自分の人生を変えたい、現状に不満があって何とかしたいという人はたくさんいます。しかし、そう思ってはいても実際に人生を変えられる人ばかりではありません。現状に不満はあると言っても、それほど強烈に悪いわけではないので、何となく過ごしてしまう人が多いのです。こんな風にしていると、なかなか人生を変えることはできません。
人生を変えるためには、何となく進んで行く現状を断ち切って、新しいことをしなければなりません。では具体的にどうしたらいいのかを、解説していきます。これからお話することを実践していただけば必ずあなたの人生は変わります。
あなたの人生を劇的に変える5つの方法
やりたいことを自分からやる
まず、あなたがすることは「やりたいことをやること」です。ほとんどの人は、自分がやりたいことではなくて、何となく社会的に良いとされていることをしています。例えば、会社に勤めて給料をもらう、土日は家族サービスをする、マイホームを買ってローンを払う、親戚や友達付き合いなどです。
これらは、やりたいことというより、義務でやっている場合が多いです。あなたが今1日、1か月、1年の中でやっていることを思い出してみてください。その中で、望んでしていることがどれくらいあるのか考えてみましょう。こうしないといけないからとか、これが普通だから、義務だからとやっていることばかりだとしたら、自分の人生を生きていないことになります。
人生をコントロールして、望む生き方や幸せを手にしたいと思うなら、自分の意志でやりたいことをやりましょう。何となくではなく、意識的になってください。やりたかったけど我慢していたこと、挑戦したいけど無理だと思っていたこと、子供の頃に好きだったことなど。どんなことでもいいので、自分からやりたいことを始めましょう。
夢や目標を持つ
人生を変えるためにはエネルギーが必要です。人間には慣れ親しんだ場所に留まりたいという性質があります。いつもと同じ仕事、いつもと同じ友達、いつもと同じ行動パターンなどを動かすのは大変なことです。あなたが仮に何か変えようと思っても、周りからの反発があります。周りの人も、同じ環境を保ちたいと思っていることが多いからです。
ここを抜け出すためには、強い目的意識が必要です。それを作るために、夢や目標を持ちましょう。そこから現状を抜け出すエネルギーが生まれます。もちろん、自分がやりたいことをするのです。例えば、勉強したかった資格を取るという目標を立てたり、もっと困難な夢を持ったりします。今の生活と離れていればいるほど、現状を抜け出す力になります。
夢や目標が決まると、他のこともそれに合わせて変わっていきます。変わらないと、それは達成できないからです。資格の試験の前になったら、勉強時間を増やさないといけないかもしれません。そうしたら、仕事を早く切り上げたり、上司に理解してもらったり、飲み会をキャンセルしたり、といった変化が生まれます。
また大きな夢を持てば、今の仕事を続けていてはダメだなとか、全く新しい人間関係が必要だ、などといったことを思い始めます。すると、現状が急に色褪せて見えたり、新しいことに目が向くようになって、人生が変わっていくのです。
自分を客観的に見る
現状を何となく過ごしてしまわないためにも、今の自分を客観的に見ることが大切です。まあまあ健康だなと思っている人でも、健康診断でひどい結果が出れば、生活を改めようという気になります。こんな風に、今の自分を把握することで、自分が変わるきっかけになるのです。
夢や目標を持っていれば、なおさらのことです。腹筋を6つに割りたいと思っているのに、お腹がぶよぶよだったら話になりません。しかし、多くの人は今の自分を客観的に見ないので、同じようなことをしてしまっています。目標を作っても、まあ何となくやってれば叶うな、と思っているのです。これは三段腹の人が、「真ん中に線を入れたら6パックだな、俺もなかなかイケてる」と考えるのと同じです。
もし本当に、今のままで何となくで叶うことなら、夢でも目標でもありません。自分が変わらないでできてしまうことだからです。その場合、目標が間違っているか、自分を客観的に見れていないかのどちらかです。目標が間違っている場合は、自分が変わらなければ達成できない目標にしましょう。客観視できていない場合は、思い込みを外してもう一度やってみてください。
自分の状況を客観的に見ることで、何を変えたいのか、どうしたいのかが明確になります。そうすることで、人生を変えるための強いモチベーションが出てくるのです。自分が日々何をどのくらいしているか、どんな行動パターンがあるか、収入と支出はいくらか、健康状態はどうか、などいろんなことを客観視してみましょう。できない場合は、周りの人や、専門家に頼むのもいいです。
現状が続いた先の未来を考える
自分の現状がわかったら、その状態がこのままずっと続いたらどうなるのかを想像してみてください。運動不足の人だったら「このままいったら、年をとるごとに体が弱っていき、寝たきりになるな」とか、テレビばかり見ている人なら「だんだん頭が悪くなって、勉強熱心な若手にどんどん先を越されるな」というふうに想像してみます。
1日単位だと、あまり影響がないと感じることでも、10年20年未来を考えると、どんな影響があるのかわかります。良いことだったら続ければいいですが、良くない結果になることをしていたなら、このままではまずいという気持ちが生まれるでしょう。
また、未来に目標や夢が叶っている自分と、今のまま過ごした自分を比べてみてください。1年後腹筋が割れている自分と、1年後お腹が三段でいい感じだと思っている自分を比べたら、人生を変えたいというエネルギーが出てきます。
夢や目標のために必要なことをする
ここまで来たら、人生を変えたいという気持ちも高まっていることでしょう。次は、夢や目標を叶えるために、実際に行動に移すのです。これから何をしていきたいか、考えてみましょう。理想の未来と、現実のギャップをつかめた人なら、どんなことをしたらいいか、自然と思いつくはずです。
あなたが、「こうしたい」と思うことをやってみてください。その方法が良い場合もあるし、失敗することもあるでしょう。しかし、やってみることが大切です。失敗したとしても、他のやり方の方が良いと気づくことができるので、本当の意味の失敗ではありません。
もしかしたら、夢や目標を叶えるやり方が全部見えないかもしれません。しかし、それでいいのです。やり方がわからないということは、今自分ができる範囲の外のことをしようとしているということです。だから、むしろわからないくらいの方が良いのです。
人生を変えるためのエネルギーを作り出そう
人生を変えるためには、しっかりと根付いてしまった今の生活を変えるための強いエネルギーが必要です。その力があれば、あなたの現実は変わっていくでしょう。そのためには、まずやりたいことをやりましょう。やりたいことをすると、自然とモチベーションを高めてくれて、エネルギーが出てきます。そして、夢や目標を作って、変わるための強い理由を持つのです。
そうしたら、客観的に自分を見て、現状のままの未来がどうなるか考えてください。理想の未来と、ここままの延長の未来のギャップをはっきりと認識することで、今の状態から抜け出そうとするパワーが出てきます。そして、自然とやるべきこと、やりたいことも見えてくるのです。それらを行動に移せばあなたの人生は確実に変わります。