脳科学

前頭葉をレベルアップする脳科学

これから、ニューヨークのブルックリンに行ってきます。ある仕事のために行くのですが、どんなものかは、また後日公開しますね!

今日は私が海外に行ったときに気づいた、「前頭葉のレベルを上げる方法」という話をします。脳には前頭葉という部位があります。頭の前の方にあり、目やおでこの裏の部分にある脳の部位です。この前頭葉は、思考や判断など、ものごとの認識を司っています。

新しいゴールや、ゴール達成方法は、自分が認識できていない、盲点になっている部分にあります。努力しているのに、現実が変わっていかないとしたら、自分が認識できる範囲内しか見えていないからです。これが見えるようになればいいのですが、そのためには前頭葉の認識レベルを上げる必要があります。

前頭葉の脳科学

まず、前頭葉について少し解説していきますね。脳の中の司令塔のような役割をしています。考えたり、計画を立てたり、モチベーションを出したり、いろんな情報を統合するのが前頭葉の働きです。

人間は、この部位が非常に発達しています。脳科学辞典の前頭前野(前頭葉)のページを参考に見ていきましょう。脳の中で占める割合が、「ネコで3.5%、イヌで7%、サルで11.5%、チンパンジーで17%であるのに対し、ヒトでは29%」となっています。

この前頭葉のおかげで、人間は他の動物よりも複雑な思考をしたり、遠い未来の計画まで立てることができるのです。

前頭葉が傷ついたり、切り取ったりするとやる気がなくなる、推理や計画ができない、集中力がなくなる、などの人格の変化が起こります。昔行われていた「ロボトミー」という、前頭葉を切り取る手術をされた人は、人格が変わってしまい、この悪影響が問題になって、ロボトミーは行われなくなりました。

また、料理を作るなどの、複雑な思考ができなくなります。料理は、同時に処理したり、計画を立てたり、推理をしたりというかなりレベルの高い行動です。こうしたことが、前頭葉が傷つくとできなくなります。

前頭葉の「認識レベル」とは

このように、前頭葉は思考や、認識を扱っているのです。自分が認識できる範囲を広げるためには、今よりも高いレベルの思考や認識をできるようになる必要があります。

認識のレベルというと、偉そうですが誰でもできることです。認識のレベルとは、情報空間での視点の高さのことを言います。情報空間というのは、目で見たり、手で触ったりできない、言葉や概念などの世界のことです。

情報空間で視点を高くするというのは、こういうことです。たとえば、ネズミは、情報的に視点を上げると、哺乳類です。もっと上げれば、四足動物です。こういう風に、レベルを上げていけばいいわけです。

もっと厳密に言うと、「情報量を減らす」ということです。「ネズミのチュー太」がいたとしましょう。チュー太は、ネズミの中の1匹ですね。ここから、情報量を減らしてみます。チュー太という名前をなくしてみましょう。すると、「ネズミ」になります。

また「ネズミ」は、哺乳類の中のネズミです。では、ネズミという情報を取ってしまいましょう。すると、「哺乳類」となります。このように情報を減らしていくと、どんどん視点が上がっていくことがわかるでしょう。

前頭葉のレベルが上がった瞬間

以前、ニューヨークに行って日本に帰ってきた時のことです。空港からバスに乗り換えて、JRに乗り換えた時のことです。電車に乗った瞬間に、中吊り広告とかちかちかするモニターの動画が目に飛び込んできました。

その時に、パーンと視点が一個上がったことに気がつきました。具体的には、日本は東アジア文化圏にあることに気づいたのです。もちろん、知識としては「知っていた」のですがもっとはっきりと「つながった!」という感じです。

たとえば、芸能人の髪型とか、流行る顔とか化粧の感じ、デザインなどが、中国、朝鮮と同じノリだなと、はっきりわかりました。みなさんも、人気のタレントなどを見比べてみたらわかると思います。

東アジアで流行っているようなスタイルは、欧米圏ではほとんど見られません。日本のアイドルとか韓流アイドルみたいなスタイルの人がニューヨークにいると、浮いてしまうと思います。

視点を上げればひとくくりにできる

日本にいると、「いや、中国と朝鮮と日本は全然違うよ」と思う人もいるかも知れません。こういうことを言うと怒り出す人もいます。ですが、同じ文化であることは間違いないと私は感じました。

アメリカとヨーロッパは、日本人からみたら、「欧米」というくらいで、あまり違いがわからないで一緒くたにしている人が多いと思います。なんで、同じ人たちが戦争なんかするんだろう、と疑問に思う人もいるのではないでしょうか。

しかし、ヨーロッパとアメリカは、よく見ると全然違うと言うこともできるし、お互いに違うと思っています。ヨーロッパではアメリカをバカにする文化もあるくらいです。

何が起こっているのか、というと、情報が切り捨てられている、ということです。東アジアを同じだと思っている時は、細かい顔立ちとか、服装とか、言語とかの違いはたくさんありますが、そういうのを無視すると、全部同じじゃんということになります。

ヨーロッパとアメリカだって、細かい違いは切り捨てて、「どっちにしろキリスト教文化圏じゃん」と見ることもできます(違う宗教の人も多いですが、それも無視しています)。細かいところは無視して、大枠で見ると言い換えても良いです。

これが、情報的に視点が上がるということです。

前頭葉がレベルアップした世界

もちろん、いろんな視点を取れた方がいいのですが、視点をもっと上げて、みんなが、同じ人間なんだということに気づけば戦争はなくなると思います。細かい違いを無視した視点を作ると言うことです。

同じアジア人の中でも、ささいな違いで衝突したり、争いになったりします。もっと言うと、同じ国の中でもですね。細かい違いも大事ですが、基本的なところで大きな視点を持っていれば、より平和なっていくでしょう。

また、人間以外のその他の生物も、みんな同じだと思ったら、もっと配慮できるようになるでしょう。社会的にも、地位とか、経済レベルとかを無視してしまえば、みんな同じですね。そうすると、他の人に配慮することができますし、「俺は偉いから、俺の言う通りにしろ」と言うような人もいなくなるはずです。

前頭葉のレベルを上げる脳科学

前頭葉のレベルを上げるにはどうしたらいいでしょうか。それには、日常的に情報の視点を高くすることが有効です。

私たちは、目の前の人やモノを、そのまま見てしまいがちですが、視点を上げて認識してみるのです。例えば、パソコンが目の前にあるとします。そうしたら、パソコンという情報を取ってしまって、「機械」というふうに見てみるのです。

あるいは、仕事をしている時も、目の前の作業だけではなく、上のレベルで見てみます。領収書をまとめている時に、「領収書をまとめる仕事」と認識するのではなく、視点を上げて「経理」と考えてみます。また、もっと上げて「事業」としてみても良いでしょう。

こうしたことは、日常の場面でいくらでもできることです。いつも当たり前のように認識していることを、ふと立ち止まって、視点を上げて再認識してみてください。

練習することで、視点を上げて考えることが楽にできるようになります。そして、それによって新しい情報が手に入り、生産性も上がります。例えば仕事でも、会社単位ではなくて、「業界」と視点を上げることができれば、業界の動きにも注意してビジネスをすることができます。

そして、新しい認識ができることで、新しいゴールや目標が見つかったり、ゴールに必要な情報や手段が見えてくるようになるのです。前頭葉の認識レベルを上げることは、ゴール達成の強力なツールになります。

日常のいろいろな場面で、前頭葉のレベルを上げる練習をしてみてくださいね。ちなみに海外に行くと、認識が大きく変わって、視点が高くなります。海外に行くのもおすすめします!

まとめ

目標やゴールの達成方法が見えないのは、脳に認識の盲点があるからです。これを見えるようにするには、前頭葉の認識レベルを上げることが必要です。

前頭葉は、脳の中でも思考や推理、モチベーションなどのハイレベルな機能を持っています。私たちの認識を作り出しているのです。前頭葉の認識のレベルを上げることで、様々な情報が入ってくるようになります。

前頭葉のレベルを上げるのに必要なのが、情報空間の視点の高さです。情報を減らしていくことで、情報的に視点を上げることができます。

日常生活や仕事の中で、目の前のことを、高い視点で見る練習をすることで、前頭葉のレベルを上げることができるようになります。また、海外に行くことは、自然と視点が高くなるので、おすすめします。

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