫米地式コーチの4つ目の条件として出されており、苫米地式コーチング公式サイトにおいても記載されている重要な概念です。

時間は未来から過去に一方向に流れるわけではない。苫米地英人氏の時間論への批判と、新しい時間論のモデルで詳しく解説しましたのでご覧ください。

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