目標設定

目標へのモチベーションを高める4つの質問

目標やゴールを設定しても、長続きしなかったり、やる気が出ないときの対処法についてお話します。やる気、モチベーションがないと、目標やゴールを達成することができません。そんなとき、根性でやり続けるのも良いですが、その前にやる気やモチベーションが高まるようにしてみましょう。

今目の前の問題にこだわるのではなく、視点を上げて客観的に見てみると解決します。やる気やモチベーションが落ちたときには、一度立ち止まって、冷静に考えて見ることが有効です。今回はその具体的な考え方や、方法について解説します。

モチベーションは上位目標から高めよう

目標へのやる気を高めるためには、より上位の目標から考えることが有効です。例えば、英語のTOEICの点数を上げる目標があったとき、その目標自体だけでなく「会社での評価を上げる」「給料をアップさせる」などの、「何のためにやるか」をはっきりさせます。

今の目標は何のために目指しているのか

上位目標を見つける最初の質問は、「何のためにやるのか」です。何か目指すものがあるとき、その達成方法だけ見ていると、やる気がなくなることがあります。単語を何個覚えないと、とか、問題集をやらないと、などと考えて「単語を覚えるは面倒だな」とおっくうになってやめてしまうのです。これは目標の下の具体的な方法に目がいっている状態です。

そうではなくて、上位の目標に着目しましょう。「この単語を覚えることで、給料アップする」と考えられれば、モチベーションが高まります。今やっていることは、何のためなのか、ということを掘り下げて考えてみましょう。

目標を達成できたとしたら何をしたいのか

上位の目標を知るためには、目標達成したその先も考えてみましょう。「TOEICが800点取れたら、海外とのビジネスに関われるかもしれない」という感じです。先まで見据えることで、今やっていることの意義がわかり、辛いことであっても乗り越えることができます。

目標を達成して、そこで終わり、と思っていると、モチベーションが下がる可能性があります。もっと先へ進もうという気持ちがなくなってしまうからです。達成を目前にして、「もうだいたいできたし、いいかな」と、無意識で思ってしまします。

また、大学に合格することだけ考えている受験生が、合格した途端に勉強をやめてしまうように、目標が達成したらやる気がなくなってしまうこともあります。そうならないように、先の目的まで考えておくのです。例えば、「受験に合格したら、大学でたくさん学ぼう」と考えていれば、今の勉強にももっとやる気が出てきます。このように、達成後に何をしたいのかを考えておきましょう。

この目標は誰のために役立つだろうか

人間は社会的な動物です。そのため、他人の存在が重要になります。何かするときも、自分だけのためになると思うよりも、人に役立ったり貢献できたりすると思う方が、喜びも大きく、モチベーションも高くなるのです。他人に役立つことが上位目標になれば、強いパワーを生み出すことができます。

例えば、「この資格を取ると、給料が上がる。そうすると、子供にいい教育を受けさせることができる」「後輩や同僚に勉強法を教えてあげられる」という感じで、他人のことを目標に入れます。そうすることで、自分一人では諦めてしまうようなことでも、やり遂げることができるのです。

上位目標にとって、どんな意味があるのか

以上のように、上位の目標をはっきりさせていったら、そこから、今の目標や、やっていることが、上位の目標に対してどんな意味があるのか、を考えていきましょう。必要性を認識するのです。例えば、「将来世界を相手に仕事をしたい、だから今英語の勉強をする」というふうに考えます。

このとき、自分が納得できることが大切です。しっかりとした理由を考えてみましょう。自分が取り組むことが、上位の目標にとって意味のあることだ、と思えれば、モチベーションが高まります。反対に、無意味なことだと思ってしまうと、もうできなくなってしまうのです。

とにかく穴を3m掘ってください、と言われても、何の意味があるか分からなければ、やる気は出てきません。しかしそれが、歴史に残るような立派な建築の基礎になる、とわかったら、気持ちが変わります。「建物がグラグラしないように、しっかり良い穴を掘ろう」と、高いモチベーションで取り組むことができるでしょう。

このように、上位の目標と、下位の目標のつながりがはっきりすれば、迷うことなく取り組めるようになるのです。

あなたの目標に意義を見出して、やる気を高めよう

やる気やモチベーションが落ちたとき、目の前のことだけではなく、視点を上げてみましょう。何のためにこれをしているのか、その先に待っている未来、誰のためなのか、などを考えることで、より上位にある目的を見つけることができます。そして、それに対して今自分が取り組んでいることが、どんな意味を持っているのかをはっきりとさせましょう。

人は、未来の希望や、自分自身よりも大きなものが認識できていると、そのためにパワーを発揮することができます。上位の目標を意識することで、高いモチベーションを得て、やりたいことを実現していきましょう。

やりたいことがない人が夢や目標を見つける方法前のページ

夢の実現を遠ざける、「生命力が下がる6つの行為」次のページ

関連記事

  1. 目標設定

    自分のお金を使わずに夢を実現する

    他人のお金を使って夢を叶えようこんばんは!石切山です。…

  2. 目標設定

    コンフォートゾーンが周りとずれたときの対処法

    コンフォートゾーンが友達とずれることは気にしないで、ゴールに集中しまし…

  3. 目標設定

    ゴール設定すればトラウマは解消する

    ゴール設定することで、トラウマは解消されます。トラウマを解消し…

  4. 目標設定

    「親を全否定」して「ゴールの世界」を手に入れよう

    私たちのコンフォートゾーンや習慣に、一番大きな影響を及ぼしているものっ…

  5. 目標設定

    ゴールのための効果的なスケジューリング

    スケジュール帳が予定で埋まってないと不安だと感じたことはありますか?毎…

  6. 目標設定

    「1年のゴール設定」を成功させる「5ステップ」

    「この1年で○○するぞ!」という目標を立てる人がよくいますが、「今年こ…

稼げるコーチ養成講座メルマガ登録

Amazon著者ページ(電子書籍一覧)

全記事一覧

有料記事一覧

  1. ビジネスマインド

    言い訳がうまいほど成功できない
  2. ビジネスマインド

    勉強や努力を手放す
  3. コーチング

    ゴールに集中するための「嫌いな人への対処法」
  4. ビジネスマインド

    稼げる正しい思考の仕方
  5. コーチング

    誤解されている「ゴールと感情の関係」とは
PAGE TOP