マインド

マインドを強化する5つの方法



マインドは、手で触れたり、目で見たりできないものですが、実は鍛えて強くすることができるのです。マインドを強化する具体的な方法や考え方についてお話ししていきます。

マインドは強化できるの?

心やメンタルは、実体がないので強くすることができないという人たちもいます。しかし私はそうは思いません。

心やメンタルなどは、脳の働きです。脳の反応を速くしたり、神経を太くすることは可能ですね。そんな風に、強化や鍛えるとは何かを決めれば、強化することができます。

実は、筋肉にも実体はないのですが、筋肉を強化することはできますね。

神経や筋繊維が束になっているのが筋肉ですが、突き詰めれば個々の細胞や、水分などで作られています。それを私たちが筋肉と名付けているだけなのです。

すると、「筋肉なんて、たんぱく質の結合に過ぎない。強くすることはできない」と言えてしまいます。ただ私たちは、筋肉を強くすると言えば、どういうことかわかります。

例えば、重いものを持ち上げたり、持久力をあげたり、筋繊維を太くするなどを強化と言います。要するに、抽象的な表現をどう定義するか、ということが大切なのです。

マインドを強化するとは

マインドを強化するとはどういうことか、定義すれば、強化できます。逆に、定義しないで、漠然とマインド強化、と思ってもできません。

これは、個々に決めれば良いことですが、コーチングの視点から、私が「マインドを強化する」ことを定義して、話を進めようと思います。

つまり、マインドを強化するとは、「ゴール達成に必要な認知パターンや思考などの、脳の機能を高める」ことです。

そのために必要な方法を、5つご紹介しましょう!

マインドを強化する5つの方法

ゴールや目標を設定する

ゴール設定や目標設定はコーチングにおいて、最も重要なポイントです。まず、ゴールという目標がなければ、強化することもできません。

ゴール設定のルールは

1、やりたいことであること
2、現状の外側であること

これらが整うことで、脳がゴール達成に向けて大きく動き出します。マインドを強化する上で最も重要な部分です。ここを外して、やりたくないことをやったりすると、脳はゴールと逆方向に動こうとしてしまいます。

ポジティブな考え方を身につける

ポジティブな考え方には2つの要素があります。

1、物事の良い面を見れるようになる
2、ゴールに向かって前向きになる

の2つです。

物事の良い面を見れるようにする

ポジティブ思考というと、よく批判されるのが、「楽観主義ではないか」ということです。たとえばコップに半分水が入っていたら、「半分も入っている」と考えることです。

確かに、この考え方は、単に見方を変えているだけで、客観的に見えているわけではありません。それゆえに、楽観的だという印象を受けるでしょう。

しかし、悪い方にだけ考えてしまう人も多いので、いろいろな見方ができるようになった方が、精神が安定します。「私には価値がない、こんなゴールはやめよう」というような思考は、ゴール達成に悪い影響ばかりです。

ポジティブな面を見るのが苦手な人は、ポジティブな面を見るようにトレーニングすることで、より高い視点に立つことができるようになります。

「私には、価値がないなんてことはない。こんなこともできる」

このように認知パターンを増やすことは、認知行動療法でも行われていることです。認知パターンを増やすことによって改善される気分は、ゴール達成能力に対する自己評価(エフィカシー)に影響があります。

具体的な方法はセルフコーチングにオススメの本と具体的方法を参考にすると良いでしょう。

ゴールに向かって前向きになる

以上を踏まえた上で、ポジティブな考え方とは、ゴールに向かって前向きになるマインドです。これは楽観主義とは少し違い、トラブルや、リスクにも目を向ける思考です。

コップに水が半分入っていたら、「なんでここにコップがあるのか」「この水は飲めるのか」など客観的に考え、目標に向かって前進できるマインドです。

こうした思考を強化するには、普段から、いろいろな角度で物事を見るようにすることです。楽観的な見方、悲観的な見方はもちろん、目の前のことをよく観察することが必要です。

また、ゴールをルールに沿って設定することが重要です。未来に楽しみなことがあれば、それが前向きな思考のエネルギーになり、トラブルや課題に対しても前向きに対処できるようになれます。

ネガティブな考え方を修正する

ネガティブな考え方は、ゴールを邪魔する思考です。ゴールや目標を設定した時に、「自分にはできない」「私には能力がない」と思っていると、ゴールに向かって進むことができなくなります。

ちょうど、前向きな思考の逆向きに働く、ゴールを後退させる考え方です。こうした考え方に気づいて、修正していくことで、ゴールに向かって行動を起こすことができるようになります。

ここでは具体的な方法を1つご紹介しましょう。

しかしー反論法

ゴールを邪魔する思考への対処法として、「しかしー反論法」をご紹介しましょう。こちらは『いやな気分よさようなら』で紹介されているワークです。

「しかしー反論法」はいたってシンプルです。まず紙に縦線を引いて、2つの欄に分けます。そして、左側がしかしの欄、そして右側が「しかしー反論」の欄です。

たとえば、新しいチャレンジングな本を一冊読もうとした時に、「しかし、自分には難しくて読めないだろう」というネガティブな考えが浮かんできたとします。

そうしたら、この考えを左側に書きます。そして、右に向かって矢印を引き、右の欄に反論を書きます。たとえば、「まだ読んだこともないじゃないか。とりあえず、読んでみたら、意外と読めるかもしれない」という感じです。

さらに、その反論から左下に矢印を引き、左の欄に「しかし」を書きます。「しかし、読み終えるのにすごく時間がかかるだろう。途方もなく感じる」そして、そこから右に矢印を引き、右側の欄で再反論します。「今日だけで読み終える必要はない。少しずつ時間をかければいいだろう」

このようにして、反論を繰り返していくのです。これを前向きになるまでやります。頭の中でやろうとしないで、紙に書いてやることが大切です。

ゴールから逆算する

ゴールから逆算して、現在自分があるべき姿を明確にします。コーチング用語では「コンフォートゾーン」と言います。たとえば、ゴールが「みんなを健康にする運動プログラムを作りたい」だとします。

そのゴールから逆算して、今スポーツトレーナーの資格を持っている必要がある、というふうに、コンフォートゾーンを設定するのです。もちろん、逆算した結果は、人によって様々になります。

現状の外側の途方もないゴールを設定しても、何をしたらいいかわからない、という問題が起こりやすいですが、ゴールから見て今何が必要かを明確にすることで、具体的な行動につながるエネルギーを生み出すことができるのです。

目の前のことに取り組む

そして、コンフォートゾーンができたら、目の前のことに取り組んでいきます。たとえば、スポーツトレーナーの資格が必要なら、そのための勉強に集中します。

そうすることで、具体的にゴールが前向きに進んで行くことになります。ゴールを設定して悩んでいるだけというのでは、マインドは強化されていきません。ゴールを設定した上で、目の前のやりたいことに集中するという考え方が必要なのです。

まとめ

以上のように、マインドを強化する方法を学んで実践していただければ、ゴール達成に必要な考え方やエネルギーを効率的に生み出すことができるようになります。このようなやり方が身について当たり前になってくれば、マインドがしっかりと強化されたということなのです。

マインドは、実体がありませんが、強化することは可能です。強化するとは、ゴール達成に必要な効率的な考え方や認知パターンなどを身につけることです。5つの方法を実践することで、マインドの正しい使い方を見につけ、ゴール達成に必要な脳の機能を高めることができます。




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